2012年 7月

見習うべき「子ども国会」

参議院本会議場での首相答弁に対し何のヤジもなく聞き入る議員に向かって、野田首相が「首相になってから初めてずっと静かに聞いてもらえた。その見事な態度に心から敬意を表します」と感謝の意を表した。昨日行われた小学生150人が参加した「子ども国会」でのことだ。子ども達は他人の意見を聞くときは静かに聞くことを教育されている。果たして現役国会議員達は何かを感じたのだろうか。国会では連日激しいヤジが飛び交うのが日常茶飯事。ヤジは新人議員の初仕事に位置付けられている。日本の国会では何故このようにヤジの応酬しかないのだろうかを考えてみた。まず質問者に論理的質問能力が欠如していて、回答者の真面な回答を引き出す質問が出来ない。引き出すことが出来ないので必然的に相手を感情で罵倒することになるから、増々質問の核心から遠ざかってしまう。一方回答する側は質問内容を聞かずに予め用意した回答メモを読むだけだから、時々質問にないことに回答する珍事も発生する。回答者は的確に回答することことよりも、如何に質問の内容をはぐらかすかが名回答と思い違いをしているから、真面な回答は望むべくもない。要するに質問者も回答者もディベート能力ゼロ。今後国会議員になろうとする者には、選挙前に小学校研修が科せられることになっても不思議ではない状況にある。

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行革が増税の前提条件というウソ

政府は行革を増税の前提条件と言い続けてきたが、どうやらウソがバレバレだ。消費増税関連法案だけが成立し、行革関係法案は先送りされることになる。消費増税は行革と抱き合わせだから国民は増税を容認してきたが、案の定民主は国民を裏切りペテン師と化した。一方審議時間が足りないと言いながら、降って湧いたような都構想法案は与野党7会派の共同提出で成立することになる。これは既存政党の大阪維新に対する単なるおべっかに過ぎない。難しい課題を先送りする政治家には政治を行う資格はない。安易な都構想法案が自らの首を絞めることになる。次期選挙では国民の怒りが爆発し既存政党に鉄槌を下すことになることは間違いない。早く来い総選挙。

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王子製紙の中国進出失敗

中国の経済開発区に誘致された王子製紙の工場計画が、排水に発がん性物質が含まれていているとのことで住民の抗議デモに見舞われ、南通市政府はこのプロジェクトを永遠に停止することにしたとのこと。ウッドパルプと紙の工場と火力発電所及び汚水処理場の排水を100km離れた海に放流する計画で、反対しているのは放流先の漁民。王子製紙は日本と中国の環境基準に従って浄化処理していて、健康、環境への影響は無いと主張しているが。100kmといえば、東京の排水を熱海で放流するのと同じ。熱海の住民が反対するのは当然だろう。しかし一昔前の中国ではこのような反対などはなかった。中国人が文化的に一歩前進した証と見るべきなのかもしれないし、反対に反日思想の教育結果かもしれない。いずれにしても「中国は世界の工場」という位置付けが全くなくなってしまった決定的な実証例だろう。この歴史的な流れの中で、中国進出を図る王子製紙は頓馬な企業の一つと言えるのではないのだろうか。

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センスが劣るロンドン五輪

ロンドン五輪が開幕した。開会前にサッカーは男女とも先勝し幸先の良いスタートを切った。テレビでちょっと垣間見ただけなので全体像は分からないが若干違和感を覚えることがあった。まずは会場。ちゃちな作りでデザインもダサい。まるで地方巡業のサーカス小屋のように見える。閉会後取り壊すことを前提にしているのかは知らないが、五輪の精神である健全な肉体を作るためにも恒久的なスポーツ施設にした方が理にかなっていると思った。それから配色。ホッケー場は緑ではなく、青そして周りはなんとピンク。2012年五輪のロゴに合わせた色らしいが、この色がいつものスポーツを違うスポーツに変えてしまっている。今までの五輪のロゴはセンスの良いものが多かったが、ロンドンのロゴは最低だ。制作に9000万円もかけてこのロゴだからロンドン中が御冠とのこと。肯ける。イギリスの料理は不味いことで有名だが、美的センスも拙いことが証明されたようなものだ。この逆境の下でも選手たちには頑張ってほしいものだ。

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月とスッポン政治家

韓国の李大統領が実兄や側近の不正について国民に対し謝罪した。しかも検察の捜査結果が出る前にだ。大統領曰く「検察の捜査結果を待つのが適当ではないだろうか考えてみたが、それより先に国民に私の率直な心情を明らかにするのが今この状況で私がすることができる最小限の道理だと判断した。私の近くでこういう、真に失望に耐えないことが起きたので考えるほど悲嘆に暮れており、とても頭を上げることはできない。しかし今になって誰かを恨むこともできない。すべて私の不始末だ。どんな叱責も甘んじて受け入れる」と。一方日本では指導的立場にある政治家が政治資金絡みで秘書が捕まっても、自分は知らぬ存ぜぬを貫き通し、挙句の果ては秘書の裁量で秘書が勝手にやったことと抜かした。裁判ではどこに証拠がある、と開き直る始末。側近が立件される前に全て自分の至らなさにあると責任を表明する政治家と、証拠さえなければ立件出来ないと見定め証拠が残らないように狡賢く悪い事を承知でやる政治家の対比。まさに月とスッポンと言える。今後限りなくクロに近い政治家を「スッポン政治家」と呼ぶことにしようと思う。

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オリンパスの嫁入り先

巨額の損失隠しが発覚しオタオタしているオリンパスのお見合い相手が華やかだ。500億円程度の結納金が必要だが、お相手のソニー、フジフィルムにテルモも加わった。オリンパスの売上は医療4割、情報通信2割、映像2割でデジカメは苦戦中。オリンパス側から見ると、デジカメ援助のソニーが好き、内視鏡競合のフジは嫌い、肉食系のテルモは肌に合わないという理由でソニーが本命なのだろう。傾いた会社を立て直すための即効性は、長所を伸ばし短所を切ることだからテルモがベスト。しかしテルモと組めば医療以外の撤退は明白なので踏み切れない。今のオリンパスは、将来何を糧に生きて行くかの決断が必要だ。競争激しいデジカメは売上こそあれマイナーな事業で将来性はないことを認識すべきだ。医療に特化することがオリンパスに残された道と考えるのが正道。オーバーオールで考えて、花婿か花嫁かは分からないが、フジフィルムを選ぶのがベストだと思う。理由の第一は強い事業の強化、第二は企業風土が近い、ソニーとの相乗効果はないしテルモでは社員が浮かばれない。幸か不幸か娘のいない自分には経験出来ないが、わが娘の嫁入り先を探す親の心境と全く同じようだ。オリンパスにとっても親になりきれる経営者がいればこの難題も乗り切れるに違いない。

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「民主の敵」の実行を

小沢新党が「国民の生活が第一」の看板を持って行ってしまったので、民主が党員に新しいキャッチフレーズを募集している。かつて「日本をあきらめない」や「元気な日本を復活させる」などがあったが今一で人気がなかった。ネットでは民主を皮肉ったキャッチフレーズが花盛りだ。「国民の生活が第一」をモジッた「国民の生活が台無し」や「なんちゃって与党 民主党です」など色々。本来であれば「決断する政治、民主党」とか「改革推進で日本丸洗い」とかにしたいところだろうが、今更白々しく気恥ずかしくて掲げられまい。与党であればキャッチフレーズなどよりも実績をアピールした方が効果的だ。もし有ればの話だが。以前野田が政権交代直前に書いた「民主の敵:野田佳彦:新潮新書」を読んだことがある。議員定数削減や特別会計改革に触れていたが、実現はしなかった。政策・思想は二の次で、政権交代こそが日本を変える最高の武器と主張していたが、結果は「大山鳴動鼠一匹」に終わった。すでに民主の政権交代の意義である自民の利権切りは達成した。野田はこの本の中で「政権交代後もし民主がダメなら他の政党に変わるべきだ。政権交代を繰り返すことが日本を良くする方法だ」と述べている。このフレーズは正しい。直ちに実行すべきだ。

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失敗の政府事故調査委員会

福島原発事故の政府の事故調査・検証委員会の最終報告書が出て、これで政府、国会、民間、東電の4つの全ての調査委員会の事故報告書が出揃ったが、内容はお粗末だ。全てを纏めてみると、地震による影響は不明、放射能大量放出の原因も不明で、共通した結論は「菅・政府の不適切な対処」だけだった。このレベルの内容は委員会発足前から分かっていた事実であり調査による進展は全くなかったと言える。特に政府の事故調査委員会は発足当時から問題があり、このブログでも昨年7月14日に指摘した。事故調査委員会の目的は「事故の原因究明と再発予防対策提言」を行い、原発再稼働の判断と今後のエネルギー政策を方向付けることにあった。この目的を勘案すると、政府の事故調査委員会の答案はテストであれば30点程度の赤点で落第。しかも、畑村失敗学教授は「高放射線量のため直接原子炉を調査出来なかった」と今更ながらの言い訳をし、今後の対応について「自分は関与しない、後は国が考えること」と無責任さも発揮した。イタチの最後っ屁というやつだ。結局失敗学教授は失敗を前提に調査を行い、失敗という結果を得たことになる。ああ失敗、大失敗。

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機械遺産

後世に残すべき遺産として、文化遺産、自然遺産、危機遺産、近代化遺産、無形遺産等々色々あるが、機械遺産なるものもあるらしい。2007年に日本機械学会設立110周年を記念して設けられた制度で、学会が機械技術の発展に貢献したとして認定した記念物とのこと。機械遺産の選定基準は、社会発展に貢献した機械であることと、現存していて実際に動かせる状態であること。貢献の尺度は当然のこととして、現役であることという点がユニークだ。今年は、ウォシュレット、リコピー、ステンレス車両、吉野山ロープウェイ、最古の動力旋盤等が選ばれたとのこと。ウォシュレットの起源は米国。医療器具として誕生したが、TOTOが輸入販売後家庭用に改良した。日本での温水便座の家庭への普及率は70%以上。自分も毎日お世話になっている。発想は外国、実用化は日本、の王道を行っている。この機械遺産を知った機会に、吉野山ロープウェイが元気なうちに一度乗ってみたいものだと思った。

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アフリカを支援すべき国は

北京の「中国アフリカ協力フォーラム」で胡錦濤主席がアフリカに今後3年間で200億ドルの融資を提供すると発表した。2006年50億ドル、2009年100億ドルで今年が200億ドルだから如何に大盤振る舞いかがよく分かる。そのほか人材育成や医療援助や学術研究協力やアフリカ連合軍作りの資金提供などもあり、一見アフリカの助っ人そのものに見える。しかし現実を見ると、中国の狙いは原油、銅、ウラニウム等の資源確保にあることは明らか。それでも中国の投資が結果としてアフリカを潤すことになれば良いとは思うが、現実はかけ離れている。アフリカには中国人が中国政府発表では17万人住んでいるというが、実際は約200万人もいる。中国人の出稼ぎ集団が一か所に居住し中国村を形成し、現地のアフリカ人をこき使い労働争議が頻発している。そして富は全て中国が吸い上げる。結果として中国の投資がアフリカ諸国に富をもたらすことはない。これについて欧米は中国のアフリカ政策を「新植民地主義」と呼び批判している。欧米の主張は正しいが、かつて欧米はアフリカを植民地化した張本人なので言えた義理ではない。アフリカにとって最も信頼できるのは南米・東南アジアではないのだろうか。南米・東南アジアは欧米の植民地から脱し新興国として発展しつつある。アフリカは先輩の南米・東南アジアを見習い、南米・東南アジアは先達としてアフリカに良きサジェスチョンを与えるような関係の構築が、明日のアフリカを拓くような気がする。

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仲間の退職祝い

昔の仕事仲間が退職したので、お祝いを兼ね久し振りに気心の知れた連中数人が集まった。まずは鮮魚が売りの飲み屋で乾杯。売り通り生シラスが凄く新鮮でとても美味かった。飲み放題の時間が終わり次の店へと向かった。今度は韓国料理店。店主に韓国料理について色々教えてもらい生マッコリと海鮮チヂミを初めて体験、味はグッド。次は会社帰りの溜り場になっていた立ち飲み酒屋で再度乾杯。店主も交えて昔話で盛り上がった。最後は定番のカラオケだ。年に一度歌うか歌わないか程度に遠ざかってしまっていたが、昔より上手く歌えたような気がした。酔いのせいでそう感じたのかもしれない。午後5時から始まった飲み会も終わりは12時を過ぎていた。なんと7時間の飲み会であった。若かった頃の仲間たちとの飲み会は、昔のパワーを甦させる効果がある。気分スッキリ、これからも健康でいる努力をしようとパワーアップした一日であった。

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福島県の被ばく線量推計反対は何故

奇妙なニュースがある。原発事故を受け放射線医学総合研究所が「住民の被ばく線量推計システム」を開発したが、福島県は「住民の不安を煽る」と反対し導入が見送られたとのこと。このシステムは、Webサイトで住民が事故後の行動記録を入力すると線量の推計値が得られるというもの。もともと県による全県民対象の健康管理調査の検討委員会準備会で提案されたものだ。原発周辺の住民多数の被ばく線量を調べるには有効な方法だ。自分の被ばく線量推計値が分かれば、低ければ安心につながり、高ければ今後の医療対応につながるので、知ってプラスはあるがマイナスはないはず。国としても県としても、そのデータは将来役に立つはずだ。「住民の不安を払拭するシステム」を、県は「住民の不安を煽る」と反対。県の反対が住民を不安に駆りたて、風評被害の種を作っているように見える。

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混乱が予想されるロンドン五輪

今月27日からロンドン五輪が始まる。200以上の国が参加し26競技で競うことになるが問題も多そうだ。警備会社が契約の1万人を集められないことが間際になって判明し急遽兵士を充てるとか、交通機関マヒの恐れやセキュリティーチェックの能力オーバーでアトラクションの中止とか、ヒースロー空港のストの予定とか、テロ対策で配備する地対空ミサイルに対する周辺住民の抗議とかで「しけた五輪」と酷評されているとか。基本的な問題が多い五輪になりそうだ。意外なのがサッカー不人気によるチケット50万枚のキャンセル。イギリスはFIFAに、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4協会が加盟しており、今まではイングランド単独チームがイギリス代表として参加していたが、今回は初めて統一チームを組むことになった。日本であればA代表として喜ぶところだが、イギリスの反応は逆。イギリスの公式名がUnited Kingdom of Great Britain and Northern Irelandという連合王国なのが肯ける。それともユーロ選手権に較べ五輪はレベルが低すぎると見る贔屓の引き倒しかもしれない。果たしてイギリス人はどの競技で誰を応援することになるのだろうか、イギリス人気質への興味は尽きない。

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安全を軽視する政府

米軍が国内の基地に配備を計画している垂直離着陸輸送機オスプレイで、政府と地元が、そして民主もからみ揉めている。オスプレイは太平洋戦争後、ヘリコプターのように垂直離着陸・ホバリングが出来、かつ高速移動と長い航続距離が可能というコンセプトで開発が進められ現在に至っている。難しい要求だけに試作機段階での事故は多く未亡人製造機とも揶揄された。量産後の事故は4件あり、特に今年のモロッコとフロリダの事故が現在の日本における安全性評価の分かれ目になっている。我々国民が知るところはここまでだ。そしてその先は。野田は日本の首相でありながら「配備自体は米政府の方針なので拒否できない」と放言した。地元は「ヘリコプターより危ないオスプレイの配備は反対」と表明し、民主党前原政調会長は「野田は余りにも地元の民意を理解していない」と発言。しかし、この3者の発言は全て間違いだと思う。首相である野田の発言の致命的欠点は米国のなすがままと発言したことに尽きる。首相の責務は国民の安全を守ることだ。日本の安全保障におけるオスプレイの必要性と日本政府によるオスプレイの安全性確認を同時に行ってこそ国民の安全を守ることになる。落ちないヘリはないのも事実。首相が正しく責務を果たせば地元の発言内容は変わるはずだ。一方前原は民意に媚びり過ぎている。民意を最優先する政治が良いとは限らない。主導的立場にある政治家であるならば日本全体の安全を考慮した言動をとるべきだと思う。

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紳士協定破りの英国銀行

英大手銀バークレイズが国際的な基準金利LIBORを不正操作していたことが発覚し大騒ぎだ。LIBORは住宅ローンや資産運用など銀行が貸し出すときに基準となる金利で、取引規模は2京9000兆円と大きい。LIBORは各銀行が英国銀行協会に申告する金利の平均値のよううなもので、その申告は紳士協定がベースになっている。バークレイズ等の大手銀行がその紳士協定を破り5年も前から不正操作していたとのこと。しかも当局も不正に絡んでいるらしい。英国紳士も落ちるところまで落ちてしまったのかとため息が出る。英国ではもうすぐ五輪が始まる。せめて五輪くらいは不正のない世界で行ってもらいたいものだと思う。

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豪雨と干ばつとそして

世界中で豪雨被害が拡大している。九州はかつて経験したことのない雨量を経験し被害は甚大だ。米国もロシアも中国も未曾有の大雨被害を被っている。そして米国では同時に干ばつによる山火事が連夜発生し、穀物の干ばつ被害も進行中だ。米国では25年ぶりの干ばつで世界市場のトウモロコシや大豆など穀物相場が高騰している。トウモロコシは米国産が世界の半分を占めている。トウモロコシは6割が家畜の飼料で、3割が工業用コーンスターチ、直接の食用は僅か4%に過ぎないが、主要な食糧源であることは間違いない。しかも、日本は世界最大のトウモロコシ輸入国であり、その輸入量の9割をアメリカに依存しているのが実情。これから大きな打撃を受けることになるのは間違いない。世界のニュースを見ていて、米国もロシアも中国も大変だな、と気軽に見ていた自分が恥ずかしくなる。世界は繋がっている。隣の芝生が緑く見えるのではなく、地球の裏の雨は我が家も濡らす、というグローバルな連鎖反応を考える時代が来ている。

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進まない選挙制度改革

民主党のマニフェスト不履行には慣れっこだが、参議院選挙の定数40削減も絵に描いた餅になる。削減どころか4増4減案で自公民が手を握り、その他の党は抜本改革ではないと反対し、選挙の制度改革は一向に進まない。4増4減にしても1票の格差は5.1倍から4.7倍になるだけで一歩も前進せず違憲状態は続く。そもそも党利を優先する政治家達が、選挙制度を改革しようとすること自体に無理がある。全ての党が満足する改革案などあり得ない。第三者による改革案の立案と公正な判断が必要だ。例えば、第三者委員会を設立しオープンな場で議論しながら立案し、委員会が格差是正の裁判を起こし、裁判所が公正と判断した案を国会が承認する、という段取りであれば公平かつ公正な選挙制度改革が可能になるかもしれない。今の日本では至る所で改革が求められているが、その改革を妨げているのが政治家だ。政治家は自分自身が日本の元凶であることを厳しく認識すべきだと思う。

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中国製の米国選手団ユニフォーム

米政界では、ロンドン五輪米選手団のユニホーム一式が中国製であることが問題視されているとか。今や服や靴は低コストを求めアジア製が常識の世の中だ。デザインしたラルフ・ローレンも当然のこととして中国製を選ぶ。4年前の北京五輪のときも中国製だったが問題にはならなかったのに今更何故とは思っているだろう。米国の製業造は海外に流出し雇用が悪化していることは十分理解出来る。しかし今まで廉価で品質の良いアジア製品の恩恵を十分に受けながら、今更国の代表である五輪選手のユニフォームだからダメという理屈はない。この騒ぎは米国の雇用悪化を止められない政治家の目くらまし作戦だと見るべきだろう。本当に愛国精神があれば、まず第一に国旗は何処の国製なのかをか問うはずだ。ひょっとすると中国製を問題視する政治家には星条旗の星の数が少しくらい減っていても分からないのかもしれない、と勘ぐってしまうほど他愛のない話だと思う。

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何が国民の生活が第一か

今日閣議決定した「福島復興再生基本方針」を見て我が目を疑った。福島県の復興再生に向けて再生可能エネルギーの導入を進め雇用の確保につなげることは当然だが、何と復興方針の中に放射性物質除染に必要な対策は国の責任で行うとある。年間の被ばく線量が1ミリシーベルト以下にするための対策と、除染で出る土の仮置き場に国有地を提供するという内容だ。国の責任で行う除染や保管場所提供は、決して復興ではない。復旧するためにまず始めにやらなければならない復旧の基本だ。原発事故から1年4ヶ月も過ぎてから漸く国が除染に乗り出すという閣議決定には、開いた口が塞がらない。民主党のスローガンであった「国民の生活が第一」が白々しく聞こえる。「国民の生活が第一」で出て行った者も残った者も、決して「国民の生活が第一」などと掲げるべきではない。「国民の生活が第一」はたとえ単なる念仏だとしても、余りにも現実からかけ離れ過ぎている。

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上達しないゴルフ

今日は師匠に誘われ午後スループレーのゴルフに行ってきた。生憎雨模様で強風の悪コンディションだったが、師匠の「スコアはまとまらないが風の中のプレーも面白いよ」との言葉に背中を押され決行。このところ練習場での腕が上がり100切を期待していたが結果は散々。決して風の影響ではなく、マットと芝の差にあるようだ。コースは空いていてハーフを1時間半で回れ快適だった。木々は綺麗で鶯がさえずり池ではカエルが鳴き、来てよかったな思った。帰り道8月も行こうということになった。それにしてもゴルフというスポーツは不思議だと思う。師匠はオフィシャルハンデがシングルの達人で自分は超下手の万年初心者レベル。天と地のレベルの相異はあるが一緒にゴルフを楽しめる。いつかは師匠に肉迫出来ることを夢見ながら練習に励むことになりそうだ。

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日本の国家戦略

政府が国家戦略会議を開き2020年までの成長戦略をまとめ、8月までに閣議決定するとのこと。日本の国家戦略には自民時代から変わらない2つの大きな欠点がある。一つは経済だけに偏っていること、もう一つは作っては潰し作っては潰しで何の反省もなく長続きせず戦略になっていないことだ。今回も経済成長の夢を単に描いたものに過ぎないのでそのうち反古になるはずだ。少なくとも国家戦略と言うからには、まず目指すべき国家の理想像があり、それを達成するための基本方針があり、基本方針に沿った政策を立案実行してゆく体制作りが必要だ。経済だけでなく政治、安全保障、防衛、外交、危機管理、エネルギー、食糧等々についての基本戦略が必要。これらの基本戦略がないから国民は将来に不安を覚え国全体に活力が生まれない状況を生んでいる。日本の至る所で縦割り行政による弊害が起きている。せめて政府くらいは縦割りを止め真の国家戦略を構築してほしいと思うが、夢のまた夢か。

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カミサンの誕生日

今日はカミサンの66回目の誕生日。予てから残り少ないであろう誕生日を祝うため某かのことは考えていた。普段の質素な食事とは次元の違う少し贅沢な食事と、カミサンの大好きなフェルメールの鑑賞。今日は実行日だ。昼食は銀座で洒落てイタメシ。ワインで乾杯。鮎魚女の焼きものが縁取りされたイカ墨パスタが絶品だった。食後は松坂屋の裏でやっている「フェルメール光の王国展」を鑑賞。作品は本物ではないが、作品製作当時の色彩を再現したとの触込み。光の使い方をやや理解出来て少し感心。しかしこの絵画展で最も良かったと思ったのは、フェルメールの作品全37点を、製作順に並べ、原寸大でかつ額縁も再現し陳列してあったことだ。まるでフェルメールの息遣いが聞こえて来るような気がした。この展を監修した分子生物学者の福岡伸一教授の素晴らしさに感嘆した。更に帰りがけ、おまけとして浅草に行き、生まれて初めて「浅草のほおずき市」に立ち寄ってみた。思いがけない人出で驚いた。日本経済はデフレとはいうが、実態は活性化していることを実感した1日であった。

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トーリ君の禁煙

人間のようにタバコを吸うオランウータンのトーリ君が健康のため禁煙をさせられることになるとのこと。トーリ君の喫煙歴は10年、動物園の檻に火のついたタバコを投げ込む者が後を絶たず喫煙が生活習慣病になってしまったらしい。果たしてトーリ君にとって禁煙は易しいだろうか、難しいだろうか。答えは簡単。容易に禁煙出来ると思う。喫煙習慣のある人は年がら年中1秒たりとて吸わなければいられないという訳ではない。吸いたい衝動に駆られたときに我慢出来るか出来ないかが禁煙の分水嶺だ。人間は自分の意志を都合良く変えられる。タバコが欲しくなれば得るために算段するのが得意。例え檻の中にいても入手方法を考える。それが人間だ。残念ながらトーリ君はオランウータン。タバコが与えられない檻の中では成す術はない。数回の衝動には駆られるだろうが、それが過ぎてしまえばタバコそのものを忘れてしまうはず。ひょっとするとトーリ君の禁煙が、タバコ人間に禁煙の易しさを教えてくれるかもしれない。

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尖閣諸島に絡む石原と野田

何を血迷ったのか野田首相が尖閣諸島を国が購入すると言い出したが、止めた方が良い。このブログでも書いたが、尖閣諸島の持ち主は民間人。しかもこの人は嘗て国から酷い仕打ちを受け辛酸を嘗めつくした人物。何があろうとも国だけは信用していない。そこも斟酌して売買交渉をまとめたのが石原都知事。国は直接持ち主から購入することは絶対に出来ない状況にある。この状況は誰でも知っている。では何故野田は尖閣諸島の国購入をいま言い出したのかを考えてみた。都よりも国の方が金があるから事が早く進むと考えたのか、実は都の購入を邪魔するアンチ尖閣購入派なのか、それとも単に選挙前のパフォーマンスなのか。都よりも有利に購入出来る条件はないから資金の問題ではない。民主は元々中国寄りだ、小沢しかり、鳩山しかり、仙石しかり、みんなあか系統。しかし野田は歴代代表の流れを汲んではいないので尖閣購入阻止派ではなさそうだ。そして見えてくるのがパフォーマンス。野田に足りないのは決断力、リーダーシップ力という力強さ。尖閣諸島国有化を目指せば中国が反発するのは必定。「小泉みたいに強いよ」と国民に見せたいだけで尖閣を言い出したのだろうことは容易に推測出来る。しかし尖閣問題は石原マターで今更野田が騒いでも決して野田マターにはならない。選挙になったとしてもアピール力はゼロ。寧ろマイナス評価になるはずだ。石原がパンダ命名をセンセン、カクカクと揶揄したのと、野田の尖閣国の買い取りは、同根でただ中国を刺激するだけだ。政治家に求められているものは、確固たる信念であり決して挑発ではない。石原、野田、心せよ。

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ダルビッシュの能力

ダルビッシュがMLBオールスターに第34番目の選手として選ばれた。勿論自分もインターネットで票を投じた。日本では勝負してくれる相手がいないのでアメリカに渡ると言っていたが、新天地での躍動ぶりが目を見張る。まさに水を得た魚のようだ。MLBの環境はダルビッシュに合っている。第二のイチローになるのも間近だ。MLBにチャラ男はいない。最近日本のプロ野球でもチャラチャラした選手が少なくなってきたのは好ましい傾向だと思う。MLBでは真剣勝負そのもの。完膚なきまで攻撃するが決して相手のプライドを傷つけないところが素晴らしい。ダルビッシュの最も良いところは、ピンチを作らない能力ではなく、ピンチになった時に切り抜けることの出来る能力にある。人間誰しもピンチに陥ることはいくらでもある。そこからが勝負だ。ダルビッシュの魅力はボールを生き物みたいに動かせる能力にあるのは間違いないが、それ以上にピンチを切り抜ける能力こそが人を引き付けるのだと思う。頑張れオールスターのダルビッシュ選手。

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国会原発事故調査委員会の価値

国会の原発事故調査委員会の最終報告書が公表された。事故は自然災害ではなく明らかに人災とした上で、東電と規制当局の不作為による安全対策の先送りが主要因とした。事故後の危機管理体制が機能しなかったことを指摘。今後の原子力規制組織の監視と政府の危機管理体制の見直し等を提案した。最近稀に見る極めて公正で的確な内容だ。この委員会がうまく機能した要因は、国政調査権を与えたこと、会議をガラス張りにしてオープンにしたこと、常識に優れ柵のない委員を人選したことに尽きると思う。今後国民的な課題に取り組むには、国政調査権という強い権限を持ち、議論の過程をガラス張りにして、課題に直接関係しない人物を選任する、この種の委員会を立ち上げ、問題点の掘り下げと抜本解決策の提案を行ってもらうのが良い方法だと思う。先日の年金改革法案は、3党の主張を盛り込んだだけの訳の解らない内容になってしまっている。票がちらつく政治家に抜本解決策を期待することは不可能だ。政治家だけに任せると事をこじらせ改悪させることになる。一層のこと国会議員を半減し、この種の委員会を数多く立ち上げた方が公正かつ迅速に問題が解決し、国にとっても国民にとっても好ましい結果をもたらしそうだ。国会原発事故調査委員会は事故調査以上の価値があった。黒川清委員長畏るべし。

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素粒子物理学の一歩前進

あのホーキング博士も見つからない方に賭けていた「神の粒子」が見つかった、歴史的な発見だ。現在までに、ものを形作る粒子と、力を伝える粒子しか見つかっていなかったが、「神の粒子」とは、それらの粒子に質量を与えるヒッグス粒子のこと。現在でも宇宙が何から構成されているのか殆んど分かっていない。目に見える星などの物質は宇宙の4%。目には見えない「暗黒物質」が23%。さらに多く存在する「ダークエネルギー」とは全く不明。ヒッグス粒子が宇宙の大半を占める謎の物質の正体に迫るきっかけとなるかもしれない。宇宙のロマンも素晴らしいが、それに絡んだ地球上の出来事も魅力的だ。ヒッグス粒子の存在を予言したヒッグス博士が「自分が生きている間に見られるとは」と涙を流し喜んだこと。二つのグループが実験で競争し同時に協力し合ったためだと欧州合同原子核研究所のホイヤー所長が称賛した内容。ホーキング博士が賭けに負け喜んだこと。そして実験に用いた1周27kmの巨大な「大型ハドロン衝突型加速器」の加速器本体や検出器に多くの日本企業の技術が使われたこと。ヒッグス粒子の発見で素粒子物理学の「標準モデル理論」が完成したことになり、更なる新しい物理理論が展開されることになるらしい。人類にとって一歩前進のインパクトのある発見に違いない。

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放射性セシウムの処理法

放射性セシウム含有焼却灰の最終処分場が満杯になりつつあり各自治体が頭を悩ましている。最終処分場が受け入れを停止する度に各自治体は独自に保管庫を新設していたがそれも限界に近づいている。原発事故以前は、原発事業者は100ベクレルを基準に放射性物質を管理していたが、事故後日本全土における管理基準は8000ベクレル超に跳ね上がった。平べったく言うと、事故以前は100ベクレル超は危険だよと管理していたのに、事故後は何の理由もなく8000ベクレル超は危険だよ、と言うことになったということだ。セシウムの除染は喫緊の課題だが朗報がある。環境装置メーカーのアタカ大機が、焼却灰から放射性セシウムを効率的に分離する技術を開発したとのこと。焼却灰を高温で溶かすとばい煙にセシウムが濃縮され、それを水で抽出した後にフェロシアン化カリウム、硫酸第二鉄で沈殿物に変える。その結果放射性セシウムは千分の一以下に低下するという。大震災の復旧予算は1兆円も使い道がないととのこと。せめて、このアタカ大機という企業の研究開発と事業化推進に、国を挙げて援助することこそ国の仕事だと思う。平野大臣はどう思うのか。

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ラムサール条約と自然保護

国際的に貴重な湿地を保護することを定めたラムサール条約に、栃木県などに広がる渡良瀬遊水地や熊本県の荒尾干潟など9か所が正式に登録され、日本の登録地は46か所になった。登録後は国が湿地の環境に変化がないかを6年ごとに条約事務局に報告することが求められるが、登録によって観光の振興や地域の活性化につながることも期待されている。ラムサール条約とは、水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で制定されたが、ラムサール条約に登録したために生態系が壊された登録地も存在する。その代表例が1993年に登録された千葉県の谷津干潟だ。ラムサール条約登録にあたり自然観察センターや駐車場を建設するため、野原が潰され蟹の生息地が埋め立てられたため、水鳥たちの貴重な餌場が消失し渡り鳥の渡来が激減してしまった。1976年には1500羽を数えたシロチドリは1996年では150羽ほどに、サギ類など他の鳥類についても数十分の一へと減少した記録がある。まさに本末転倒の対応であった。新たに登録された登録地が谷津干潟の轍を踏まないよう願いたいものだ。

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離党した人しない人

100名超と言われていた小沢グループの半分である50名が離党することになった。離党しなかった50名は何故離党しなかったのだろうか。政治信条よりも温室環境を優先する輩であろうから今後も期待は出来ない。離党した50名は離党届を小沢に提出し一任したとのこと。自分の離党という人生の一大事を決断出来ずに、他人任せにしてしまう無責任さは政治家失格というより大人失格。決断を一任するということは、自分には高い志はありませんと言っているのか、何の政治信条もないのでただ小沢に言われたまま動きますと言っている、のどちらかだ。金魚の糞のようなものなので、糞の役にも立たない、いや糞の役にしか立たない連中と見える。決断という意味では昨年末に離党し「新党きづな」を結成した連中の方が遥かに大人のようだ。消費税増税、原発容認の政策に反対して党を飛び出したので政治信条はこの50名と同じ。小沢を除く49名は小沢新党に入るよりも「新党きづな」に鞍替えする方が人生の勉強にはなるはずだと思う。

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8時59分60秒のある日

今日はいつもより1秒長い日となる「うるう秒」調整実施の日だ。たったの1秒だが、1秒といえども人によって受け取り方はそれぞれ。協定世界時という世界共通の時刻は、原子時計によるものと地球の自転に基づくものがあるらしい。原子時計は一定だが地球の自転は一定でないため生じる秒合わせとのこと。細かく言うと、実際の時刻は地球の自転が大本になるが、自転は一定していないため、一定で正確な原子時計を自転に合わせる修正作業。分かったようで分からないが1秒を加えることが重要らしい。自分は普段は1秒はおろか1分でも1時間でも気にしない生活をしているが、1秒を大切にしている世界もある。ジャマイカ選手権ではボルト選手が0.11秒差で負けたとか。緊急地震速報は地震発生の1秒前に発令されれば大変役に立つ情報だ。時間の長さは心の中では大きく変化する。今日は「8時59分60秒」が存在した。たかが1秒されど1秒を実感した1日であった。

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