2018年10月

塩原温泉旅行2

龍王峡から日塩もみじラインに入った。曲がりくねった九十九折りで峠まではもみじ一色。上に上がるほど鮮やかな紅葉が増す。京都などの紅葉とは趣が異なり、山全体が圧倒的なもみじで覆われている。まさに、もみじラインだ。塩原温泉郷のもみじも鮮やかだった。特に紅の吊橋は、パンフ通りで写真と見紛うばかりだった。箒川に面している宿の露天風呂からの対岸の景色も素晴らしかった。この辺は柔らかくて美味しい塩原高原大根が有名とのこと。道の駅「ゆの香塩原」は朝採れ野菜を買う人でごった返していた。高原大根と蕎麦の実を買った。千本松牧場と氏家大橋観光やなを経由し大谷資料館に立ち寄った。ブラタモリで紹介されて以来、それまでの閑散さが一変し、観光客が押し寄せている。何言おう、自分もブラタモリに触発された口だ。内部は天井が高く異様な空間だ。山全体が穴だらけだという。昔の人は手彫りだったというから驚きだ。小学生の合唱隊が歌を歌っていた。音響効果も抜群だ。資料によると頻繁にコンサートなどが催されているようだ。上手い活用法だと思った。観光地の人集めはブラタモリに限るとも思った。宇都宮駅前のみんみんで宇都宮餃子を食べた。でも王将の餃子と変わらない。名前が先行しているだけかと期待外れで少しがっかりした。でも、全体では充実した塩原温泉旅行であった。

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塩原温泉旅行1

もみじ狩りの季節になった。塩原温泉へ1泊旅行を楽しむことにした。今日は、宇都宮でレンタカーを借りて、日光杉並木街道を経由して日塩もみじラインを抜けて塩原に行くことにした。日光の杉並木を初めて間近で見た。樹齢400年を超える1万本もの大木が道の両側にそびえ立ち街道は昔のままの未舗装で車の乗り入れは禁止されているものと思っていた。ところが、杉並木は分断され残っている場所は僅かだ。しかも、手入れも然程されてはいない。無残と言うべき観光名所だった。一刻も早い保存活動が望まれる。途中で東武ワールドスクウェアに寄った。世界の有名な建築物や遺跡などを25分の1の縮尺で再現した世界建築博物館ともいえるテーマパークだ。でも、内心は子供騙しのミニチュアだと馬鹿にしていた。まず現代日本ゾーンがありアメリカゾーンへと続く。旧帝国ホテルのミニチュアを見ながら、犬山へ行ったとき明治村の本物を見るべきだったと後悔した。ミニチュアはあくまでミニチュアだ。だが、アメリカゾーンでエンパイア・ステート・ビルを見たとき、数十年前にこのビルに入ったときの記憶が蘇ってきた。外観とは違い内部が薄暗く部屋の出入りには必ず施錠をするあの思い出だ。気持ちがタイムスリップした。同時に自分の体も25分の1に縮尺されたような気分になった。それ以降、エジプト、ヨーロッパ、アジアゾーンでは見る目が25分の1の視線に変わっていた。小さな建物の中に小さな自分がいるのを空から見ている神様のような不思議な感覚に襲われた。

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テイラーとカニエと日本の芸能人

白人至上主義者らに人気がある世界的ポップスターのテイラー・スウィフトが、インスタグラムで人種差別などを批判し民主党を支持することを表明した。テイラーのフォロアーは1億4千万人以上いて、2百万人の「いいね」が集まったというから強烈なインパクトだ。中間選挙に大きな影響を与えそうだ。テイラーを大嫌いなラッパーのカニエ・ウエストはそれに反発し、何とトランプに会って支持を表明。白人至上主義者のトランプがご満悦な態度で黒人のカニエに接した。異様な放送映像だった。テイラーもカニエも、現在のファンが減ることは間違いない。でも、理由はともあれ、芸能人が政治的発言が出来る社会は健全だと思う。翻って日本ではどうだろう。芸能人が政治的発言をするのは極めて稀だ。芸能人は政治、宗教、野球チームの話はしてはいけないというのが常識になっている。その話をすれば、確実にファンが減るし、バッシングを受けるからだ。そんな常識を守るから、無味無臭なタレントばかりになっている。一方、芸能人の政治的発言を咎める国民も多い。しかし、政治は腫れ物ではなく、国民生活の基盤作りそのものなのだから、発言する方も批判する方も、もっとオープンに議論を広げるべきだと思う。

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議員全費用の公開化を

富山市議による政務活動費使い込みが発覚したのが3年前だった。発覚前の政務活動費執行率は10割だったが、発覚後6割に大幅低下したのが一昨年だった。注目を浴びチェックが厳しくなれば執行率が下がる。情けない限りだが、これが地方議員の現状だ。この事件を契機に政務活動費の情報公開化が進んでいる。全国市民オンブズマン連絡会議の調査によると、公開度が進んでいる県は兵庫、大阪、奈良で、遅れているのが香川、埼玉、佐賀で、政令指定都市では名古屋、横浜が最も遅れている。毎日新聞の調査によると、政務活動費の領収書をインターネット上に公開した自治体で、政務活動費の執行率が低下する傾向にあることが分かったとのこと。この手の話が新聞ネタになること自体がおかしいことだ。きちんと法制化して公開を義務付ければ済むことだ。結局国会がサボっているという証だろう。いや、国会議員たちは、自分たちも対象にされてしまうことを恐れ法制化を無視しているのかもしれない。内閣官房機密費も同じだ。合法的に非公開とされているが、最高裁も一部を公開すべきとの判決を出している。少なくとも、数年後には全て公開するという歯止めが必要だ。

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2周遅れの経団連

経団連に中西会長が就任し、会長執務室に初めてパソコンが設置され、会長自らメールで発信を始めたとのこと。会社でパソコンやメールが使われ始めたのは20数年前だ。何と20年以上も経団連の歴代会長は文明の利器を使っていなかったのだ。御手洗会長は、メールも使えないのに、よくぞキヤノンのトップが務まるものかと思う。榊原会長は名大で化学を専攻したはずなのにエレクトロニクスはからきしダメのようだ。全てが秘書におんぶにだっこ。経団連は、官僚ではなく民僚に動かされていたということだろう。かつては経団連会長は財界総理と言われ政界からも一目置かれる存在だった。でも、今では官邸のポチに成り下がってしまった。その経団連が、新たな経済社会「Society5.0」の実現を目指すという。「Society5.0」とは、狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、新たな社会のことを指す。IoTやAIを活用し少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などを克服しようというもの。パソコンも使えない連中が、AIで新たな社会を創るという。笑い話にもならない。Society5.0は絵に描いた餅と言うべきだ。いや、絵そのものが描けるはずがない。下手な絵は描かなければ恥をかくこともなかろうにと思うのだが。経団連は時代に取り残されている。

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真のジャーナリストとは

シリアで40ヶ月間も反政府勢力に拘束されていたジャーナリストの安田さんが解放され無事帰国した。ジャーナリストの鏡と賞賛する人もいれば、自己責任だと非難する人もいる。危険を冒してまで現地取材をする真の理由は、本人にしか分からない。その理由次第で、評価は分かれるのだろうが、自分には分からないから何も言わない。でも、こういう危険な仕事が必要か不要かは判断出来る。行かなければ何も分からない。紛争地での取材は、国際社会に一つの判断材料を提供することになる。英BBCは、紛争の最前線に頻繁に記者を派遣する。記者は体を張って取材を続け、記事を送り続ける。大変な勇気と努力だと思う。ジャーナリストの使命こそが記者を突き動かすのだろう。一方、日本の所謂ジャーナリストたちは決して命を賭けるような取材はしない。国も会社も危険地帯に行くことを禁止する。でも紛争地のニュースは流れてくる。何処から入手しているのだろうか。体を張ったBBCの記者たちの生々しい記事を、空調の効いたオフィスで編集・翻訳して、如何にも取材したかのようなしたり顔でニュースを流すのだ。真のジャーナリストとは何なのかを考えさせられる安田さんの帰還であった。

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架空請求ハガキへの対処

家族宛に1通のハガキが届いた。「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」で、差し出しは法務省管轄支局訴訟最終告知通達センターとなっている。連絡無き場合は強制的に差し押さえることになる。裁判取り下げの相談に乗るから下記に連絡されたし。ご丁寧に電話番号も記載されている。すぐ詐欺だとピンときた。一応ネットで法務省の組織図を調べた。勿論こんな部署は無い。義母に「詐欺だから電話をしないように」と言いハガキを手渡すと、94歳になる義母は「この手のハガキは詐欺よ」と熟知していた。それ程流行っているということだろう。でも、国の対応がいい加減だ。法務省に確認すると「法務省とは一切関係ない。それは詐欺ですよ」と言うという。聞けば答えるという態度が間違っている。法務省が騙られているのだから、積極的に対処すべきものだ。不作為は無責任というものだと思う。警察も警察だ。電話番号を調べれば、すぐ犯人に行き着くはずだ。犯人を野放しにしておいて注意を呼びかけるだけなら、そんな警察はいらない。高齢の義母が適切に対処出来るのは、法務省や警察が当てにならないことを実感しているからに違いないと思うに至った次第。

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解析はAI、解釈はヒトの時代

日本人の平均寿命は、男性81歳、女性87歳。これに対して、健康寿命は、男性72歳、女性75歳。平均寿命と健康寿命の差は、男性9歳、女性12歳。平均寿命と健康寿命の間で使う医療費は、その人が生涯で使う医療費の半分を占めるという。この間の日本の年間の医療費・介護費は5兆円にものぼる。だから、健康寿命を如何に延ばすかが国の大命題になっている。健康寿命を延ばすためには、やれ運動だ、やれ食事だ、やれストレスをとることだ、やれ笑うことだというのが常識だ。ところが、NHKが作ったAIがユニークな答えを出した。NHKスペシャル「AIに聞いてみた、どうすんのよ!?ニッポン」で放送された。全国の41万人の高齢者へ600項目以上の質問をし、10年以上追跡調査したものをAIが解析した結果だ。健康寿命の最長寿県は山梨県で、74.7歳だが、その因果関係をAIが分析した。その答えは、何と「読書」だという。運動や食事に比べても断トツに相関関係があるという。今のところ何故「読書」なのかは分からない。山梨県の人口に対する図書館の数は断トツで全国1位。運動の実施率は、全国最下位。ヒトが分析すると思い込みが邪魔をする。無意識に色眼鏡で見てしまう。その点AIは邪念が無い。膨大なデータをコツコツと飽きること無く解析する。解析はAI、解釈はヒトの時代が到来したようだ。

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マイクロプラスチック対策を

ショッキングなニュースが流れた。「9割の食塩にプラスチック片、成人1人当たり年間2千個が体内に」という記事。世界21カ国で採れた塩を使った食卓塩39銘柄を調査した結果、その9割からマイクロプラスチックが検出されたという。対象原料は、海塩28銘柄、岩塩9、湖塩2。マイクロプラスチックが検出されなかったのは台湾産の精製海塩、中国産の精製岩塩、そしてフランス産の未精製の海塩の3銘柄のみ。マイクロプラスチック含有量が多かった上位10銘柄のうち、アジア産が9銘柄を占めたという。中国の大河と東南アジアを縦断するメコン川が元凶と言えそうだ。しかし、自分がショックを受けたのは塩ではない。体内に入るマイクロプラスチックの全体量は年間で成人1人当たり3万2000片に上ると見られている。食塩からの2000片はこのうち僅か6%に過ぎない。80%は呼吸から体内に取り込まれているというから驚きだ。いや大ショックだ。呼吸をするだけでマイクロプラスチックを吸い込んでいる。最早マイクロプラスチック対策は待った無しの状況だ。プラスチックストロー廃止でお茶を濁している場合ではない。

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先生いろいろ

名古屋大が約3千人の中学校教員を対象とした調査で「来年度、部活動の顧問をしたい」との質問に対し「したい」と「したくない」が半々だったとのこと。半分は意義を感じており、半分は重荷に感じているということだ。自分が中学生だった頃のことを思い出してみた。自分は卓球部に入った。部員は数人しかいなかったが、指導教員は卓球大好きな社会科の先生だった。独特なドライブが上手く、いつかそうなりたいと憧れていた。今思うとその憧れは先生の「上手い」というよりは「楽しんでいる」ことにだったのかもしれない。他にも、体育の先生は野球部で、美術の先生は美術部で、国語の先生は書道部で力を振るっていた。部は違うが充実した部であったと思う。その反面、部活動には関わらない先生も沢山いた。でも当時は関わらない先生を問題視する風潮などはなかった。とても自然なことだと思う。だが、半世紀が過ぎ世の中は変わった。部活に消極的な先生を問題視する。とてもおかしいと思う。人間は得手不得手もあるし好き嫌いもある。一様に先生を部活指導に宛がうのは如何なものかと思う。公立中学校の部活指導者に規制を敷く必要は無い。自治体が、これぞと思う人物に明日を託す事こそが、明るい明日を拓くことだと思う。

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世界に漂うBMI

世の中には、科学的な根拠も無いのに医学的に標準化されている指標もある。肥満度を算出するBMIもその一つと言われている。BMI=体重kg÷身長m÷身長m。体重と身長から算出出来るので簡単だ。WHOはBMIが18.5以上25未満を「正常」、25以上30未満を「前肥満」、30以上35未満を「肥満1度」としている。「正常」を健康、「前肥満」をデブ、「肥満1度」を超デブと言い換えると分かり易い。しかしながら、BMIは筋肉量や脂肪量を全く無視した数値だ。考案者も「肥満度を算出するには曖昧だ」と言っている。そもそもBMIを健康指標に取り上げたのは、米国の保険会社が保険料を多く支払わせようとしたためと言われている。これにより標準体重の米国人の半分が肥満に分類されたという。一方日本でもBMIは定着している。防衛省では、自衛官の採用条件にBMIが28を上限としていたが30に緩和する方針を固めた。自衛官の確保が困難になってきたからだ。BMI30には、超デブもいるがマッチョマンもいる。自衛隊が欲しい人材はマッチョマンだが、今までBMIのためマッチョマンが採用出来なかったということだ。本来BMIなどの条件を外し、握力とか背筋力などの身体能力を優先すべきだった。BMIは今も亡霊のように世界を漂っているようだ。

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消費増税論議は侮れない

安倍首相が閣議で、消費増税を予定通り行う方針を表明したという。何だか変だ。 消費増税は、法律で来年10月に8%から10%に引き上げることに決まっている。何故、法律で決まっている事を今更ダメ押しでわざわざ閣議で表明したのだろうか。この発言をきっかけに、増税による経済への冷え込み緩和策が雨後の竹の子のように吹き出したのは事実だ。軽減税率の導入、クレジットカードのポイント還元、公明党の商品券など、一時的でその場凌ぎの目眩まし政策が花盛りになった。世論は首相の発言で誘導される。問題はここだ。最早消費増税は既成の事実だと錯覚する。でも増税が実施されれば生活がきつくなる。その立場で考えるから、軽減税率とか商品券の方がましかと思うようになる。しかし、常に頭の中に残るのは増税。誰しもが増税が無いことを願っている。だからもしも、もう明日から増税実施という時に、突如、首相が3度目の消費増税の先送りにすると表明すれば国民は拍手喝采するはず。安部の支持率は上がる。安部はこのチャンスを狙っているのかもしれない。安部が政治生命を賭けるのは憲法改正だけなのだから。消費増税で釣って憲法改正を釣り上げる魂胆と考えれば、このわざとらしい表明も合点がいく。消費増税論議は侮れない。

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一角千金、通抜厳禁

「角がワープした」なんて聞いたことがない。我が耳を疑った。トッププロ棋士同士の将棋の対局での出来事だ。菅井前王位の角が相手のと金を通り抜けて、その先に行ってしまった。勿論即反則負けになった。その時の対戦相手が橋本八段。橋本八段といえば、数年前のNHK杯の準決勝戦のことだ。自分はその放送を見ていた。橋本が終盤に入ったところで熟慮の末歩を打つと、相手が「アッ」と言った。すかさず橋本も「アッ」と言った。二歩だったのだ。将棋には色々な反則負けがある。二歩、打ち歩詰め、筋違い、自滅手、二手指し、時間切れなどの他にまだまだある。橋本八段はその後しばらくの間、色紙に「一歩千金、二歩厳禁」と揮毫していたという。さて菅井前王位は、これから生涯、色紙に「一角千金、通抜厳禁」とでも揮毫するのだろうか。戒めを書き続ければ、大成して数多くのタイトルを獲得し一攫千金も夢ではないかもしれない。

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ガンマ線バーストと放射能熱線

ゴジラ座が誕生したとのニュース。NASAなどの「フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡研究チーム」が怪獣ゴジラを星座に認定したとのこと。国際天文学連合が定義している既存の88星座とは別物で、ガンマ線を放出する天体を線で結んだ22星座の一つ。ゴジラが口から出す放射能熱線が、ブラックホールのガンマ線バーストと似ているのでゴジラ座と名付けられたようだ。巨大恒星が寿命を迎えると超新星になって爆発し、ガンマ線バーストを放出する。銀河系の外の出来事だから、星だバーストだと言っていられる。そのエネルギーは莫大だから、もし銀河系内で起きれば、地球のオゾン層は一瞬で破壊され、太陽からのX線や紫外線が地上に降り注ぎ生命体は滅びてしまうという。怪獣ゴジラは水爆放射能汚染により生まれた核の落とし子だ。大きさは第1作では50mだったが、GODZILLAでは100mになっている。天災的な被害をもたらすが、精々1地方の範囲だ。それに較べガンマ線バーストは恐ろしい。何だか怪獣ゴジラが可愛く思えてきた。

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やってみなはれ精神

化学会社での研究生活が長かった。仕事の基本はPDCAだった。Plan→Do→Check→Action→Planのサイクルを回していく。何を開発しなければならないかが分かっていた。その目標に到達するための計画をまず作ることが大切だった。だから、Planから始まった。ところが、もうPDCAは時代遅れの手法だという。今は時代の先行きが不透明な時代だ。何を開発したら良いのか、何をやるのが正しいのか分からない時代に突入した。PDCAが開発を阻害している。今求められているのはデザイン思考だという。機能性だけなく見た感じ、製品がもつストーリー性、論理ではなく共感、遊び心などのコンセプトが大切だという。時代の変化が速く、何が売れるかも分からない時代には、潜在的なニーズを探し出すことが重要だ。そのためには、まずやってみる(Do)。確認と軌道修正(CheckとAction)をしながら、大きな方向性が見えて初めて計画(Plan)が立てられる。思考方法は時代とともに変わるものだ。でも時代は繰り返す。今こそサントリーを創業した鳥井信治郎の「やってみなはれ精神」に立ち返る必要がありそうだ。

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お茶を濁すこと

トルコのサウジ領事館内でサウジ国民の記者が殺害されたとのニュースが流れた。普段なら大した話題にならない事件だ。だが、その記者はワシントンポストに寄稿する程の英語圏のジャーナリストだ。欧米でジャーナリストが暗殺されれば大事件になる。その後の各国の対応が、まるでテレビドラマ仕立てそのものだ。事件が分かったのはトルコの盗聴によるものらしい。記者が領事館に入り、プライベートジェット機で入国した殺し屋集団が直後に入館し、数時間後には退館してトルコを離れたという。指示はムハンマド皇太子から出たと言われている。手足をノコギリで切断されたというから生々しい。しかし、大事件のはずだが米国も英国も騒ぎ立てる様子は無い。それもそのはず、サウジは米国と英国の武器売買のお得意様だ。しかも、中東でイランと対立する立場にある。そうでなければ、米国はムハンマド皇太子に鉄槌を浴びせるはずだ。ところが、トランプは急遽ポンペオ国務長官をサウジに飛ばした。ここがポイントだと思う。単に米国がサウジに厳罰を与えるだけならば、状況を判断するだけで済むはず。敢えて国務長官を現地に行かせたということは直接ムハンマドと会話する必要があるということ。通信文書には残らない直接の会話が必要だったということだろう。答えは簡単だ。ムハンマドは犯人ではない。ムハンマドは拘束を指示したが、部下が誤解したとか、いき過ぎたとかということでお茶を濁すことになるに違いない。これはあくまで自分の勝手な推測だが、数年後には真実になると思っている。

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消費増税は不要

安倍首相が閣議で「来年10月に消費税を10%に引き上げる」と表明した。社会保障費と財政健全化に充てるという。でも、本当に消費増税は必要なのだろうか。今月IMFが各国のバランスシート(負債と資産)を分析したレポートを公表した。それによると、日本は負債の方が微かに多いが健全とのこと。今後5年間で財政が破綻する確率は1%だという。破綻しないということだ。借金が1000兆円あっても、それに見合う資産はあるし、所得で利子を返済しているので、全く健全ということだ。でも財務省は消費増税が必要だと言う。何故か。資産の部を無視して負債の部だけを見ているからだ。資産のうち換金出来るものは80%ある。政府所有の株などを売却すれば増税は不要。専門家はこのように指摘するが、政府もマスコミも無視し続けてきた。でも、今度はIMFが相手だ。野党はもっと勉強してIMFの力を借りて消費増税反対の狼煙を上げるチャンスでもある。日本の会計認識が根底から覆るはずだ。でも今の野党には期待出来そうもない。全く残念。

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ジェントルマンマインド

日本オープンゴルフ選手権で稲森佑貴が初優勝を果たした。曲がらない球を打つフェアウェイキープ率1位の実力が実証された大会だった。最近は飛距離の凄さだけが持て囃される風潮にあるが、本来ゴルフはターゲット競技だ。如何に狙った所に正確に球を運ぶかが競われるべきものだ。その意味でも稲森の優勝は価値があると思う。今大会では新顔の選手たちが目に付いた。稲森を筆頭に嘉数光倫、片岡大育、時松隆光、竹安俊也、重永亜斗夢、鍋谷太一らが、上位を占めた。予選落ちをした高校生の中島啓太も含め、今後のゴルフ大会に新風を吹き込む若手選手が雨後の竹の子のように現れたのは光明だ。彼らは単に若いだけではない。ゴルフ人として必要なジェントルマンマインドを持ち合わせているように見える。ジェントルマンマインドに欠ける片山晋呉や小田孔明には、そろそろ退場を願いたいものだと思う。低迷が続いている日本男子ゴルフ界に、やっと明るい兆しが戻りつつあるようだ。

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ユージェニー王女と石川遼

エリザベス女王の孫娘ユージェニー王女が、結婚式でみせた行動が称賛されている。背中が大きく開いたドレスが背中の傷跡を見せている。幼い頃の脊柱側弯症手術の痕だ。彼女は「敢えて立ち上がるため見せた」と言う。勇気ある行動だと思う。そのニュースと時を同じくして偶々NHKの「アスリートの魂:石川遼27歳の告白」を見た。15歳でプロデビューし、最初の5年間は日の出の勢いだったが、その後の5年間は鳴かず飛ばずの時代になった。最早石川遼もこれまでかと思っていたが、再起にかける気迫を感じた。不死鳥のように蘇るかもしれないと思わせた。でも、自分にそう感じさせたのはゴルフのテクニックではない。雑念が多過ぎたのだ。一つは髪型、もう一つは右上腕部のサポーター。石川遼は髪型に凝ってきた。ゴルフ以外に関心が向き過ぎているということだ。集中出来ないゴルフで勝てる訳がないと思っていた。やっと真面な平凡な髪型に定着した。更に、定番の右腕のサポーターを外したことだ。これほど拘るのは入れ墨でも隠しているものと思っていた。でも、隠していたのはユージェニー王女と同じようなアザだった。本人は他人が気にする以上に気にしていたようだ。誰も気にしないことが分かり、サポーターを外したと言う。石川遼もやっとユージェニー王女のようにあるがままの心境に近づきつつあるのかと思う。ご両人とも明日は明るくなりそうだ。

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無駄遣い極まる小池都政

5000億円と言われていた首都高の日本橋区間たった1kmの地中化が、3000億円で実行することが決まったらしい。五街道の起点の日本橋を昔のように甦させたい気持ちは良く分かる。でも、いま必要なことなのだろうか。全国の道路の主な橋のうち40%以上の約6万カ所は補修が必要だと言われるほど老朽化している。危険なため通行規制されている橋が5年前の約2倍に増えているのが現実だ。今後老朽化は加速度的に進む。通れない橋が続出する。補修は待った無しだ。それに較べ東京都政はお気楽だ。豊洲移転で無駄金を数千億円も無駄遣いして、その上、日本橋の青空を回復するために3000億円も使うという。しかも、3000億円の案件が都議会で承認されたのは、5000億円から切り詰めた努力に対してだという。何をか況んやだ。成金、いや税金一極集中の脳天気な行政諸氏の成金趣味と言わざるを得ない。自分はこう思う。小池を選んだのは都民だ。だから小池の言動・判断には都民にも責任がある。でも、今は小池が都民の志から離れてしまったのかもしれない。だとすれば、都民には小池を糾弾する義務がある。都民が声を挙げなければ物事は進まない。頑張れ、真面な都民。

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八つ頭大臣

プレジデントの記事「大臣兼務が増え続ける安倍内閣の迷走」が面白い。安部内閣は改造の度に新しいキャッチフレーズを作る。働き方改革、女性活躍、1億総活躍、地方創生などだ。目眩まし戦術だ。その度担当大臣を創設するが廃止はしない。その結果、一人の大臣が8つもの担当大臣を兼務することになる。例えば、宮腰沖縄北方担当相は、1億総活躍担当、行政改革担当、国家公務員制度担当、領土担当、消費者および食品安全担当、少子化対策担当、海洋政策担当を兼務している。片山地方創生担当相は、規制改革、男女共同参画、女性活躍、まち・ひと・しごと創生の担当を兼務している。真面目に取り組めば、一人で出来る仕事量ではない。元々安部は何も期待していないということだろう。安部が廃止を嫌がるのは批判を恐れるからだ。プレジデントは、安倍政権の命取りになるのは、次々にキャッチフレーズを作ったことによる兼務大臣が失敗を犯すことかもしれないと結んでいる。しかし、この結論は間違いだ。兼務大臣は職務内容のレクチャーを受けるだけで仕事はしないし、実際出来ない。ただ時間が過ぎるのをジッと待つだけだ。余計なことはしないから、従って、失敗を犯しようがない。プレジデントは、そこを攻めるべきだと思うのだが。

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上から目線の人達

昨日嫌いなCMを書いたが、今日は嫌いな番組について。いや、正確に言うと嫌いな人が出演している番組についてだ。フジの「とくダネ!」とTBSの「アッコにおまかせ」とNHKの「あさイチ」は見ないことにしている。「とくダネ!」には小倉智昭が 「アッコにおまかせ」には和田アキ子が出ているからだ。理由は、言うまでも無く皆が嫌がっている理由と同じだ。「あさイチ」には有働由美子が出ていた。嫌いな理由は「人を小バカにしている」から。いみじくもタモリの有働評と一致した。最近NHKを退社してNTVの「ZERO」に出ている。だから「ZERO」も見なくなった。鳴り物入りで「ZERO」のキャスターになったが、視聴率が低迷し早くも早期降板の噂が立ち始めている。当然だと思う。有働の実力はNHKのバックがあったからこそと思うからだ。NHKを飛び出してしまえば自力で頑張るしかない。でも民放のキャスターを熟すほどのパーソナリティは持ち合わせていない。当然低迷することになる。NTVは有働の真の姿を見誤ったのだと思う。勿論本人も大きな勘違いをしたのだろう。かく言う自分は有働を小バカにしているのかもしれない。人から嫌われないよう、上から目線は慎まなければならないと思った次第。

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氾濫する気味の悪いCM

気味の悪いテレビCMが氾濫している。UQの派手で質の悪そうな女が出てくるCMは、品に欠けるがまだ許せる範囲だ。許せないのは、NTTのイッキュウサン。あの一休さんらしき被り物が3つも出てくる。第一感、気味が悪い。一見何のCMか判別不能。通信料金が安いよというCMらしいが、程度が低い。取りようにとっては、バカは安い料金に乗り換えなさいと言っているように聞こえる。見る人に不快感を与えることで何のメリットがあるのだろうかと思う。いやだなと思っていたら、許せないCMが復活した。キューピーの「ターラコ、ターラコ」だ。もう16年前のCMなのに復活した。恐らくイッキュウサンの影響なのだろう。タラコを纏ったキューピーが軍団で登場する。でもキューピーマヨネーズは本気で復活を願っているのだろうか。このCMを流し続ける以上、マヨネーズの売り上げは落ちるに違いない。少なくとも自分はそう願っている。そこで史上最悪のCMを思い出した。トヨタのDancing Babyだ。これ程気味の悪いCMは無かった。もう20年近く前のことだ。残念なことにCM業界は、日本と同じように20年も失われているようだ。いや、失われたのではなく、劣化が進んでいる。誠に残念。

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非科学的なノーベル賞

今年のノーベル経済学賞はユニークだ。エール大のノードハウス教授とニューヨーク大のローマー教授が受賞した。授賞理由は「気候変動や技術革新をマクロ経済分析に統合した功績」と説明している。ノードハウス教授は気候変動と経済成長の関係を明らかにし、炭素税の導入を唱えた。一方、ローマー教授は技術革新が経済成長の源泉であるとする理論を確立した。この2人が環境や知識の役割を定式化したことによって、環境問題が世界的に重視されるようになった功績だと言う。いま世界の常識では「地球温暖化の主要因は二酸化炭素」となっているが本当なのだろうか。科学的に言えば、温室効果は二酸化炭素よりも水蒸気の方がはるかに高い。現在の温暖化理論では水蒸気の効果が無視されている。科学的に欠陥のある理論と言える。科学的に欠陥があるのに、何故ノーベル賞を受賞出来たのだろうか。答えは簡単だ。スウェーデン王立科学アカデミーが停滞感の漂う国際的な温暖化ガス削減の取り組みを後押ししたいが為、と見るべきだろう。今年のノーベル経済学賞は、極めて非科学的で恣意的なものだと思う。

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築地と豊洲の間にあるもの

昨日で築地市場の営業が終わった。今朝からターレの大移動が始まった。荷物は2トントラック換算で約5300台分に上り、4日間でターレやフォークリフトも計約2600台移動させる計画とのこと。2016年夏に小池が都知事に就任して以来、地下水汚染対策は殆ど進んでいないが、何故か移転が決まった。地下水以外にも問題は大ありだが小池は口を閉ざしたままだ。平気なのだろうか。仲卸業者の店舗スペースが狭く、かつ大量の洗浄水が流せない。スロープが急で狭くて車両の運転が危険過ぎる。床の強度不足。トラックの積み卸しにウイング車が使えないから、効率は悪いしコールドチェーン化出来ない。すでに一部で地盤沈下が始まっている。地下水位が下がらないばかりか、先日は吹き出した。諸々の問題はあるが、活動が始まれば現場の人が知恵を出しながら解決していくことになるのだろう。それにしても小池は無責任だと思う。移転反対の旗を揚げて当選したのに、地下水汚染問題も解決せずに、移転日を決め、設備の欠陥には見向きもしない。いや、元々、地下水汚染問題など存在していなかったのだ。針小棒大にして政治利用しただけだ。せめて設備の欠陥対策に汗を流す程度のフォローはすべきだったと思うのだが。

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170割れのショック

年に一度の定期健康診査に行ってきた。普段から特に悪いところは無い。毎年引っかかるのがコレステロールだ。やや高めだが薬は飲んでいない。食事はしっかり管理されているので原因が見当たらない。体質によるものとしか言い様がない。現役時代は血圧が高かったが、今は殆ど正常値に近い。ガンマGTPも高かったが、週3のアルコール飲酒日にしてから毎年正常値内に落ち着いている。今のところ、問題になるような異常は無い。今日の病院はとても混んでいた。普段は看護師が1人しかいない小さな医院だが、4人もいた。看護師たちが流れ作業のように次々と捌く。チビでデブの看護師が自分の担当になった。動作は粗いが注射は上手かった。71歳になっても身長を測るのだ。チビが背伸びをしながら身長を測る。雑な測り方だなと思った。「169.6cmですね」と言い、サッサと書き込む。ウソだと思った。測り方がまずいと思った。高校時代から50年以上も170cm以上を保持してきた。170を割ったのはショックだ。とうとう身長が縮む年齢領域に入ったのかもしれない。あるいは、チビの雑さがもたらしたのかもしれない。いずれにしても正解は来年の健康診査が証明するはずだ。

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バカマツタケって何?

今年はマツタケが豊作とのこと。テレビでマツタケ名人が雑菌が生えないように枯れ葉を取り除くことと19度がキーだと話していた。未だにマツタケの栽培はとても難しそうだ。ところが、バカマツタケの人工栽培に成功した企業があるとの情報が流れた。バカと言うから紛い物のイメージが湧くがそうではない。姿はマツタケに似ていて、マツタケよりも味も香りも上だという。マツタケよりも早く発生するので「バカ」が付いただけだとのこと。マツタケは菌根菌類と呼び、生きた赤松などと共生しなければ育たない。だが、バカマツタケはイシタケやエノキタケと同様に、生きていない朽ちた樹木から栄養源を吸い取る腐生菌類だという。簡単に言うと、マツタケ以上の風味のバカマツタケがシイタケのようにスーパーに出回る時代が近づいているということだ。この技術を開発したのは多木化学。株価は暴騰している。それはそれで善し。ただ一つ願いたい。呼称のバカマツタケはやめてほしい!せめてマツダケとかマッタノとかオマタセシマツタケとか、何でも良いから可愛い愛称を付けてほしいものだと思う。

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安部様の思し召し

安部の応援団田崎スシローまでが「一番出来の悪い内閣」と評している。開口一番、早速柴山文科相が教育勅語の復活を言い出した。教育勅語の本質は危険な軍国主義的イデオロギーだから何をか況んやなのだが、教育勅語を導入したい安部と菅が裏腹で表向きは批判している。柴山はまだ表と裏の使い分けが出来ていない。同類の桜田五輪相は安部らに「役人の作ったメモを棒読みしろ」と無能の烙印を押された。麻生は財務省のゴタゴタの責任を取らずに批判されたが、留任は「人事権は首相の専権事項だ」と逃げた。石田総務相と山本防災相はモリカケ問題の火消し役が評価された論功で入閣を果たしただけだから仕事が出来るかは分からない。生活保護バッシングの片山はいつ炎上するか分からない。真打ちは菅官房長官だ。沖縄県知事選で佐喜真の公約「私は携帯料金を4割引き下げる」を菅が確約した。しかし、国にも県にも値下げの権限は無い。フェイク演説は公職選挙法違反だ。一説によると、佐喜真がリードしていたが、菅の演説で玉城デニーにひっくり返ったという。法を犯し、勝てた候補を負けに追い込んだ。こんな能力で官房長官が務まるとでも思っているのだろうか。きっと大臣たちは、入閣の要件とは「安部様の思し召し」であると思っているに違いない。

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塩害台風

台風24号の塩害は酷かった。今でも静岡県では大規模停電が続いているという。強風と塩で送電網がやられたようだ。我が家の周りでは、私鉄の電線が燃え夜から朝にかけて電車が止まってしまった。庭の柿や梅の葉が一夜にして枯れ出した。まるで一挙に晩秋を迎えた様相だ。家の南側のベランダの手摺りが白くキラキラと光っている。霜ではない。よく見ると、壁も自動車も同じ。塩の結晶がびっしりと付いている。しかも、ベタっとしている。空は台風一過で快晴だ。雨は降りそうもない。早速、大量の水を掛けて洗い流した。ガソリンスタンドでは洗車待の車が列をなしたという。畑の作物も被害を受けているのだろう。早く雨が降らないと塩があらゆる物を蝕んでゆく。今回ほど、雨の到来を待ちわびた経験は無い。降ってほしくない時に降るのが雨だが、降ってほしい時に降らないのも雨だ。意のままにならないのが自然だと見せつけたのが台風24号だった。

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内閣改造という悪ふざけ

内閣改造と党人事が発表された。重職は留任で、その他は初入閣が12人。でも初入閣と言っても新鮮さは無い。在庫一掃内閣と揶揄される所以だ。総裁選に貢献した派閥優先で、仕事に期待は出来ない。安部は「全員野球内閣だ」と言うが、それは自民から見た発言で、国民目線では草野球内閣に見える。これ程、脛に傷を持つ仲間ばかりを重用した人事も珍しい。賄賂の甘利、金に汚い下村、防衛省を壊した稲田、ウチワの松島、モリカケの杉田・萩生田、放言し放題の片山の面々。禊ぎは終わったという積もりなのだろうが、安部の独善的な恩赦に映る。女性活躍を公約に掲げながら、女性閣僚はたったの一人。安部曰く「片山は女性二人分だ」とは、まるで落語の落ちだ。笑点ならば座布団を失うことになる。石破派からは山下が法相に就任した。安部は「総裁選で誰に投票したかは考える余地がなかった」と挙党一致を強調した。政治家の嘘も方便は理解出来るが、見え見えの嘘は止めた方が良い。またモリカケ問題を思い出す。と言うよりは、安部は見え透いた嘘を繰り返す政治屋なのだということを確信した。日本の将来は暗そうだ。これ程までに向う傷集団を重用したとそう考えると、内閣改造の意図が見えてきたような気がする。改憲しか無い。さて改憲は緊急の課題なのだろうか。それよりもその前に幾つもやるべき事がある。我々は安部に振り回されてはいけないと思うのだが。さて如何に。

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超一流の証

また日本人がノーベル賞を受賞した。ガン治療に第4の道を拓いた本庶京大教授の功績が評価された。このブログでも2016年に「夢のガン治療薬の行方」で取り上げた。いずれノーベル賞を受賞するものと思っていた。研究内容はさて置き、受賞会見のコメントが面白い。研究者になるにあたって大事なのは「知りたい」と思うこと、「不思議だな」と思う心を大切にすること、教科書に書いてあることを信じないこと、常に疑いを持って「本当はどうなっているのだろう」と。更に諦めないこと。実験は数を熟すことが大切。自分の目で確信できるまでやる。自分の頭で考えて、納得できるまでやる。最もユニークな発言は「ネイチャーやサイエンスに出ているものの9割はウソ。10年経ったら残って1割」だ。一流の科学者はネイチャーなどに自分の研究成果が載ることこそ一流の証と思っている。本庶教授はその上を行っている。さすが、ノーベル賞に値する研究者の心眼は超一流の証と言えそうだ。

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