内閣改造という悪ふざけ

内閣改造と党人事が発表された。重職は留任で、その他は初入閣が12人。でも初入閣と言っても新鮮さは無い。在庫一掃内閣と揶揄される所以だ。総裁選に貢献した派閥優先で、仕事に期待は出来ない。安部は「全員野球内閣だ」と言うが、それは自民から見た発言で、国民目線では草野球内閣に見える。これ程、脛に傷を持つ仲間ばかりを重用した人事も珍しい。賄賂の甘利、金に汚い下村、防衛省を壊した稲田、ウチワの松島、モリカケの杉田・萩生田、放言し放題の片山の面々。禊ぎは終わったという積もりなのだろうが、安部の独善的な恩赦に映る。女性活躍を公約に掲げながら、女性閣僚はたったの一人。安部曰く「片山は女性二人分だ」とは、まるで落語の落ちだ。笑点ならば座布団を失うことになる。石破派からは山下が法相に就任した。安部は「総裁選で誰に投票したかは考える余地がなかった」と挙党一致を強調した。政治家の嘘も方便は理解出来るが、見え見えの嘘は止めた方が良い。またモリカケ問題を思い出す。と言うよりは、安部は見え透いた嘘を繰り返す政治屋なのだということを確信した。日本の将来は暗そうだ。これ程までに向う傷集団を重用したとそう考えると、内閣改造の意図が見えてきたような気がする。改憲しか無い。さて改憲は緊急の課題なのだろうか。それよりもその前に幾つもやるべき事がある。我々は安部に振り回されてはいけないと思うのだが。さて如何に。