2016年9月

jailbreakとliberty

「脱獄済iPhoneを販売した男性が逮捕」という記事の文字を見て、自分の頭が???。iPhoneって、あのAppleのiPhoneの事でしょ?。まさかスマホが入獄される訳がない。脱獄とは一体どういうこと?。しかも、それを販売した男性が逮捕された?。と心中穏やかではない。頭の中に数多くの???が飛び交い困惑した。スマホを持たない我々世代には、全く理解不能な文章表現だ。記事を読み解くと、Appleがかけている制限を破った製品を販売した者は商標権違反となる、ということのようだ。分かった範囲で説明すると下記の通り。Appleは原則的にiPhoneのアプリ適用に制限をかけている。だからiPhoneにはAppleが許可しないアプリを使用することは出来ない仕組みになっている。でも、その制限をソフト的に破り、どのアプリでも使える状態にしたのを脱獄jailbreakという。つまりAppleの使用制限を監獄と呼んでいるのだ。脱獄したiPhoneは、iPhoneを持たない自分にも魅力的に映る。一方現実の世界で脱獄は重罪になるが、だがこのIT世界では違う。脱獄とは、自由libertyを得ることと同意語になる。ところが、その改造品を売ると罪になる。現実に逮捕される。脱獄は称賛され、販売は逮捕されるという現実を、自分が理解することは難しい。???が続く。

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ゆとり教育の次に来るもの

全国学力テストの結果発表によると、平均正答率の都道府県上位と下位の差が縮まった。都道府県別に較べることが良いとは思わないが、最下位だった沖縄県が平均以上に向上したことは素晴らしいことだと思う。高知県は、独自のテストを実施したり、毎年上位に入る福井県に教員を派遣するなどの努力をしたようだ。福井県では、教員1人が中1から中3までの3年間を連続で担当するタテ持ちという独自の制度を導入した。それにより3年間を計画的に教え、授業の質を上げた。沖縄県も上位の常連の秋田県と教員の人事交流を続けているとのこと。ようやく、ゆとり教育からの脱出口が見えてきたようだ。子供は生まれつき頭が悪い訳ではない。教え方一つでいくらでも伸びる潜在能力を持っている。文科省や教員たちも、やっとその事に気付いたようだ。教育方法は、詰め込み教育からゆとり教育になり、反省を踏まえ従来の教育に戻りつつある。そして、その先にはアクティブ・ラーニングがある。だが、未だにアクティブ・ラーニングを指導出来る教員は数少ないのが現状だ。アクティブ・ラーニングの指導者は全国を駆け回りその技術を広め、教わる者は指導者を求めその技術を吸収し各自の授業に生かし、日本の教育の質を上げてほしいものだと思う。

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米大統領選の行方

米大統領選の第1回テレビ討論会が始まった。嘗てはテレビ討論会が勝敗の帰趨を決めたこともあったが、近年ではそれ程重要視されていない。だが、今年は違う。ヒラリー対トランプだ。全世界で約1億人が視聴したという。熱狂的な人気があるという訳ではない。反対に両者とも人気が無い。どちらにも票を入れたくない。どちらが、より入れたくない方かを見極めるために視聴した人が多かったようだ。ヒラリーは政治家としての経験や判断力は評価できるが、嘘つきで不誠実だという印象が強く人気が無い。一方トランプは閉塞感の漂う現状を打破するという期待がある半面、知識や言動、振る舞いなどあらゆる面で大統領の気質に欠けるため問題外とみる人も多い。第1回目は6対4くらいでヒラリーが優勢のようだ。だが今の成り行きではどう転ぶか分からない。ドングリの背比べといったところだ。しかし、ここに来てヒラリーの健康問題が浮上している。9.11追悼式で体調を崩し途中退席した。軽い肺炎とは言っているが、数年前にも脳震盪を起こしている。病名は右脳横静脈洞血栓症。脳梗塞で血栓溶解剤を服用しているという。いつ倒れるか分からない。大統領選前に撤退するか、大統領任期中に退任するかもと憶測されている。ひょっとすると、両者の対戦は、両者共退き副大統領候補同士の対戦に変わるかもしれない。ヒラリーのティム・ケーン副大統領候補対トランプのマイク・ペンス副大統領候補。両者共大統領としての資質がある。この両者が10月4日にテレビ討論会を行うことになっている。状況次第ではこの討論会で一気に流れが変わるのかもしれない。

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韓国の汚職防止対策

韓国で明日から接待規制法が施行されるとのこと。目的は汚職防止。適用対象は公務員、教員、記者などの約400万人。韓国には高額な接待や贈り物をする文化がある。だがそれが汚職の温床になっている。国の許認可も、入学への手心も、スギャンダルを握りつぶすこともお金次第という悪い慣習が常態化している。それを正常化しようというのが、この接待規制法だ。対象者への食事接待の上限は2700円に設定され、違反すると双方に厳しい罰則が科せられるという。その他贈り物、慶弔費、講演代にも上限と罰則が設けられている。更にこの法律には何と通報すると褒賞金を受け取れる条文が付いていて、盗撮技術を教える教室が繁盛しているとか。この法律が厳密に実施されれば、韓国文化が様変わりするに違いない。根深い不正や汚職が一掃されクリーンな韓国に生まれ変わるかもしれない。だが一方で高級飲食店が軒並み潰れ、ゴルフ場も閑散になり、公務員の成り手も減り、経済は立ち直れない程急激に減速する恐れは充分にある。それでもこの法律を施行しなければならないほど汚職が蔓延しているということなのだろう。でも接待規制法を施行する前に、韓国政府にはやるべき事があるような気がする。現行汚職罪の厳罰化は必要だが、汚職防止キャンペーンとか全国民に対する不正防止教育や道徳の定着など、国民のプライドを高揚させることが第一歩だと思う。力尽くでは、国民の意識はすぐに抜け道探しに走るだけのような気がしてならない。

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大口病院の怪

昨日の子育て支援とは正反対の、終末医療患者の多い横浜大口病院の連続中毒死が連日報道されている。二遺体からは消毒液に使われる界面活性剤が検出され殺害されたことが判明したとのこと。点滴袋のゴム栓から注射器で毒物を注入した痕跡があるというから、まさに殺人事件だ。この病院の4階では、4月から看護師の服が切り裂かれたり、カルテが紛失したり、看護師のペットボトルに異物が混入されたなどのトラブルが続いていたという。異常はそれだけではない。7月から9月にかけて入院していた患者が、立て続けに50人も死亡したという。療養病床43床に対し2ヶ月半で50人とは、入院中の約半数の人が死亡し続けたことになる。終末医療患者が多いとは言え余りにも多過ぎる。しかも中毒死が発覚した以降ピタッと死亡者はいなくなったという。病院の対応が不可解だ。4階は呪われているでは済まされない。まるでチーム・バチスタ螺鈿迷宮の再現劇を観ているようだ。早急に現実の白鳥室長とグッチ役が現れ、事件が解決されることを願いたいものだ。

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浦安市の子育て支援

東洋経済の「浦安市少子化対策の全貌」を読んで驚いた。昨年浦安市が卵子凍結を行政として支援する取り組みをスタートしたとのニュースがあった。当時は、ディズニーランドから上がる豊富な税金を使った少子化対策のパフォーマンスだと思っていた。地場を拠点とする企業一つで、浦安市は贅沢三昧で、一方夕張市は極貧生活を送るハメになるのだと思っていた。マスコミが流すニュースは、市が卵子凍結を補助との内容だけで、浦安市の取り組みを深掘りはしていない。もし真相を知らなければ、贅沢三昧と思うのは必然だ。ところが、東洋経済によると、実態は全くかけ離れている。舞台の主役は松崎市長だが、監督は順天堂大学医学部の菊池医師。市長が菊池医師の実情話に感銘し、30億円の少子化対策基金を設けたという。卵子凍結に保険がきくのはガン患者だけだが、浦安市は市内に住む20歳から34歳の女性であれば誰でも同等の助成が受けられるようにした。浦安市の法人市民税は全市税の1割しかない。ディズニーランドさまさまではないのだ。しかも、卵子凍結だけに留まらない。出会いのための婚活パーティーを支援し、出産後には産後うつを防ぐためホテル滞在でサポートし、保育園も充実させ、医療費も中学生までは補助と、現実的で総合的な子育て支援を続けている。国は少子化対策が必要とは言いながら、有効な方策は何もとっていない。浦安市の取り組みをモデルケースとして、実効性のある少子化対策をとってほしいものだ。

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2050回目の更新

数えてみると今日は、このブログを始めて2050回目の更新になる。2011年2月13日にブログを書き始めて以来、毎日更新しているので日にちを数えると更新回数が分かるのだ。そろそろ2000回に近づくかなとは思っていたが、既に通り過ぎてしまっていたとは気付かなかった。書き始めた当初は、内心では三日坊主で終わるかもしれないと恐れていた。それが1週間になり、ひと月になり、1年になり、とうとうまる5年を越し、2000日が過ぎた。振り返ると、なんだか人生と似ているような気がする。当初は赤ん坊みたいに、日毎、立てば歩めの親心のように、より進歩すべき内容と文章を求めていた。だが短い文章の割に時間もかかり、気持ちを伝える表現力も幼過ぎたように思う。5年辛抱した割には、表現力は然程進歩しないが、文章を書く時間だけは短くなった。でも、短くなったのは書く時間だけで、書く内容は一日以上頭の片隅で熟成するようになり極めて長くなった。熟成すればするほど、テーマが3D的に組み立てられてくる。如何に組み立てるかを考えるのが面白い。2000日以上続けて一つだけ分かった事がある。ブログは新しい自分自身を発見する手段でもある。文章にすると曖昧模糊としていた自分の考えがはっきりしてくる。今まで気付かなかった自分が見えてくる。新たな自分を求めて、この道は続いて行きそうだ。

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玉石混合のイグ・ノーベル賞

またイグ・ノーベル賞を日本人が受賞した。何と10年連続とのこと。イグ・ノーベル賞とは「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるノーベル賞のパロディー版であるから、ユニークで奥も深い。今年の受賞は「股のぞき」。天の橋立で有名な股のぞきをすると、実際よりは小さく近くに感じることを証明したとか。受賞したことは目出度いと思うが、さてこの研究が何に結び付くのだろうかと考えると、些か心許ないような気がする。嘗て受賞した涙の出ないタマネギやスピーチジャマーなどは今後も技術的な発展が望めそうだ。またドラえもんの望遠メガフォンは何故受賞しないのだろうかとも思う。今年の受賞研究の中で、ドイツの「体の右側がかゆいとき、自分を鏡に映して左側をかくとかゆみが和らぐ」という研究が秀逸だと思う。この現象はミラースクラッチングと名付けられているが、今後臨床研究に重要なインパクトがあると言う。事象自体が人を笑わせ、これを契機に医学の新分野を拓くほど奥が深く考えさせてくれる研究と言えるかもしれない。ひょっとするとイグ・ノーベル賞から本物のノーベル賞が産まれるかもしれない。まさに玉石混合のイグ・ノーベル賞と言えそうだ。

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vividとvivitの違い

vividの意味は「生き生きとした、とか、鮮やかな」だが、少しモジッたビビットvivitというモールが我が家の近くにある。その場所は、嘗てはあの山一證券のグランドだった。我が家からララポートへ行く途中にある。山一が潰れメリルリンチの所有になり、更にそれが整備されビビットになった。約15年ほど前、ビビットは消費の主流となるはずの団塊の世代である中流向けに開業された。でも当時の団塊世代の購買力は弱く、的外れで成功しないと思っていた。幸か不幸か案の定的中した。あれから幾つのも企業が出店し撤退していった。4Fに居を構えた地方の有名料理店は全て撤退した。三省堂が撤退し、TSUTAYAも撤退した。そして最近品揃えナンバーワンのジュンク堂が入った。家電安売りはラオックスが撤退し、ノジマが入ったが今は半分に縮小している。ホームセンターはスーパーバリューが入ったが撤退し、マックスバリューがピンチリリーフしたものの撤退の憂き目にあっている。残念ながら今ではスーパーバリューのスーパー部門だけが半分だけで生き永らえているのが現状だ。最近は再生の為「まいう」の石ちゃんで有名なサカゼンと、ニトリと大塚家具がテナントになった。でも、サカゼンはガラガラ。ニトリの小物は良いがインテリア家具は今一。大塚家具の家具は良いが買う人がいない。しかもこの地区にはIKEYAもある。そこで大塚親子紛争を思い出した。なぜあの親子は争ったのだろうかと。少なくとも言える事は、娘の大塚家具も父親の匠大塚も中級層を狙っているように見える。父は従来路線の高級品を、娘はニトリに近い中級品を。それだけの違いだ。だが、1億総中流と言われた時代は既に過ぎ去り、中流は極めてマイナーな存在になってしまった。大塚父娘に勝算は描けそうもない。vivitはいつになったらvividになるのだろうか。

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ネズミ取りとドライブレコーダー

ドライブレコーダーが普及してきた。タクシーやバスに設置されている。フロントガラスに取り付け、車内外の状況を映像や音声で記録することが出来る。交通事故などの原因究明や証拠として使えるので、タクシーなどに設置されるのが常識になっている。会社としても、運転乗務員の勤務状態が把握できるので一石二鳥と言えるだろう。最近用途が拡大し、高齢者の運転を録画し、自身の運転を見直しさせる使い方も出て来たようだ。運転中は自分の運転操作のクセやミスは自覚し難いものだ。録画して自身で確認すれば、修正が容易になり安全運転に繋がることになる。認知症患者の運転免許返納にも繋がるだろう。福井県警では全国の警察に先駆けドライブレコーダーを無料で貸し出しているという。交通安全担当者が映像を確認し、高齢者に運転上の注意点を伝えている。警察は安全運転の強化と称しネズミ取りをやっているが、止めた方が良い。寧ろ運転者の注意を逸らしてしまう恐れの方が大きいし、姑息だ。一方、福井県警の取り組みは、安全運転を確保するために前向きで建設的と言える。これを契機に、ネズミ取りを警官の勤務評価から外すべきだと思う。

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豊洲の真相は

豊洲の地下空洞事件の真相が少しずつ明らかになってきた。当時の石原元知事と岡田元中央卸売市場長が、地下空洞を認識せずに決済の盲印を押していたようだ。自分は盛り土が最善策だとは思っていない。だが、盛り土をすべしと答申した有識者会議に背いて盛り土をしなかった責任は追及されるべきものだと思う。石原は全て部下に任せていたので自分は知らないと言い訳をしている。息子の良純は父慎太郎を、過去は考えない人だと擁護している。石原親子は2人とも社会常識の無い欠陥人だと思う。慎太郎は当時技術的な事は分からなかったのかもしれない。建築土木の専門家ではないのだから当たり前だ。だが、最終的に都知事としてゴーサインを出したのだから、結果には責任がある。知らなかったでは済まされない。何のために都知事がいるのか。盲印を押して体裁を整えるためではない。結果責任を取るために存在し給料も貰っているのだ。慎太郎は素直に謝罪すべきだと思う。一方岡田元市場長は余りにも無責任だ。現場の長こそが、現場に最も精通していなければならない。その知らなさのレベルは慎太郎の比ではない。インタビューを見ていると、今もって自身の無責任さを理解していないようだ。断罪されるべきだと思う。この一連のドタバタを見ていると、建設設計担当者が豊洲の土壌汚染の深さを憂慮し、いざという時の為に、人知れずに空洞を作ったのが真相のように思えてきた。

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勇気ある決断

小泉元首相が原発ゼロ運動の先頭を走っている。9月上旬に日本外国特派員協会で原発ゼロ運動を始めた理由を語っている。総理の時は「原発が必要だ」と言い、総理を辞めたら「原発は必要ない」と言い出した。総理を経験した人物が、こうまでも変われるものなのかとも思った。だが、元首相は「過ちを改むるに憚ることなかれ。過ちを改めざる。これを過ちという」という諺を出し、過ちと分かったのだから改めなければいかんと原発ゼロ運動を始めたと言う。面子を捨てた勇気ある決断だと思う。元首相は、福島原発事故を見て自分で原発の勉強をし直したとのこと。その結果、専門家の言う「原発は安全。コストが一番安い。クリーンエネルギー」が全てウソだと分かった。原発事故は飛行機や自動車の事故とは桁外れに違う大きな被害になる。被害者は今後も故郷に帰れる見通しは無い。電力会社は、安全第一とは言うが利益第一の体質。原発が安いというのはウソ。一番高い。東電は賠償金を払えないので国に支援を依頼してきた。当初は5兆円だったが、去年9兆円になり、今は9兆円でも足りないと言い出した。廃炉費用も使用済み燃料の保管費用も必要で、原発はあらゆる産業のなかで一番の金食い虫。なによりも、原発が止まって5年経つが停電も起きず何ら支障は無い事が証明されている。原発推進派が息を吹き返しつつある。子供や孫たちのためにも小泉元首相の元に結集し原発ゼロ運動を力強く押し進める必要がある。

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ガラスの腰

自分にとっては、ちょっとハードなこの1週間だった。先週の金曜日9日にプロ仕様の習志野でハードなゴルフ。11日、12日は新潟旅行。往復4時間近く新幹線の座席に座ったまま。新潟では殆んど一日中車の運転。14日はゴルフ練習。お彼岸に台風が直撃しそうなので15日は車でお墓参り。16日は霞ヶ浦でゴルフ。運転はしなかったが、往復4時間以上車の中。思い起こすと、スポーツはしたものの、座って固まっていることが多かった。それに行事以外の時は殆んど机に向かっていることが多いのだから、腰への負担は尚更だ。要するこの1週間は腰の筋肉が固まることをし続けた訳だ。そして昨日17日はカミサンに誘われてテニス。体力はどうにか残っていたが、ついに腰が悲鳴をあげた。ゲーム中にとうとう腰を痛めてしまったのだ。サーブをした後に、背筋の一番下の尾てい骨の横の筋が異常に収縮した。収縮と同時に腰が抜けたように力が入らなくなった。力を入れれば入れるほど力が抜けていき、痛くもある。まるで宇宙遊泳をしているようだ。でもゲームを続けサーブをした。だが、そのゲームが終了したところで、無念のギブアップ。対戦相手に謝り、テニスハウスで腰を冷却する羽目になった。この数年、腰を痛めることが常態化している。特に酷使しているという訳ではない。何故なのだろうかと考えた。第一の理由は老齢化。それは間違いないが、それなりに対応はしている。第二の理由は筋肉のアンバランス化。そう言えば最近ゴルフに凝っている。ゴルフは下半身で打つのが上手くなる極意。下半身を使うとは、フットワークと背筋。自分は年の割に背筋が腹筋以上に異常に発達してしまったに違いないと確信した。腰の痛さが治まれば腹筋強化に取り組もうと思う。ガラスの腰の克服のために。

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盛り土は絶対不可欠なの?

築地市場の豊洲移転が揉めている。豊洲はIHIや東電火力発電所がある工業地帯だった。豊洲移転は決まったが、ベンゼンなどの発ガン性物質が多量にあることが判明し、800億円もの費用をかけて土壌浄化が行われた。有識者会議で汚染土の撤去と盛り土が提案され、その盛り土を実現化するための技術会議が開かれ盛り土することになった。ところが蓋を開けてみると、肝心の建物の下には盛り土は無く、空洞化されている。マスコミが俄かに騒ぎ始めた。今は日本の全てをあげて犯人探しに躍起になっている。その道の専門家が、盛り土は必須と言うのだから、絶対に必要なものかもしれない。でも、素人考えでは盛り土が絶対不可欠なものとは思えない。盛り土は何故必要なのだろうか。汚染土壌を撤去した後の盛り土の効果は何処にあるのだろうか。撤去した下の土壌から湧き上がる汚染物質が、更に上に上がらないようにする為のものと思われる。そうであれば、コンクリートなどで完全に塞いでしまった方が、安全に決まっている。土壌には汚染物質の透過性があるが、コンクリートには殆んど無いからだ。でも今のままで良い筈がない。透水層を通して下から汚水が上がってくる。コンクリートを40~50cmも打てば済むことのような気がする。元々有識者会議も技術会議も、単に参考意見を聴く場に過ぎない。会議も都当局も無責任だ。ただ、豊洲問題は「会議は神聖」という魔女狩りのように見える。さて今後如何に進展していくのか見守る必要はありそうだ。

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第二の福島原発事故

原発再稼働に反対する数少ない知事がまた減ろうとしている。四選を目指し出馬を表明していた泉田新潟県知事が出馬を撤回した。東日本大震災以来、東電柏崎刈羽原発の再稼働を認めない泉田知事の主張は真面ではあるが、原発推進派にとっては目の上のタンコブだ。地元の有力紙新潟日報が泉田知事のネガティブキャンペーンを展開し、泉田知事の心も折れてしまったようだ。新潟経済界が新潟国際海運株式会社を設立し、新潟~極東ロシアを結ぶ日本海横断航路をスタートさせた。新潟県は3億円を出資したが、事業は軌道に乗っていない。真相は分からないが、新潟日報は泉田県政の責任を執拗に報道した。だが新潟日報の裏には東電がいるという噂がある。如何にもありそうな噂だ。かつて原発に反対した佐藤元福島県知事がでっちあげ汚職事件で政治生命を絶たれたことを思い出す。このところ原発推進派が勢力を盛り返している。原子力規制委員会は既に原発推進派の手中に落ちてしまった。最早歯止めも無くなってしまった。我々は、第二の福島原発事故を防ぐことは出来ないのだろうか。

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諸悪の根源は政務活動費

富山市議の政務活動費不正が次々と発覚し、辞職議員が10人にも達した。事の発端は、市議報酬を10万円アップし70万円とする条例を可決したこと。市民感覚とずれていると抗議の声が上がり、政務活動費の実体が注目され、不正が次々と明らかになってしまった。領収書の数字の改ざんや領収書の自製など、明らかな犯罪行為だ。しかも、不正の理由が酒代とか遊ぶ金が欲しかったというのだから開いた口が塞がらない。不正をした議員が悪いのは間違いないが、それに票を投じた市民にも責任がある。だが、諸悪の根源は政務活動費にあると思う。市議の報酬は自治体によって若干異なるが、大体市議報酬60万円と政務活動費60万円のダブルインカムだ。政務活動費は議長へ収支報告書の提出の義務はあるが、詳細は決められていない。何に使おうが、本人が政務活動だと言えば済むほどずぼらな代物だ。だが、今回の辞職騒動は、ずぼらを通り越した領収書の改ざん。最早行く所まで行ってしまったようだ。政務活動費は、政務調査費という名前で2000年に地方分権の一貫として制定された。それまで中央で行っていた政務活動を地方に移すため、地方議員に活動費を移すことにした。しかし地方議員が中央と同じように政務活動をする実体はない。要するに地方議員に仕事はないのだ。そこに天から降ったように、何に使っても良い政務活動費が舞い込んできた。仕事も無く、お金が降ってくれば誰だって金銭感覚が麻痺してしまう。石破前地方相は何もやらなかったが、地方分権について見直しする必要があるのは間違いない。

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ネコの寿命

イヌは13.2年、ネコは11.9年と平均寿命が最高になったとのこと。東京農大と日本小動物獣医師会が大規模調査をした結果だ。対象はペットとして飼育されているイヌとネコ。1990年、1994年、2002年、2014年に調査している。何と25年間でイヌは1.5倍、ネコは2.3倍に延びたという。近年、室内飼いが増え、医療環境も改善したことが長寿命化に貢献しているのは間違いないだろう。最近はスーパーやホームセンターに行くと、ペットフードのコーナーが大きな面積を占めているのに驚かされる。しかも何歳用とか、病気予防付きとか、人様の食べ物よりも高級そうなものまであるからビックリしてしまう。2015年における日本の平均寿命は、男性が80.79歳、女性が87.05歳だった。では、イヌとネコの年齢は何歳なのだろうかと興味が湧き計算してみた。小型犬は産まれてから2年で24歳になり、3年目から4歳づつ年を取ると言われている。するとイヌの13.2年は人間の69歳に相当する。ネコは生後1年で18歳になり、その後は1年に4歳づつ年を取る。従って、ネコの11.9年は62歳になる。イヌもネコもヒトに較べれば相当短命なのだ。これはペットとして飼育されているイヌとネコのケースだ。一方野良猫は3年程度で死ぬケースが多いという。3年とは26歳に相当する。26歳の若さで、と聞くと、我が家に遊びに来るソトネコたちが不憫で愛おしく思えてきた。

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文殊の知恵

政府が高速増殖炉もんじゅを廃炉にする方向で最終調整に入ったが、敦賀市長は反対している。消費した量以上の燃料を生み出すことの出来る夢の原子炉と言われた高速増殖炉は、世界中の多くの国が20年以上も前に技術的にも費用的にも困難でギブアップしてしまっているのが現状だ。もんじゅは1980年代に建設されたが、トラブルばかりで真面に動いた事は無い。再稼働には数千億円の追加費用が必要となるが、動くかどうかは分からない。運営主体の日本原子力研究開発機構はやる気の無さ丸出しで職員のモラルダウンも甚だしい。しかも、機構に代わる受け皿が見つからない。更に廃炉には30年で3千億円もかかるという厄介者だ。政府の廃炉方針は余りにも遅きに失したが、方針を決断したのは一歩前進と言える。青森県の再処理工場も問題だらけで稼働していない。使用済み核燃料の廃棄場所もない。これで、やっと夢の核燃料サイクルは幻に終わることになる。政府はもんじゅに限定することなく抜本的に原子力政策を見直すべきだと思う。敦賀市長は補助金というアメを欲しがる前に、まず日本の原子力発電の現状を勉強すべきだと思う。もんじゅ廃炉を契機に、原発縮小化の文殊の知恵が出ると良いのだが。

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村上の鮭と屏風と鮎

新潟村上は小さな町だ。メインストリートを20分も歩くと端から端へと行き着ける。村上といえば塩引き鮭の吊るし干し程度しか知らなかった。イヨボヤ会館で、大きな「鮭」と書いてある暖簾の横に吉永小百合が立っているポスターを見つけた。カミサンに同じポーズをとらせて「鮭暖簾」を撮ろうと、暖簾探しが始まった。九重園で村上茶を買った後屏風を見せてくれた。9月15日から町を挙げて屏風祭りが開かれるという。村上は先祖代々の宝物を伝え続けている裕福な町屋の集まりらしい。そして少し歩いて「鮭」の暖簾を見つけた。早速カミサンを横に並ばせ写真を撮った。入口には数匹の塩引き鮭が吊るしてる。その少なさに少しがっかりし通り過ぎようとしたが、念の為店内に入ってみることにした。中に入って驚いた。町屋の間口は狭いが奥行きは長い。35mもある。そこに塩引き鮭が1000匹以上吊るされている。数も圧巻だが醗酵臭にも圧倒された。村上は鮭加工の伝統も生きているのだと感心した。その鮭の遡上で有名な三面川には鮎のやな場がある。やなには1匹も鮎が上がっておらず少しがっかり。でも、やな場で食べる鮎焼きは初めての経験だ。美味かった。自分は小ぶりの鮎の方が丸ごと食べられ美味しいと思った。鮎は香魚とも言う。香りのある魚だ。何時までもその香りが指先に残った。今度鮎を食べる時は、その香りで村上を思い出すに違いないと思いながら帰途についた。なかなか内容のある小旅行であった。

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車窓風景も楽しみの一つ

ようやく義母の体調も回復してきたので、1泊程度の小旅行が可能になってきた。そこで今日から1泊、予てからカミサンが行きたがっていた新潟村上の笹川流れを見に行くことにした。いつもは年寄りの特権である平日に旅行することにしていたので、今回のように日曜日に出発するのは初めてだ。通勤ラッシュもなく、極めて快適に東京駅に着くことが出来た。ホテルも日曜宿泊は金土曜より安い。良い事づくめであることを実感した。東京から新潟まで新幹線で一路の旅。上越新幹線はトンネルが多い。高崎を過ぎると、榛名トンネル、中山トンネル、大清水トンネル、浦佐トンネル、堀之内トンネルと続き、やっと地上の長岡に出る。折角の旅行なのに景色が全く観られない。旅行の楽しみが半減する。現在建設が始まった東京名古屋間のリニア新幹線も殆んどトンネルだらけという。時間を得るために景色を犠牲にする。果たしてリニア新幹線は採算的に成功するのだろうかと疑問が湧いてきた。元々リニア新幹線には在来の東海道新幹線に乗っている人が移るだけで、経済効果は殆んど無いと思っていた。今日の上越新幹線乗車の経験で、リニア新幹線は開業しても閑古鳥が鳴くことを確信した。更に大阪まで延伸するという壮大な無駄遣いも始まろうとしている。さて誰がその尻拭いをするのだろうか。

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パラリンピックの精神

パラリンピックが始まった。ハンデのある人が、ない人と同じような世界に立てることは勿論素晴らしいと思う。でも自分は五体満足の健常者だから、皆様が言う程パラリンピックを心底から素晴らしいとは絶賛してはいない。パラリンピックとは、ハンデを背負った人だけが味わえる世界だ。車椅子のテニスやバスケットボールの選手たちが活躍している姿は素晴らしい。腕や足の1本が無くなっても活躍出来る場があるのだからハンデのある人にはユートピアだ。自分には経験が無いから、あくまで、もし自分がその立場になっていたらと想像してしまう。だが正直言って想像がつかない。健常者のオリンピックは極めて商業化しているが、パラリンピックは質素だ。本来、ハンデのある人は健常者には敵わいと思う。でも足が無くても、耳が聞こえなくても健常者のようにプレイ出来る。その想像を絶するプレイは驚異的だ。でも、ハンデがあるからこそ、独自の手法を凝らしてハンデを乗り越えるところに価値があると見るべきものなのだろうと思う。その観点で言えば、卓球の男子シングルスに出場したエジプトのイブラハム・マハト選手は凄い。足でボールをトスしサーブする。口でくわえたラケットで応戦する。まさにこれこそがパラリンピックなのだろうと思う。マハト選手は「不可能なことは無い」と言う。健常者と競い合うことがパラリンピックではない。ハンデを如何に克服して見せたかを争うのがパラリンピックの精神だと思う。リオのパラリンピックを見ていて増々人間の可能性の奥深さを感じた次第。

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プロ仕様のゴルフコース体験

日本シニアオープンゴルフ選手権が、来週の木曜から日曜にかけて習志野カントリーで開催される。その1週間前である今日、その習志野カントリーでゴルフをすることになった。テニス仲間のゴルフ仲間から「プロ仕様のゴルフコースを楽しみませんか」とお声がかかり、喜んで行くことにした。印西市には習志野カントリーのキングコースとクイーンコースの2コースがある。名前の通りキングは男性向きで、クイーンは女性やお年寄り向きのようだ。シニア選手権では、通常のコース設定ではなく、アウトの1~9番はクイーンコースから、インの10~18番はキングコースから組み替えて設定されている。自分はビジターだが、今日のパートナーは全員習志野カントリーの会員で、普段は90台前半で回る人たちだ。実際に体験してみるとプロ仕様は相当厳しい。フェアウエーは狭く、ラフは深い。ボールがラフに行くとすぐ止まってしまう。ラフに入るとなかなかボールが見つからない。芝生が長いため真上から見ないとボールが見えない。一度ラフに入ると全員で捜索することになる。余りにも長いので芝を1本採取し帰宅後長さを測ってみた。何と15cmもあった。ラフからの飛距離は2番手程度も違う。脱出出来ればラッキーだ。良いスコアが出るはずがない。でも長所もあった。いつもは転がって入ってしまうバンカー。バンカー方向に飛んでも、手前のラフに喰われ止まってしまう。バンカーには入らないのだ。よくプロ中継で、この選手はバンカー狙いですねと言う事がある。バンカーの方がマシという意味が分かったような気がした。メンバーさんが、洋芝はもっと大変なようですよと言う。プロの凄さが増々感じられてきた。とても貴重な体験だったと思う。

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STAP細胞は生き続けている

STAP細胞は日本では絶滅してしまったが、海外では生き続けているようだ。STAP論文は「体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見」として2014年1月に理化学研究所が発表しネイチャーに掲載された。だが実験結果が再現されず論文は取り下げられた。学術の世界では、論文取り下げとは、何も無かったということと同義語だ。ところが海外ではSTAP研究が盛んだ。米セントルイス・ワシントン大学の研究グループが「ガン細胞の初期化」をネイチャーの姉妹版ウェブに発表した。勿論小保方論文もリファレンスとして取り上げられている。ガン細胞を酸性浴で培養した結果、初期化して正常な細胞に戻ったという。まさにストレスで細胞の記憶が消去され初期化されたのだ。小保方論文と手法は異なるものの、STAP現象が再現されたのだ。日本では小保方さんの割烹着とかスヌーピーに焦点を合わせていたが、海外では論文で報告された研究の概念、発見の価値に科学的意義を求めているのだ。今年になってからSTAP細胞論文に関する研究論文発表と特許取得への動きが盛んになっているという。どうやらSTAP現象は本物のようだ。だが残念なことに日本はSTAP論文を修正ではなく取り下げてしまったので、学術的成果は残らない。更に残念なことに、当時はあれほど騒いだマスコミが全く取り上げる気配もない。ガリレオが「でも地球は回り続ける」と言ったように、STAP現象は生き続けているが、マスコミは貝のように固まっている。残念。

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キヨスクの怪

名古屋の新幹線ホーム売店から「うなぎパイ」が姿を消し、販売復活を求める声が上がっているという。「うなぎパイ」とは、何とも懐かしい響きだ。数十年前はお土産の定番だった。貰うと「あ、出張だったの」と言うくらい定番化していた。今年から名古屋駅のキヨスクでは扱わなくなったというから、相当売り上げが落ちてしまったのかと思っていた。ところが、3年前の「好きな全国の名物土産ランキング」を1位から並べると、白い恋人、八つ橋、長崎カステラ、うなぎパイ、マルセイバターサンド、萩の月、東京バナナの順となっていて、何と4位と健闘しているのだ。何故キヨスクは、全国4位の「うなぎパイ」を名古屋駅から締め出してしまったのだろうか。不可解な現象だ。店頭に出せば売れるものなのに撤去してしまう理由を考えてみた。「うなぎパイ」の製造元春華堂と名古屋キヨスクと仲が悪いのかもしれない。12本入りが約千円。買い易そうな値段にみえる。だがキヨスクからみれば利益幅が狭いのかもしれない。更にキヨスクの使命とは何かを考えてみた。第一は旅の便利屋だ。旅行者は旅先で困った時に、意外なものでも手に入るので重宝している。旅先でお土産を買う時間が無く手ぶらで帰還の時にキヨスクは光り輝いて見える時もある。まさにコンビニエンスなのだ。だが顧客の要望を無視して、利潤追求だけに走れば利益の薄い商品など置く必要はないということになる。キヨスクも企業であるから利潤を追求するのは良く分かる。でもその前に、キヨスクの企業理念は何なのかを思い起こしてほしいと思う。そこに解があるはずだ。

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食べログの終焉

最近、飲食店情報を知るために「食べログ」を使うことが定着している。大当たりとはいかなくても、外れなければマーマー程度の参考にしている。だが飲食店にとっては、新規客取り込みについて食べログの評価ポイントが売り上げを左右するのは間違いない。ところが、その食べログが揉めているという。契約更新時に、ネット予約などの有料機能を断ったら評価点数が3.0にリセットされてしまったという。これは「食べログ」の致命的なサイト経営の失敗になると思う。数年前に業者が口コミ投稿して評価点数を操作するステルスマーケティンブログが問題になったことがある。だがこの主体は飲食店自身が己の評価を上げたいがための行為だ。少しでも多くの客を呼び込みたい一心だったのだろう。その気持ちは分からなくはない。だが、今回のリセットは全く違う。本来食べログの評価はユーザーレビューによるものとされていた。だが、その評価を食べログ自身が恣意的に行うというのだ。今まで客観的で公平性があるから、食べログは定着してきたのだと思う。それが根底から覆されたことになる。恣意的な食べログなど見る人はいなくなるに違いない。親会社のカカクコムの株は急落し年初来安値を更新した。株式市場は正常に機能しているようだ。

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ボケの程度

今住んでいる所では、毎週月曜日が資源ゴミの収集日になっている。空カン、空ビン、ペットボトル、段ボールが集積所に集められる。空カンは青字で空カンと書かれた麻袋に、空ビンは緑字で空ビンと書かれた麻袋に、ペットボトルは緑色の網袋に入れることになっている。この月曜のゴミ出しが自分の役目だ。時々空カン袋と空ビン袋が入れ替わることがある。先月は夏休みだったので、小さい子供たちがゴミ出しを手伝っていた。たとえ間違った袋に入れてもご愛嬌と言うもので微笑ましさを感じる。今日は自分が2番目だった。1番は70歳台後半くらいの近所のオジサン。オジサンが帰ったところに自分が捨てに行った。何と袋を取り違えているのだ。空カン袋には空ビンが、空ビン袋には空カンが入っている。入れ替えようかと思ったが、多量の空カンが入っている。仕方なく、オジサンを踏襲し空カン袋には空ビンを、空ビン袋には空カンを入れることにした。オジサンは何故間違えてしまったのだろうかと考えた。元々無神経な性質かもしれない。急いでいたので単純に間違えたのかもしれない。深刻な事を考えていたのかもしれない。ひょっとするとボケが始まっているのかもしれない。そう考えると我が身が心配になってきた。袋を取り違える程度のボケは、まだまだ軽い。空カンと空ビンの区別が分からずに混ぜてしまうと、業者に迷惑がかかる。もっと酷いボケになると、集積所の空カンなどを自宅に持って帰るかもしれない。空カンと空ビンの袋の取り違いを気にしているようでは、自分はまだまだボケてはいないと確信した次第。

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聖人認定の要件

マザー・テレサが「聖人」に認定された。マザー・テレサといえば、インドのスラム街を拠点に貧困救済に生涯をささげたことで有名だ。宗教、人種の区別のない救済活動はまさに聖女ゆえと言えるだろう。その功績を称え、ノーベル平和賞をはじめ数々の賞を受賞している。聖人に認定されたことは喜ばしいと思うが、聖人の意味付けや位置付けが分からないので調べてみた。カトリック教会には、聖人になるための段階があり、神の僕→尊者→福者→聖人と上がるようだ。キリスト教では、聖人は神様ではない。神様は拝まれるが、聖人は敬わられる存在。神への信仰と聖人への敬意はまったく別のものとして捉えられるとのこと。聖人になる要件として、殉教者でない人が「聖人」に列せられるには、2度の「奇跡」を起こしたことが認定される必要がある。テレサの祈りでインド人女性の腹部の腫瘍が消えたことが奇跡と認められ福者に認定され、脳感染症で危篤状態の男性が回復したことが奇跡と認定され今回の聖人に認定された。だが、今の時代に奇跡を起こさないと認定されないとは、カトリック教会も随分古い時代を生きているのだなとも思う。ひょっとすると、未だに魔女狩りも存在しているのかもしれないと想像が膨らんだ。

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生まれ変わる将棋界

NHK杯テレビ将棋トーナメントが面白い。もう20年以上も見続けている。将棋界のことは良く知らないが、NHK杯を見ているだけで動向が分かるような気がする。今年は、谷川9段が石井4段に敗れ、森内9段も斉藤6段に負けた。かつての名人も勢いを増す若手に圧倒される時代になってきている。最近のプロ将棋は定石通りには進まない。むしろ悪手と言われた手を指すことが多く、悪手を妙手に変えることがあるので驚きだ。その走りは佐藤康光9段だと思う。10年前ほどから定石を指さず、創造的な新機軸の手を指すようになった。一時は「この人頭が狂ってしまったのかしら」と勘繰ったこともあった。でも、この佐藤9段の頑張りで将棋界に新風が吹きこまれ、若手が育ってきたとも言えるのかもしれない。将棋界のビッグニュースが飛び込んできた。62年ぶりに最年少14歳2か月の棋士が誕生するという。中学2年生の藤井聡太君だ。これまでの最年少記録は加藤一二三9段が1954年に樹立した14歳7か月。藤井君は3段リーグをたった1期で抜け4段に昇段する。佐藤天彦名人でさえ抜けるのに4年を要したのだからその凄さが分かる。中学生棋士の誕生は、加藤一二三、谷川浩司、羽生善治、渡辺明の次いで5人目とのこと。いずれも多くのタイトルを獲得し、時代を代表する名棋士になっている。藤井4段は将棋の常識を覆すかもしれない。NHK杯への出場が待望されるし、将棋の楽しみ方も増しそうだ。

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目標設定ミスと政策ミス

待機児童が2年連続で増加し、2017年度末までに待機児童をゼロにする政府目標が霞んでいるという。今年4月時点での待機児童数が2万3千人超で、この他に隠れ待機児童が6万7千人いるので、合わせて9万人もいるのだ。保育園を増やしても、自治体が補助する認可外保育所に入っている児童や、保育所に入れず育児休業を延長したケースなどを数えた隠れ待機児童が、新たに待機児童として加わるので、待機児童は減ることはないのが現状だ。そもそも待機児童の定義が曖昧で、各自治体で定義が異なるし、同じ自治体でも児童受け入れが改善されると待機児童の要件を緩和するので、また待機児童が増えることになる。政府は2万3千人の解消を目指しているが、9万人解消を目標にすべきものだった。政府の目標設定のミスと言える。保育士不足も深刻だ。政府は月給を2%程度引き上げる方針だが小手先に過ぎない。保育士の資格を得るには、養成校を卒業するか保育士試験に合格するしか道は無い。育児の経験のない若い子が養成校を卒業しても即戦力は望めない。一方育児経験のある人にとって保育士試験は難し過ぎる。保育士試験を実用的なレベルまで簡素化するのが、即効性のある最善の道だ。ただ政府が養成校の利権と対抗出来るかが成否を分けそうだ。利権に弱い政府には期待出来そうもない。待機児童は全国に散在しているのではない。都会に集中している。世田谷区、渋谷区、目黒区の待機児童を解消出来れば、ほぼ解決するとも言える。政府はこれらの区を特別区として規制緩和すべきだと思う。結局待機児童問題は、政府の目標設定のミスと政策ミスのダブルで長引いていると言えそうだ。

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プチ・リゾート

今年の夏は湿度が高く蒸し暑い日が多かった。我が家は軽量発泡コンクリート造りだから木造よりは断熱性はあるが、でも暑かった。そこで今日はベランダで夕食を摂ることにした。2Fの居間には幅1間の4畳ほどの広さのベランダがある。多目的に使えると思い1間の幅にしたのが正解だった。よちよち歩きの孫たちも安全に歩き回ることも出来るし水遊びも出来る。洗濯ものが普段より数倍増えても干すことが出来る。先日近くのホームセンターで、小さな木製折りたたみ式のテーブルとイスを買ってきた。今日は初めてのオママゴト。ベランダでの夕食だ。2Fだから蚊は来ない。空気が涼やかだ。天井も壁もないので開放感がある。まるで高原のリゾート地にいるような感覚になる。勿論食事は美味しかった。難を言えば、料理の冷める速度がやや速い。こういうのを難癖をつけると言うのかもしれない。いつもよりは数メートル離れた場所での食事であったが、心は数百kmも飛んでいた。きっとカミサンは明日もベランダでと言い出すに違いない。天気が良ければ、当分続きそうな気配だ。以外と近くにプチ・リゾートを見つけたものだ。

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