ネコの寿命

イヌは13.2年、ネコは11.9年と平均寿命が最高になったとのこと。東京農大と日本小動物獣医師会が大規模調査をした結果だ。対象はペットとして飼育されているイヌとネコ。1990年、1994年、2002年、2014年に調査している。何と25年間でイヌは1.5倍、ネコは2.3倍に延びたという。近年、室内飼いが増え、医療環境も改善したことが長寿命化に貢献しているのは間違いないだろう。最近はスーパーやホームセンターに行くと、ペットフードのコーナーが大きな面積を占めているのに驚かされる。しかも何歳用とか、病気予防付きとか、人様の食べ物よりも高級そうなものまであるからビックリしてしまう。2015年における日本の平均寿命は、男性が80.79歳、女性が87.05歳だった。では、イヌとネコの年齢は何歳なのだろうかと興味が湧き計算してみた。小型犬は産まれてから2年で24歳になり、3年目から4歳づつ年を取ると言われている。するとイヌの13.2年は人間の69歳に相当する。ネコは生後1年で18歳になり、その後は1年に4歳づつ年を取る。従って、ネコの11.9年は62歳になる。イヌもネコもヒトに較べれば相当短命なのだ。これはペットとして飼育されているイヌとネコのケースだ。一方野良猫は3年程度で死ぬケースが多いという。3年とは26歳に相当する。26歳の若さで、と聞くと、我が家に遊びに来るソトネコたちが不憫で愛おしく思えてきた。