カテゴリ:201609



30日 9月 2016
「脱獄済iPhoneを販売した男性が逮捕」という記事の文字を見て、自分の頭が???。iPhoneって、あのAppleのiPhoneの事でしょ?。まさかスマホが入獄される訳がない。脱獄とは一体どういうこと?。しかも、それを販売した男性が逮捕された?。と心中穏やかではない。頭の中に数多くの???が飛び交い困惑した。スマホを持たない我々世代には、全く理解不能な文章表現だ。記事を読み解くと、Appleがかけている制限を破った製品を販売した者は商標権違反となる、ということのようだ。分かった範囲で説明すると下記の通り。Appleは原則的にiPhoneのアプリ適用に制限をかけている。だからiPhoneにはAppleが許可しないアプリを使用することは出来ない仕組みになっている。でも、その制限をソフト的に破り、どのアプリでも使える状態にしたのを脱獄jailbreakという。つまりAppleの使用制限を監獄と呼んでいるのだ。脱獄したiPhoneは、iPhoneを持たない自分にも魅力的に映る。一方現実の世界で脱獄は重罪になるが、だがこのIT世界では違う。脱獄とは、自由libertyを得ることと同意語になる。ところが、その改造品を売ると罪になる。現実に逮捕される。脱獄は称賛され、販売は逮捕されるという現実を、自分が理解することは難しい。???が続く。
29日 9月 2016
全国学力テストの結果発表によると、平均正答率の都道府県上位と下位の差が縮まった。都道府県別に較べることが良いとは思わないが、最下位だった沖縄県が平均以上に向上したことは素晴らしいことだと思う。高知県は、独自のテストを実施したり、毎年上位に入る福井県に教員を派遣するなどの努力をしたようだ。福井県では、教員1人が中1から中3までの3年間を連続で担当するタテ持ちという独自の制度を導入した。それにより3年間を計画的に教え、授業の質を上げた。沖縄県も上位の常連の秋田県と教員の人事交流を続けているとのこと。ようやく、ゆとり教育からの脱出口が見えてきたようだ。子供は生まれつき頭が悪い訳ではない。教え方一つでいくらでも伸びる潜在能力を持っている。文科省や教員たちも、やっとその事に気付いたようだ。教育方法は、詰め込み教育からゆとり教育になり、反省を踏まえ従来の教育に戻りつつある。そして、その先にはアクティブ・ラーニングがある。だが、未だにアクティブ・ラーニングを指導出来る教員は数少ないのが現状だ。アクティブ・ラーニングの指導者は全国を駆け回りその技術を広め、教わる者は指導者を求めその技術を吸収し各自の授業に生かし、日本の教育の質を上げてほしいものだと思う。
28日 9月 2016
米大統領選の第1回テレビ討論会が始まった。嘗てはテレビ討論会が勝敗の帰趨を決めたこともあったが、近年ではそれ程重要視されていない。だが、今年は違う。ヒラリー対トランプだ。全世界で約1億人が視聴したという。熱狂的な人気があるという訳ではない。反対に両者とも人気が無い。どちらにも票を入れたくない。どちらが、より入れたくない方かを見極めるために視聴した人が多かったようだ。ヒラリーは政治家としての経験や判断力は評価できるが、嘘つきで不誠実だという印象が強く人気が無い。一方トランプは閉塞感の漂う現状を打破するという期待がある半面、知識や言動、振る舞いなどあらゆる面で大統領の気質に欠けるため問題外とみる人も多い。第1回目は6対4くらいでヒラリーが優勢のようだ。だが今の成り行きではどう転ぶか分からない。ドングリの背比べといったところだ。しかし、ここに来てヒラリーの健康問題が浮上している。9.11追悼式で体調を崩し途中退席した。軽い肺炎とは言っているが、数年前にも脳震盪を起こしている。病名は右脳横静脈洞血栓症。脳梗塞で血栓溶解剤を服用しているという。いつ倒れるか分からない。大統領選前に撤退するか、大統領任期中に退任するかもと憶測されている。ひょっとすると、両者の対戦は、両者共退き副大統領候補同士の対戦に変わるかもしれない。ヒラリーのティム・ケーン副大統領候補対トランプのマイク・ペンス副大統領候補。両者共大統領としての資質がある。この両者が10月4日にテレビ討論会を行うことになっている。状況次第ではこの討論会で一気に流れが変わるのかもしれない。
27日 9月 2016
韓国で明日から接待規制法が施行されるとのこと。目的は汚職防止。適用対象は公務員、教員、記者などの約400万人。韓国には高額な接待や贈り物をする文化がある。だがそれが汚職の温床になっている。国の許認可も、入学への手心も、スギャンダルを握りつぶすこともお金次第という悪い慣習が常態化している。それを正常化しようというのが、この接待規制法だ。対象者への食事接待の上限は2700円に設定され、違反すると双方に厳しい罰則が科せられるという。その他贈り物、慶弔費、講演代にも上限と罰則が設けられている。更にこの法律には何と通報すると褒賞金を受け取れる条文が付いていて、盗撮技術を教える教室が繁盛しているとか。この法律が厳密に実施されれば、韓国文化が様変わりするに違いない。根深い不正や汚職が一掃されクリーンな韓国に生まれ変わるかもしれない。だが一方で高級飲食店が軒並み潰れ、ゴルフ場も閑散になり、公務員の成り手も減り、経済は立ち直れない程急激に減速する恐れは充分にある。それでもこの法律を施行しなければならないほど汚職が蔓延しているということなのだろう。でも接待規制法を施行する前に、韓国政府にはやるべき事があるような気がする。現行汚職罪の厳罰化は必要だが、汚職防止キャンペーンとか全国民に対する不正防止教育や道徳の定着など、国民のプライドを高揚させることが第一歩だと思う。力尽くでは、国民の意識はすぐに抜け道探しに走るだけのような気がしてならない。
26日 9月 2016
昨日の子育て支援とは正反対の、終末医療患者の多い横浜大口病院の連続中毒死が連日報道されている。二遺体からは消毒液に使われる界面活性剤が検出され殺害されたことが判明したとのこと。点滴袋のゴム栓から注射器で毒物を注入した痕跡があるというから、まさに殺人事件だ。この病院の4階では、4月から看護師の服が切り裂かれたり、カルテが紛失したり、看護師のペットボトルに異物が混入されたなどのトラブルが続いていたという。異常はそれだけではない。7月から9月にかけて入院していた患者が、立て続けに50人も死亡したという。療養病床43床に対し2ヶ月半で50人とは、入院中の約半数の人が死亡し続けたことになる。終末医療患者が多いとは言え余りにも多過ぎる。しかも中毒死が発覚した以降ピタッと死亡者はいなくなったという。病院の対応が不可解だ。4階は呪われているでは済まされない。まるでチーム・バチスタ螺鈿迷宮の再現劇を観ているようだ。早急に現実の白鳥室長とグッチ役が現れ、事件が解決されることを願いたいものだ。
25日 9月 2016
東洋経済の「浦安市少子化対策の全貌」を読んで驚いた。昨年浦安市が卵子凍結を行政として支援する取り組みをスタートしたとのニュースがあった。当時は、ディズニーランドから上がる豊富な税金を使った少子化対策のパフォーマンスだと思っていた。地場を拠点とする企業一つで、浦安市は贅沢三昧で、一方夕張市は極貧生活を送るハメになるのだと思っていた。マスコミが流すニュースは、市が卵子凍結を補助との内容だけで、浦安市の取り組みを深掘りはしていない。もし真相を知らなければ、贅沢三昧と思うのは必然だ。ところが、東洋経済によると、実態は全くかけ離れている。舞台の主役は松崎市長だが、監督は順天堂大学医学部の菊池医師。市長が菊池医師の実情話に感銘し、30億円の少子化対策基金を設けたという。卵子凍結に保険がきくのはガン患者だけだが、浦安市は市内に住む20歳から34歳の女性であれば誰でも同等の助成が受けられるようにした。浦安市の法人市民税は全市税の1割しかない。ディズニーランドさまさまではないのだ。しかも、卵子凍結だけに留まらない。出会いのための婚活パーティーを支援し、出産後には産後うつを防ぐためホテル滞在でサポートし、保育園も充実させ、医療費も中学生までは補助と、現実的で総合的な子育て支援を続けている。国は少子化対策が必要とは言いながら、有効な方策は何もとっていない。浦安市の取り組みをモデルケースとして、実効性のある少子化対策をとってほしいものだ。
24日 9月 2016
数えてみると今日は、このブログを始めて2050回目の更新になる。2011年2月13日にブログを書き始めて以来、毎日更新しているので日にちを数えると更新回数が分かるのだ。そろそろ2000回に近づくかなとは思っていたが、既に通り過ぎてしまっていたとは気付かなかった。書き始めた当初は、内心では三日坊主で終わるかもしれないと恐れていた。それが1週間になり、ひと月になり、1年になり、とうとうまる5年を越し、2000日が過ぎた。振り返ると、なんだか人生と似ているような気がする。当初は赤ん坊みたいに、日毎、立てば歩めの親心のように、より進歩すべき内容と文章を求めていた。だが短い文章の割に時間もかかり、気持ちを伝える表現力も幼過ぎたように思う。5年辛抱した割には、表現力は然程進歩しないが、文章を書く時間だけは短くなった。でも、短くなったのは書く時間だけで、書く内容は一日以上頭の片隅で熟成するようになり極めて長くなった。熟成すればするほど、テーマが3D的に組み立てられてくる。如何に組み立てるかを考えるのが面白い。2000日以上続けて一つだけ分かった事がある。ブログは新しい自分自身を発見する手段でもある。文章にすると曖昧模糊としていた自分の考えがはっきりしてくる。今まで気付かなかった自分が見えてくる。新たな自分を求めて、この道は続いて行きそうだ。
23日 9月 2016
またイグ・ノーベル賞を日本人が受賞した。何と10年連続とのこと。イグ・ノーベル賞とは「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるノーベル賞のパロディー版であるから、ユニークで奥も深い。今年の受賞は「股のぞき」。天の橋立で有名な股のぞきをすると、実際よりは小さく近くに感じることを証明したとか。受賞したことは目出度いと思うが、さてこの研究が何に結び付くのだろうかと考えると、些か心許ないような気がする。嘗て受賞した涙の出ないタマネギやスピーチジャマーなどは今後も技術的な発展が望めそうだ。またドラえもんの望遠メガフォンは何故受賞しないのだろうかとも思う。今年の受賞研究の中で、ドイツの「体の右側がかゆいとき、自分を鏡に映して左側をかくとかゆみが和らぐ」という研究が秀逸だと思う。この現象はミラースクラッチングと名付けられているが、今後臨床研究に重要なインパクトがあると言う。事象自体が人を笑わせ、これを契機に医学の新分野を拓くほど奥が深く考えさせてくれる研究と言えるかもしれない。ひょっとするとイグ・ノーベル賞から本物のノーベル賞が産まれるかもしれない。まさに玉石混合のイグ・ノーベル賞と言えそうだ。
22日 9月 2016
vividの意味は「生き生きとした、とか、鮮やかな」だが、少しモジッたビビットvivitというモールが我が家の近くにある。その場所は、嘗てはあの山一證券のグランドだった。我が家からララポートへ行く途中にある。山一が潰れメリルリンチの所有になり、更にそれが整備されビビットになった。約15年ほど前、ビビットは消費の主流となるはずの団塊の世代である中流向けに開業された。でも当時の団塊世代の購買力は弱く、的外れで成功しないと思っていた。幸か不幸か案の定的中した。あれから幾つのも企業が出店し撤退していった。4Fに居を構えた地方の有名料理店は全て撤退した。三省堂が撤退し、TSUTAYAも撤退した。そして最近品揃えナンバーワンのジュンク堂が入った。家電安売りはラオックスが撤退し、ノジマが入ったが今は半分に縮小している。ホームセンターはスーパーバリューが入ったが撤退し、マックスバリューがピンチリリーフしたものの撤退の憂き目にあっている。残念ながら今ではスーパーバリューのスーパー部門だけが半分だけで生き永らえているのが現状だ。最近は再生の為「まいう」の石ちゃんで有名なサカゼンと、ニトリと大塚家具がテナントになった。でも、サカゼンはガラガラ。ニトリの小物は良いがインテリア家具は今一。大塚家具の家具は良いが買う人がいない。しかもこの地区にはIKEYAもある。そこで大塚親子紛争を思い出した。なぜあの親子は争ったのだろうかと。少なくとも言える事は、娘の大塚家具も父親の匠大塚も中級層を狙っているように見える。父は従来路線の高級品を、娘はニトリに近い中級品を。それだけの違いだ。だが、1億総中流と言われた時代は既に過ぎ去り、中流は極めてマイナーな存在になってしまった。大塚父娘に勝算は描けそうもない。vivitはいつになったらvividになるのだろうか。
21日 9月 2016
ドライブレコーダーが普及してきた。タクシーやバスに設置されている。フロントガラスに取り付け、車内外の状況を映像や音声で記録することが出来る。交通事故などの原因究明や証拠として使えるので、タクシーなどに設置されるのが常識になっている。会社としても、運転乗務員の勤務状態が把握できるので一石二鳥と言えるだろう。最近用途が拡大し、高齢者の運転を録画し、自身の運転を見直しさせる使い方も出て来たようだ。運転中は自分の運転操作のクセやミスは自覚し難いものだ。録画して自身で確認すれば、修正が容易になり安全運転に繋がることになる。認知症患者の運転免許返納にも繋がるだろう。福井県警では全国の警察に先駆けドライブレコーダーを無料で貸し出しているという。交通安全担当者が映像を確認し、高齢者に運転上の注意点を伝えている。警察は安全運転の強化と称しネズミ取りをやっているが、止めた方が良い。寧ろ運転者の注意を逸らしてしまう恐れの方が大きいし、姑息だ。一方、福井県警の取り組みは、安全運転を確保するために前向きで建設的と言える。これを契機に、ネズミ取りを警官の勤務評価から外すべきだと思う。

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