東京新聞によると、オリジナルな人工言語を一から作っている中学生がいるという。民族や国家などによって自然に発生した日本語や英語などの言語は「自然言語」と呼ばれるが、個人や団体が人為的に文法や文字を作成したオリジナル言語は「人工言語」と総称される。その中学生とは、大泉高校付属中学校に通う須藤宗一郞君だ。自ら考えた架空の世界で話されているという設定で、文法や発音の細かいルールは実在する言語のようで、文化や他国との交流といった背景にも思いを巡らせ、独創的なファンタジーワールドを築き上げているという。「現代標準エウェル語文法」と題した文法書まで作成されている。フィンランド語やトルコ語など実在する言語の影響を受けてはいるが、文法も単語もすべてオリジナルとのこと。最大のこだわりは、不合理にも見える複雑な文法だという。同じ人工言語でも、学びやすく例外を排したエスペラントのようにしなかったのは、自然に成立した言葉の特徴を持たせた方が好きだからと言う。これまでゲルツァンカ語、ケンツラー語、そしてエウェル語といったオリジナル言語を作ってきたという。どの言葉も、それぞれ架空の世界とセットになっている。今の言語作りはあくまで趣味で、将来の夢は言語学者だと言う。近い将来、現在のエスペラントに替わる第2のエスペラントが生まれるのかもしれない。
福音派予言者ビックスが、2025年2月9日前後に観測史上最大規模の巨大地震が米西海岸一帯で発生すると予言している。また、元漫画家たつき諒が、2025年7月5日に大津波に襲われると予言している。ビックスは、トランプ暗殺未遂事件を的中させた人物として有名だ。一方、たつき諒は1999年に発表した単行本「私が見た未来」で、東日本大震災を予言したことで有名だ。ビックスは、福音派教会の用務員をしている人物で、約1年前からユーチューブで予言の公開を始めた。トランプの暗殺未遂が起こる4カ月前にこの事件を詳細に予言していた。何とトランプが銃撃され、それが耳の横を通過するだろうと予測したのだ。更に将来、仮想通貨の相場が頂点に達すると経済が崩壊し、第3次世界大戦が始まる。そして2月の巨大地震の予言だ。たつき諒は、フィリピン海で発生した津波が太平洋周辺の国を襲い、陸が押されて盛り上がり、日本とフィリピン、台湾が地続きになるというもの。予言が注目されるのは、社会が不安に満ちているからだ。今や世界中、政治経済がハチャメチャな時代を迎えている。大災害の予言は杞憂であってほしいものだ。
オリエンタルラジオの中田敦彦が最近テレビに戻ってきた。4~5年前、吉本興業を辞めた後、突然テレビから消えたので、何処かの大御所の逆鱗に触れ出禁を喰らったのかと思っていた。現在はシンガポールに移住し、YouTuber、文筆家、インフルエンサーとして活躍しているようだ。毎日新聞のインタビュー記事で、その人となりが良く分かる。以下はその内容。戦後の日本の民主主義について、報道の自由の無さと、政治家の世襲制度を批判し、改善策を提案している。自分は芸人だから、どこまでいっても、聞いてもらえることに喜びや心地よさを感じるので政治家にはならない。直接民主主義が良いとは思わない。民意は流れ易いから適切に対処出来る優秀な政治家が必要だ。政治資金規正法を厳しくする以上に、経済的な恩恵の実感を有権者に与えないと不信感は消えない。政治家と有権者をつなぐ活動をしている。二択で言い切るとコンテンツは盛り上がるが、危険だ。そして本人は記事になっていることを分かりやすく伝える変換器役を続けたいと思っていると締めくくっている。単なるお笑い芸人では無さそうだ。その内日本を引っ張るオピニオンリーダーになる気配を感じる。
日本のGX(グリーン・トランスフォーメーション)革命を北海道が牽引している。北海道・石狩に建設した住友電工のレドックスフロー電池だ。世界的に再生エネルギーへの転換が進んでいる。だが、風力や太陽による再生エネルギーは、余剰に生じる電力を貯めることが難しいのが最大の欠点だ。現在最も普及している蓄電技術はリチウムイオン電池だが、寿命が短い。そこでレドックスフロー電池の出番となる。レドックスフロー電池とは、硫酸バナジウムの電解液が満たされタンクに、正負の電極が取り付けられたもの。充電したいときは、風力で発電した電気をプラス電極側に送る。するとバナジウム電解液中の電子がプラス電極側からマイナスへ移動し、電気が蓄えられる。放電したいときは、マイナス側に集合していた電子をプラス側へ流す。原理的に劣化しないし、蓄電容量を増やすにはタンクを大きくするだけで済む。問題はコストだ。製造コストがリチウムイオン電池の2倍。世界に供給されるバナジウムの4分の3が、中国かロシア産なので供給が不安定だ。幸か不幸か中国がレドックスフロー電池に前のめりとのこと。普及すればコストはクリヤーするはずだ。
この冬一番の寒気が日本列島に襲来している。テレビの天気予報では、寒気の強さを上空の気温で表すことが多い。絵としては、日本列島に寒気が覆い被さってくるのでイメージ的に納得感があるが、何故上空1500mと5500mの気温なのだろうと不思議に感じていた。地表の温度の方が良いのではとも思っていた。でも、地表だと地形により温度が異なるので、それに惑わされないよう上空の気温を採用しているようだ。上空1500mの気温を使う理由は、比較的地表に近いため、地表の気温と概ね対応していて、8~15℃足したものが地表付近の気温になるからだという。一方、5500mの気温を使う理由は、雪雲となる積乱雲が発達する目安で、氷点下30℃以下が雪の目安、氷点下36℃以下が大雪の目安になるという。要するに、1500mの気温は地表の目安で、5500mは大雪の目安ということのようだ。早く春になってほしいものだ。
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