ピーターの法則の典型例

遂に新規感染者数が3177人になった。昨日の2848人の時には「人流は減っている。五輪の中止はない」と断言していた菅だが、今日の3177人にはとうとう取材拒否をした。田原総一朗は「5000人を超えれば菅内閣は崩壊する」と言っているが、いよいよ風前の灯火になってきた。菅にはコロナ対策に打つ手が無く、コメントも無くなった。でも一方で五輪結果にはご執心のようだ。金メダル1号になった高藤選手には直接電話して祝意を表した。その後もSNSでメダリストたちに「おめでとう」を振りまいているという。安倍前首相が、星野源の「うちで踊ろう」の動画に合わせ、家で犬とくつろいでいたのとソックリだ。くつろいでいる場合か、と批判の嵐だった。菅には、SNSで遊んでいる場合かと言いたい。ピーターの法則というものがある。能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世するが、極限に到達すると無能化するという法則。菅はすでに無能化している。官房長官という悪代官止まりで良かったのに。菅はピーターの法則の典型例と言えそうだ。

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無力感の要因

東京都のコロナ新規感染者数が2848人で過去最多となった。菅首相はコロナ関係閣僚会議後、記者団に「30代以下が約7割を占めている。40代、50代の中で入院が増え、デルタ株の割合も急速に増加している。まずは4連休含め現状分析をしていく。さらに各自治体と連携しながら強い警戒感を持って感染防止にあたっていく」と述べたという。デルタ株の割合が増え、若年層が感染の主流になっていることは、テレビ報道で国民の誰もが既に知っている。菅はさも最新データを披露している積もりかもしれないが、最も最新情報に疎いのが菅だと証明しているようなものだ。国民は過去最多となった現状に対して菅がどのような手を打つかを知りたいのだ。でもいつも答えは「これから検討する」だ。おまけに「強い警戒感を持って感染防止にあたっていく」とは「何もしない」と同義語だということも、国民は知っている。菅が会見を繰り返すほど、国民の無力感は増していく。

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上告断念という贈り物

黒い雨訴訟で広島高裁が原告勝訴を言い渡し、政府が上告するかが注目されていたが、菅首相は上告を断念すると発表した。国は1976年、黒い雨が激しく降ったとされる「大雨地域」に限定して援護区域を指定し被爆者を認定した。黒い雨訴訟はその区域外で黒い雨を浴びたが被爆者と認められなかった84人が起こした訴訟だ。84人は被爆者として認められたが、この区域で黒い雨を浴びたとされる人は1万人以上いる。政府の今後の救済範囲が注目される。この裁判の判決には画期的な内容がある。これまで、被爆者は自分が被爆したことを証明しなければならなかった。だが、この判決では、政府側が被爆していないことを証明しなければならなくなった。時間が経過し、科学的に証明することは双方にとって極めて困難だ。今後国民の泣き寝入りは激減するはずだ。それにしても菅首相はよくぞ決断したと思う。菅内閣の低支持率と秋の衆院選が無ければ、決して有り得ない上告断念だったと思う。コロナは厄をもたらしたが、素晴らしい上告断念という贈り物ももたらした。

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飼い犬はステータス?

最近近所で犬の散歩をする人がめっきり増えた。コロナ疲れで、犬に癒やしを求める人が多くなったためなのだろう。でも長期トレンドでは、2010年の飼い犬が1190万頭だったのに、2020年は850万頭となり3割も減っている。一方短期トレンドでは、コロナ禍で14%増えたという。犬を飼うには、お金と手間がかかる。長期トレンドで犬が減り続けているのは、日本の平均賃金が減り続けているので、犬を飼う余裕が無くなったためと言われている。反面子犬の価格は倍増している。2019年に改正動物愛護管理法が成立し、激安ブリーダーが駆逐され、誠実なブリーダーも飼育に手間がより掛かるようになったためだと言われている。価格が倍になっても犬を買い散歩させる人が増えた。貧富の格差が拡大しているようだ。今や飼い犬はステータスになりつつあるようだ。

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五輪選手選考の要は

五輪競技が始まった。コロナの所為で練習が制限され、日本選手は圧倒的に有利な立場にあると言われている。ところが、蓋を開ければ、初日から金メダル候補とされた選手が次々と予選落ちした。あろうことか、400mメドレーで世界1位の瀬戸選手が予選で敗退した。敗因は過信だと思う。予選は流してと思う気持ちが徒になったのだろう。瀬戸には今まで己の身から出た醜聞があった。結局身から出た錆だと思う。内村選手は金メダルを取るために鉄棒一本に絞った。ミスさえしなければ金メダルは確実と言われていた。でも途中で落下し予選敗退。3日前の練習でも同じところで落下していたという。意識すればするほど緊張しミスするものだ。「さとり」の諺を思い出した。内村は最強選手ではあったが、悟りの境地には至っていなかったということだろう。五輪に5大会連続出場し、ロンドン銀、リオ銅の三宅選手がジャークで失敗し、記録無しに終わった。35歳の女性だ。「ご苦労様」の一言に尽きる。ロートルに金をせがむのは酷だ。実績は期待を膨らませるが、実態は萎んでいるかもしれない。未来の可能性を秘めた青い選手を発掘することこそ、五輪選手選考の要だと感じた次第。

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