香港100万人デモの威力

香港の100万人デモが功を奏した。中国政府は、香港政府が逃亡犯条例改正案の審議を無期限に延期すると発表したことを容認した。まずは目出度しだ。台湾で殺人事件を起こした香港人が香港に逃げ帰り、台湾当局の訴追を免れたのがきっかけになり、逃亡犯条例の改正が俎上に載った。改正案だと犯罪容疑者の身柄を台湾だけでなく中国本土に引き渡すことも出来るようになる。一見改正のように見えるが、問題は引き渡し先に中国が含まれていることだ。中国政府による乱用の恐れがある。と言うよりは、間違いなく乱用する。香港にいて中国政府の意に反する者は、悉く逮捕され中国で裁かれることになる可能性は100%になる。一方、中国は香港の自治を50年間認めている。まだ15年残っている。一国二制度の終焉には早過ぎる。そこで香港住民による決死の反対デモが繰り広げられることになったのだろう。中国政府が容認した理由は、G20で非難されるのを避けるためだと言われている。でも自分はそうは思わない。13億人の中国の長といえども、100万人のデモには敵わないということだと思う。頑張れ、100万人の香港人。

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社風あれこれ

カネカがパタハラで炎上している。育休明けの翌日に転勤を命じられた社員が退職したことがSNSで拡散した。その社員は共稼ぎで、1月に子供が生まれ4月に新居に引っ越しし約20日の育休をとった。産休明けに出社したところ転勤を言い渡され、延ばすことも有給休暇をとることも拒絶されたという。社員は仕方なく退職を決断したとのこと。カネカは、育休よりも前から転勤が決まっていたのでパタハラではないと主張している。事実関係は明瞭ではないが、カネカは人情味の無い企業だと思う。社員の事情など考慮せずこき使うのが社風のようだ。かつて、テニス仲間にカネボウの社員がいた。「兎に角人をこき使う会社ですよ」と嘆いていた。自分は別称「遊び化成」という会社に勤めていたが「よく働き、よく遊び、よく飲んで、よく語ろう」が社風だった。上司との風通しも良く、定時になればスポーツに飲み会に忙しかったものだ。そう言えば、カネカもカネボウも元は鐘淵紡績だ。鐘淵紡績の悪しき社風が延々と生き続けているのかもしれない。

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バラバラな組織

陸上配備型迎撃ミサイルシステム配置場所を秋田県の新屋演習場が適地とした報告書に誤りがあることが地元新聞の調査で判明した。地図の縮尺を間違えた初歩的なミスで、しかも住民説明会で防衛省職員が居眠りをしたので、揉めている。でも適地は変わらない。始めに新屋演習場在りきが見え見えだ。目的達成のためには国民をも騙すということかもしれない。青森県沖で最新鋭ステルス戦闘機F35Aが墜落したが、原因が特定されずに捜査が打ち切られた。トランプを満足させたF35A爆買いに正当性を持たせるための早期飛行再開のためと考えるべきだろう。隊員の生命が軽んじられている。韓国海軍駆逐艦が自衛隊機に火器管制レーダーを照射したが、韓国は事実を認めず自衛隊の飛行を非難している。その最中日韓防衛相会談で岩屋防衛相が韓国国防相と笑顔で握手した写真が韓国の新聞に載った。韓国に間違ったイメージを発信している。韓国とは元徴用工でも揉めている。外務省と防衛省がバラバラで国としての統一性が無さ過ぎる。陸自と海自が共同で離島防衛活動をすることが話題になっている。昔から陸が長州、海が薩摩出身者で占めていて犬猿の仲だ。いざという時連携出来るのだろうか。北関東自動車道を走行中、航空自衛隊の車両が弾薬の荷崩れを起こし壬生PAが閉鎖され一般市民が避難した。自衛隊員は緊張感を持って仕事をしているのだろうか。ここ数日だけでも、自衛隊は上から下まで問題有り有りだ。いや内閣内も支離滅裂だ。

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金融庁の2千万円報告書

金融庁の老後2千万円必要報告書で政界がテンヤワンヤだ。金融庁の金融審議会が人生100年時代を想定して一つのモデルケースを試算した。金融審議会は、年金だけでは生活が苦しくなるので早い時期から資産を増やすことを始めるべきだと啓蒙するのが目的だった。ところが蓮舫が週刊誌ネタを元に「退職金と年金を貰っても65歳から30年生きると2千万円ないと行き詰まる国なのか?」と安倍に質問したのが騒動の発端だ。ここから2千万円話が一人歩きを始めた。麻生金融相は事前に了承していたのに、騒ぎが大きくなると、正式には受理しないと掌を返した。自民も公明も、年金は崩壊しないと打ち消しにやっきだ。野党は参院選のネタが出来たとニンマリしている。でも、この2千万円騒動の実態はもっと恐ろしい。介護なども考慮すれば更に2千万円近く必要になる。しかも、このモデルケースは比較的ゆとりのある家庭のこと。もっと貧しい平均的な家庭で考えれば、夢の家庭の話だから、現実的に未来の地獄を見ることになった。本当の問題はここにある。これが日本の現実だ。しかし与野党を含め政界やマスコミはこの現実を直視していないし理解していないし無視している。日本は夢の世界に住んでいるとでも言っているかのようだ。金融審議会の進言は正しい。でも、政財界がこぞって潰そうとしている。さて現実世界に住む我々は如何に対処すべきなのだろうか。問題を掘り下げることこそ、未来の日本を創ることになるはずだと思うのだが。

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(-1)+(-1)=?

三菱重工がボンバルディアの買収を検討しているとのニュース。思わず我が耳を疑った。三菱重工は子会社の三菱航空機で小型旅客機MRJの開発・製造を進めている。MRJ計画の発端は、2002年に経産省が発表した小型ジェット機開発案。2014年に完成披露式典が行われ、400機以上の受注を獲得したが、未だにトラブルが続き納入が出来ない状態が続いている。要するに三菱航空機は小型ジェット機を開発・製造する能力が無いのだ。一方、ボンバルディアは小型ジェット機の大メーカーだが、トラブルが多い。車輪が格納出来ない、圧力系統、ブレーキ系統が不良、発電機が動かない等々トラブルのオンパレードだ。とても怖くて乗る気になれない代物だ。だから小型ジェット機事業はボンバルディアのお荷物事業になっている。製造能力の無い会社が、不良品を作り続けている会社を買収するというのだから、我が耳を疑ってしまった。1+1は3にも4にもなるケースはあるが、(-1)+(-1)は決してプラスになるはずがない。三菱重工は何を血迷っているのだろうか。

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