ピエール瀧逮捕の前と後

ピエール瀧がコカイン使用容疑で逮捕された。主役ではないが存在感のある名脇役だったから、出演頻度が高い。契約違約金として数十億円が見積もられている。ピエールは逮捕後、20代からコカインや大麻をやっていたとゲロしている。後になって思えば、ピエールの役柄は自信満々でテンションが高かったものが多い。テンションの高さが役者としての存在感を表していたとも言えそうだ。言葉を言い換えると、コカインが役者を創っていたのかもしれない。現在放映中の番組は、代役を立てて撮り直すという。過去に出演した映画や番組も放送禁止になるという。魔女狩りに似ている。被害は甚大だが、正しい選択なのだろうか。問題は逮捕以前に撮り終えた作品の扱いだ。作品とピエールの逮捕とは全く関係が無い。放映を自粛するのは、主催者が非難されることを恐れるからなのだろう。ピエール事件以前は、放映取りやめが業界の暗黙のルールだった。ところが、風が変わりつつある。ピエールが出演するシン・ゴジラも麻雀放浪記も放映するという。日本の慣習が変わりそうだ。コカインだけに疫病神かもしれないが、真面な常識が正常に動き出したように思う。

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フーケッツの思い出

フランスの黄色いベスト運動が暴徒化しシャンゼリゼ通りの店舗が放火や略奪の被害に遭っているとのこと。ジャン・ギャバンらの顧客で有名な「フーケッツ」も放火された。「フーケッツ」というと思い出がある。会社を退職した時、子供たちが「海外旅行でもしたら」と餞別をくれた。そして8日間のヨーロッパ・パック旅行をすることになった。フリーの日「フーケッツ」でディナーをした。まずはワインを注文。最初の一杯目は給仕が注いでくれたが、その後はなかなか来ない。仕方なくカミサンに注いでもらうと給仕が青い顔をしてスッ飛んで来た。日本では女性に注いでもらうのが当たり前だが、さすがにパリでは異常なようだ。初めて西欧のレディファースト精神を実感した。カミサンは鱒のムニエルを食べたが食中りした。帰り道で症状が重くなった。仕方なく途中の喫茶店に入りカミサンの回復を待った。どうにかこうにかホテルに辿り着いた。今でもパリと言えば「フーケッツ」を思い出す。それ以来カミサンが外で鱒料理を注文することは無くなった。カミサンは燃えるフーケッツのテレビ画面を凝視した。きっと鱒の苦い記憶が呼び起こされたに違いない。

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東京福祉大学の研究生

東京福祉大学が研究生として受け入れた留学生2,600人のうち700人が所在不明になっているとのニュース。同大が2016年度から学部生ではない研究生を受け入れ始め、今年度の研究生は何と全体の約65%を占めているという。その殆どが日本語学校を出たが進学出来ず、やむなく研究生になった者だという。研究生の目的は勉学ではなくアルバイトだ。1年間の学費80万円を払えば日本で働いて稼げるからだ。だが、管理が行き届かない外国人研究生は不法就労の温床になりかねない。一方同大の学費収入は3年で約12億円増加しぼろ儲けだ。留学生の労働は不法就労の温床になり易い。外国では留学生の就労は禁止されているが、日本ではフリーだ。ましてや、正規の学部生ではなく、学部生にもなれない研究生が増殖すれば犯罪に結びつく恐れもある。問題の本質は入管法にある。昨秋の改正時に留学生の就労を禁止する条項を入れるべきだった。今回の研究生は、その留学生の想定枠をも超えている。犯罪に近い行為と言える。文科省は東京福祉大学を厳しく処分すべきだと思う。

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日本一のブラック企業は

セブン・イレブンが迷走している。人手不足のため短縮営業を始めた加盟店オーナーに対し、違約金や契約解除を求めたが撤回した。コンビニに限らずサービス業は人手不足が慢性化している。特にコンビニの人手不足は極致にある。それを補うためオーナー自身が穴を埋めているのが実態だ。こんな話を10数年前に友人から聞いた。コンビニ・オーナーこそが最も過酷な労働を強いられ地獄を味わっていると言っても言い過ぎではない。今回、セブン・イレブンは、まず24時間営業するとの契約書を盾にした。でも無理がある。一方でコンビニ業界自体が時短営業の試験中だ。セブン・イレブン自体が、24時間営業には無理があると判断しているからだ。そのセブン・イレブンが時短の加盟店に対し、契約違反を訴えるなど本末転倒と言える。だからこそセブン・イレブンがするべきことは明かだ。まず、セブン・イレブン本体が人手供給の主体になることだ。更に、人手不要のシステムを創り供給することだ。それが出来ないのであれば、もめ事は続く。かくしてセブン・イレブンは日本一のブラック企業に成り下がることになるはずだ。

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スケープゴートの仕事

竹田JOC会長の任期延長画策が一転して退任不可避の状況になったとのこと。理由は東京五輪招致に関する賄賂疑惑。フランス当局が捜査中なので、身柄拘束を警戒してスイス出張を取りやめたのだから現実味を帯びてきた。竹田は2001年から18年間も会長職に就いている。決して実力で得たものではなく、旧皇族出身なので「お飾り」的存在と言われている。果たして「お飾り」が自ら罪を犯してまで賄賂を贈るような決断をするだろうか。極めて不自然だ。影の実力者がいて、電通が実行し、竹田はいざという時のスケープゴートと考えるとスッキリ見える。竹田は退任後逮捕されるかもしれない。その時竹田は全てを洗い浚いぶちまけるべきだと思う。JOC組織を浄化するチャンスでもある。スキャンダルが広がれば東京五輪の辞退に発展するかもしれない。18年間も「お飾り」を務めてきたのだから、最後の最後に大仕事をやるべきだと思う。

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