男子プロゴルフは更なる低迷に

日本ゴルフツアー機構JGTOの組織がゴタついているようだ。3月19日に青木会長が退任するが、未だに後任が決まっていない。ゴタゴタの背景には、反青木派が仕掛けてきた熾烈な権力闘争があるという。日本の男子プロゴルフは低迷している。要因は、石川遼以外にスター選手がいないからだ。むしろ、青木の尽力で人気低迷を最小限に留めることが出来たというのが大方の見解だという。しかし、青木体制に不満を持つ者がクーデターを起そうとしているという。2022年に選手会会長になった谷原秀人だ。昨年は谷原のスポンサーのABCマート創業者で当時JGTO副会長だった三木正浩が、青木派に退陣を迫ったが失敗に終わった。それ以降、青木派は次期会長に鈴木茂晴大和証券元会長を推薦し、本人の了承も取り付けていたが、谷原が反青木派の登用を要求したため鈴木は激怒し候補から降りてしまった。現在、反青木派は次期会長に倉本を擁立しようと動いているという。プロゴルフ界の有力スポンサーである遊技機メーカー「平和」の石原オーナーは、反青木体制になればスポンサーを降りると言う。セガサミーもカシオもAbemaTVも降りるだろうとも言っている。日本の男子プロゴルフの更なる低迷は決定的だ。権力闘争などしている場合ではない。如何にゴルフ人気を再興させるか、選手全員で知恵を絞り実行に移す時だというのに。

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自転車にも青切符

政府が、自転車の悪質な交通違反に対し、青切符を交付する道路交通法改正案を閣議決定した。規定される違反行為は、信号無視(違反金6000円)、一時不停止(5000円)、右側通行(6000円)、携帯電話使用(12000円)など、約115種類。成立すれば公布から2年以内に施行されることになる。自転車の交通違反が車やオートバイと同じになる。最近の自転車運転の無謀さを考えれば、当然の改正だと思う。自転車と車が事故を起した場合、客観的に見て明らかに自転車に100%の否があっても、車側の過失割合は7というのが現実だ。あまりにも比重がずれている。これも根本から見直す必要がある。それにしても、現場の警官はこれらの違反を如何にして取り締まるのだろうか。警察官の手が幾ら合っても追いつきそうもない。まずは、交通ルールの徹底が必要だ。小学校でも中学校でも高校でも、そして大学でも、自転車教育を定期的に開始すべきだ。その後で、青切符の導入を考えるべきものだと思う。

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今日は世耕弘成参院議員の日

派閥の裏金事件に続き、去年自民党の若手議員が参加した懇親会が物議を醸している。参院では初となる政治倫理審査会の弁明と質疑が行われた。安倍派の幹部を務めた世耕前参院幹事長は「知らぬ存ぜぬ」の全否定。「誰がこんなことを決めたのか私自身知りたい」とまで宣った。国会議員の秘書たちは「知らぬ存ぜぬ」は有り得ないと冷笑しているという。政治倫理審査会に出た衆院5人と参院3人の中で世耕が最も酷いと評価している。一方で、自民党の若手議員もハチャメチャだ。青年局近畿ブロック会議に露出度の高い女性ダンサーを招いていたことが発覚。「多様性の重要性を問題提起しようと思った」と釈明した川畑県議は世耕の元秘書であり、さらに女性ダンサーにチップを口移ししたのは世耕の現役地元秘書だった。岸田は公費は使われていないと釈明したが、カネには色が無い。青年局長を女性にすればいいとばかりに、鈴木貴子にすげ替えた。裏金も過激ダンスショーも構図はソックリだ。議員達が「おかしいと気付きながらも周りの空気に流され、行動を起こそうとしない」という共通点がある。これが今どきの議員像と言えそうだ。残念。

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肥満症治療薬「ウゴービ」って

肥満症治療薬「ウゴービ」が、お化け大型新薬として期待されているという。2030年までには世界の人口の半分近くが肥満か過体重になると見込まれている。そのため、肥満症治療薬を開発したノボノルディスクとイーライ・リリーの株価が暴騰し、1兆ドルクラブの仲間入りを果たす勢いだという。ウゴービは食事療法等と合わせれば、週1回の投与を68週間行うことで、平均15%前後の減量効果が示されている。体重100kgから15kgも減量出来るのだ。これほどの体重減少効果のある薬は無い。日本では、今年の2月に保険適用となり、処方されるようになった。でも、ウゴービは生産量が限られており、価格も高い。奪い合いとなり、益々品薄で価格も高くなる恐れがある。しかし、ウゴービは元々糖尿病治療薬なのだ。今の勢いに任せれば、肥満者が糖尿病患者の治療薬を奪ってしまうことになるのだ。肥満は一部の人を除いて、生活習慣病に過ぎない。ちょっとした努力で克服出来るはずの肥満者が、糖尿病患者の寿命を縮めることになるのだ。このような薬がお化け大型新薬として期待される世界は、クレージーとしか言い様がない。

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アレルギーマーチの遮断を

スギの次はヒノキと続き、花粉症の季節はまだまだ続く。最近花粉症症状の人を見掛けることが少なくなったが、恐らく薬を飲んでいるのだろう。花粉症の根治治療としては舌下免疫療法などのアレルゲン免疫療法が有力だとされている。だが、口内のただれなどの副作用の発症率が高いことや、気管支喘息などの重症患者には適用できないなどの欠点がある。九州大学らの研究グループは、この問題をマウス実験で解決する見通しを得たと発表した。酵母の細胞壁から抽出したマンナンでアレルギーの原因となるタンパク質を覆ったナノ粒子をマウスに経口投与したところ、アナフィラキシーを示さず、高い治療効果を示したとのこと。研究グループは今回の成果について、治療期間の短縮だけでなく、これまで適応の難しかった重症患者のみならず、乳幼児にも適応できる可能性があると述べている。更に、アレルギー体質になると別のアレルギーに次々と罹患し続けるアレルギーマーチを、早期に断ち切る治療薬の開発にも期待されるという。研究の本命はアレルギーマーチの遮断に違いない。花粉症を入口にして、本命をクリヤーすることを期待してやまない。

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