権力者の特有な行動

悪質タックルで相手選手に怪我を負わせた日大のアメフト選手の記者会見がテレビ放映された。会見は本人からの要望で、強制されたものではないとのこと。彼は予め陳述書を作成し、事細かに事の経緯を説明した。悪質タックルを指示したのは監督とコーチだが、自分は断れなかったと説明している。断れなかった自分に責任があるとも言っている。経緯の説明は信憑性に富んでいた。彼の態度は誠実だった。内田監督たちは、まだ20歳になったばかりの青年をここまでも追い詰めるのかと腹立たしさを覚えた。一方、監督たちは未だに会見も開かず沈黙したままだ。非常識だけでなく責任感も無い。監督たちは明日以降反論するのだろうが、反論すればするほど世論の反撃に遭うことになるはずだ。墓穴は大きい。監督もコーチも社会的に抹殺されることになるかもしれない。監督たちの指示とその後の対応は、官邸と似ている。加計学園の獣医学部新設を巡り、加計理事長が安倍首相に面会したとする愛媛県の文書が国会に提出されたが、何と安倍は面会を否定した。根拠は官邸の面会記録を廃棄してしまったからと言う。でも面会記録が無いからといって、面会が無かった証明にはならない。無理筋な言い訳だ。力尽くで押し潰そうとするこの種の対応は、権力を得た者の特有の行動と言えそうだ。

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下手な掛け合い漫才

北朝鮮が予告した核実験場入り口を爆破・閉鎖する23日が迫ってきた。米中韓英露が立ち会うとされていたが、韓国の立会人名簿は受理されず、拒否されたようだ。立会人は報道関係者のみで国際原子力機関や核実験全面禁止条約機関など専門機関は招待されていない。だから爆破・閉鎖されても実効性があるのか検証のしようもない。入り口の爆破・閉鎖であれば、後日トンネルを掘り返せば使用可能に戻る。また入り口の爆破により、放射性デブリが拡散する恐れもある。入り口を閉鎖するだけならばコンクリートで固める方が安全だ。本気で核実験場を廃棄するのであれば、装置そのものを破壊すべきものだ。そう考えると、今回の核実験場廃棄は、単なる政治ショーに見えてくる。こんな茶番劇が成果となって米朝会談が行われるのだろうか。世界中が今後の動きを注目している。観客は世界中の人々、主役は金正恩とトランプ。下手な掛け合い漫才にならなければ良いと思うのだが。いや、両者共下手な掛け合い漫才を目指しているように見える。

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志の違いで混迷と秩序に

15年ぶりにマハティール首相が復帰し始動した。選挙公約は、消費税廃止や最低賃金の引き上げ、高速道路の無料化、教育の無償化などだった。このバラマキ政策を経済の持続的成長に繋げるには相当の手腕が試されそうだ。政権は、まずナジブ前首相の汚職疑惑の追求を優先し、失われた国民の信頼を取り戻す考えとのこと。更に行政、立法、司法の三権分立を強固なものにしていくという。安倍政権とは似ているようだが、本質的に真逆な方向にある。いま日本では安倍一強により、三権分立が揺るがされ政権のやりたい放題の状態になっている。まさに政治の私物化だ。消費税についても、増税か凍結かを政争のネタにしているし、高速道路料金は永遠に無料化されそうもない。国民から巻き上げられるものは全て巻き上げてしまおうとの魂胆だ。そこには国民の生活を豊かにしようとする気配は感じられない。マハティールには1997年のアジア通貨危機を乗り切った経験がある。タイや韓国はIMFに財政支援を求めた結果、緊縮財政を余儀なくさせられ全ての国民が疲弊した。だがマハティールは、為替の固定化、財政支出の拡大、金利の引き下げなどの景気刺激策に打って出て、この難局を乗り切りマレーシア経済を浮上させた。今後もマハティールの国を思う経験が物を言いそうだ。両者の志の違いが、国を混迷と秩序に導いているように映る。

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教育者の資質とは

悪質タックル騒動後、雲隠れしていた内田日大アメフト部監督が負傷した関西学院大の選手らに非公開の席で謝罪したとのこと。アンフェアなことを謝ったのか、怪我を負わせたことを謝ったのかは明らかにされていない。でもその帰り道のインタビューで答えたことで大凡の察しはつく。記者の質問に対し内田は「一連の問題は全て私の責任です。弁解もしません。こんな騒動になるとは心外です」と答えた。でも肝心の反則行為を指示したかどうかは「後日文書で回答します」と先送りした。内田は関学の選手には、怪我を負わせたことだけを謝罪したに違いない。この悪質タックル騒動の問題点と解決策は何処にあるのだろうか。問題は、内田が監督として選手に悪質タックルを指示したことと、その事実を認めないことだ。内田は今でも悪質タックルで相手選手を潰すことは当然と考えている。ルールを守らない指導者は超不適任だ。更に、選手に悪質タックルを強制しながら、その事実を認めない性格は、ある意味でパワハラの権化とでも言えそうだ。こんな人格欠如で非常識な輩がアメフト界でのさばっている。それを許しているアメフト界も問題だと思う。でも、解決は簡単だ。日大アメフト部は廃部。内田の日大常務理事と人事部長の役職を解任。内田を日本アメフト協会から永久追放。協会も関係者は追放。もし文句があるのなら、内田は徹底的な弁解をすべきだと思う。本当の男なら出来るはずだが。自分はこの騒動の最大の問題は「教育者の資質とは何なのか」にあると思う。

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明と暗のニュース

今日のトップニュースは、藤井聡太棋士の七段昇格と西野ジャパン・メンバー27名の選出だ。自分は明と暗のニュースだと思う。まだ高校生に成り立ての15歳の藤井六段が、昇段のかかった対局を制し七段の史上最年少記録を達成した。四段デビュー以来破竹の勢いで連勝を積み重ね、異例の高速昇級を続けてきたが、まさか七段になるとは夢にも思わなかった。この衝撃は将棋界に留まらず、各界に大きな影響を与えている。世代を揺るがす出来事として歴史に残る偉業と言えそうだ。一方、ロシアW杯が1か月後に迫ったサッカー界では、ハリル更迭後に就任した西野監督のメンバーが発表された。概ねハリルの道を引き継いでいる。一番の問題は、選手選定は順当と言えば順当だが、では何故ハリルを解任したのかという驚きが無いこと。西野の発表態度は自信が無さそうに見える。同じ選手でも監督が替われば戦術次第で如何に戦えるかくらいは、言えるのであれば言うべきだったと思う。第二の問題は、選手選定の基準が「昔の名前」を優先し過ぎているように見えること。昔は活躍したが今は殆ど出場していない選手を尊重し、実績は少ないが今現役で大活躍している選手を選考から外してしまった。西野の頭の中では戦えるのだろうが、現実に戦えるのかが心配になる。もっと心配なのはW杯後だ。「昔の名前」がいっ時活躍したからといって、その効果は後には続かない。でも「今の名前」が実績を残せば効果は抜群。日本サッカー界にプラスの循環を生むことになる。たとえW杯で成果が得られなかったとしても、それが今後の血となり肉となるはずだ。西野は何処を見て選考したのだろうか。いずれ1か月後には結果が出て、評価が下されることになる。監督交代が益々混迷さを増しているように映るのは自分だけなのだろうか。

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