政策論争の場に

春の選挙シーズンが終了した。知事選、市長選、衆院補選、市町村議員選と華やかだった。でも華やかだったのは種類の多さだけで、投票率は軒並み低調だった。盛り上がったのは大阪知事市長選だけ。大阪都構想が対立軸になったからだ。最近の政党は政策に大した違いは無いから、国民の選挙に対する興味は薄れっぱなしだ。投票したからといって政治が良くなるとなどは期待していない。初めから諦めている。一方こういう状態は政治家には好都合なのだろう。当選さえすれば、大した仕事もしないで先生と敬われ食っていけるのだから。特に国政選挙は政策論争よりも票を獲ることだけに重きが置かれている。政治も知らないタレントが重宝される。政党が政治の質を落とす張本人になっている。これも問題だ。大阪知事市長選は選挙の在り方の見本だと思う。維新は大阪都構想という大政策を掲げ、一方の自民は大阪都構想反対を叫んだ。維新が勝ったのは政策を問うたから。自民が負けたのは、単に大阪都構想に反対しただけで、対案を掲げることが出来なかったからだ。何でも反対の野党とそっくりだ。自民も野党も、政策論争の場に帰るべきだと思う。

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就活はタケナワだが

経団連と大学が、新卒の学生の通年採用を広げる方針を決めたとのこと。大学3年の3月に説明会が始まり4年の6月に面接が解禁される今のルールは既に形骸化している。通年採用になれば、就活は一段と前倒しになる可能性があり、学業が疎かになるのではと言われている。そこで経団連は大学に卒業要件の厳格化を求めている。でも、通年採用になると学業が疎かになるのだろうか。前倒しで内定が決まった場合、内定者はその後遊び呆けるだろうか。いや、寧ろ会社は内定者の戦力アップを図るため学業の方向性を指導することになるはずだ。前倒し内定は、会社と内定者とにウインウインの関係をもたらすに違いない。新聞には各社の新卒採用情報が載っている。さて今年の4年生はどの会社を受けたいのだろうかと想像してしまう。ところが、調査によると何と大学生の50%が公務員志望とのこと。国のためという大きな使命感に燃えているのならば、日本の明日は明るい。だが大方は「安定している。クビにならない。仕事がラク」ということらしい。役所の体質改善も必要だ。

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竹の不思議

横須賀市で竹の花が咲いたとのニュース。竹は100年に一度しか咲かないと言われており、極めて稀なケースだという。専門家によると、竹は花を咲かせると枯れてしまう。死ぬ間際で子孫を残すため咲くという。自らが衰えた時に初めて発揮される点が極めて不思議だ。まるで竹が意思を持っているように見える。先日、電車に乗って成田に行った。町中から離れ車窓には里山が広がっていた。ところが、殆どの里山の上は竹林が占領している。里山は手入れを怠ればすぐに竹が繁殖するという。その繁殖力は強い。竹の地下茎はまるでアメーバーだ。竹を駆逐するのは不可能に近いという。そのうち日本の全土が竹で覆われてしまうのかと不安に思ったくらいだった。竹の花のニュースを聞いて、里山でも竹の花が咲けば良いのにと思った。だが待てよ。我が家の庭にも竹が蔓延っていた時期があった。竹の切り口に枯れ葉剤を蒔くと、地下茎を通して全体を枯らすことが出来ることを知り実践したことがある。いま我が家の庭には竹は無い。100年を待たなくても答えは近くにあった。

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稀代の名相に

荻生田自民党幹事長代行が消費増税凍結と衆院早期解散に言及し、波紋を広げている。保守系インターネット番組で「景気が落ちている。6月の日銀短観次第では秋の消費増税は再考しなければならない。増税の可否には国民の信を問うため総選挙が必要だ」という意味の発言をした。荻生田は安倍に恩があるから忠誠心が厚い。安倍が白いといえば黒でも白と言う人物と言われている。自民党幹事長代行は増税凍結や早期解散を言及する立場にない。荻生田発言は安倍発言とみるべきだろう。そう見なすと、安倍はアベノミクスが失敗だったこと、財政再建など眼中に無いこと、増税を政局にして総選挙を勝ち抜くこと、そして憲法改正に結びつけることを表明したとも受け取れる。そこに国民の存在は皆無だ。何のための政治なのだろうかと思う。消費税を増税しなくても、財源を確保する方法はいくらでもある。歳出削減でも良いし、資産の一部取り崩しでも良い。有り余っている資産を予算に活用するようになれば、安倍は稀代の名相として名を残すことになるはずなのだが。

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道交法の不備・県の不作為

小学校の校長が校門近くの道路に自ら停止白線を書き、道交法違反容疑で書類送検されたとのニュース。メイン道路の信号から15mのところに校門に繋がる脇道道路があり、校長はその脇道道路の手前で自動車を止めることが安全だと思ってのことらしい。校長の行為は間違いなく道交法違反だが、それで済まして良いものだろうか。危険箇所を放置した県に責任は無いのだろうか。校長は事前に県に要請しなかったのだろうか。全国に道路の危険箇所が数多く放置されているのが現状だ。先日も、横断歩道上に停車するバス停で、バスの影から横断した子供が車にはねられ死亡した事故があった。道交法はバス停の設置条件を規定していない。バス会社が勝手に設置出来るのだ。どう考えても道交法の不備だ。我が家の近くにも事故が多発する三叉路がある。バス乗降場の広場にも繋がっているので変則十字路ともいえる。でも、右折信号が無く、上下線の信号が時間差で赤になる。右折車は阿吽の呼吸で右折する。事故が多い交差点なのは当たり前だ。これも県の不作為といえる。道交法の真面な改正が必要だ。

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