所有者不明の土地活用を

財務省が未利用の国有地に関する基本方針を、売却から貸し出しに転換すると公表した。保育・介護施設だけでなく、商業施設にも定期借地権付きで貸し出す。貴重な土地を只で眠らせているいるのは愚の骨頂だ。財務省もやっと目が覚めたようだ。消費増税達成のための伏線とも考えられるが、国有地を貸し出すことは国益に適っている。積極的に推進すべきだと思う。土地と言えば、現在日本全国には九州の面積以上の所有者不明の土地がある。それが北海道の面積に近づきつつあるという。財務省が成すべき大仕事は、所有者不明の土地を民間に売却し、固定資産税を徴収することだ。これが出来れば経済は活性化するし、消費増税などする必要は無い。所有者不明の土地の活用から見れば、国有地に貸し出しはゴミみたいなもの。財務省は本腰を入れて取り組むべきだと思う。

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本質を突く灯明を

ウクライナ大統領選で圧勝した人気コメディ俳優のゼレンスキー氏が今日大統領に就任した。大統領を象徴する金の笏を高々と上げ「議会を解散する」と表明した。10月に予定の選挙を前倒しにすることにより、議会での多数派を目論んでいるのだろう。新大統領の課題はロシアから支援を受けている反政府勢力との紛争終結と汚職撲滅だと宣言した。まずは順調な出だしだと思う。更に「我々はサッカーではアイスランド人に、母国防衛ではイスラエル人に、テクノロジーでは日本人にならなくてはならない。みんなが違いを越えて幸せに暮らすためには、スイス人になる必要がある」と訴えた。テレビ・ドラマで、たまたま大統領になってしまう教師を演じて国民的な人気者となり、大統領選でポロシェンコ前大統領に圧勝したゼレンスキーは、政治家としての経験はなく、具体的な政策は明らかにしていない。しかし、大統領就任スピーチはケネディの格調高さには及ばないものの具体性には優れている。混沌として未来が見えない今の時代には、政治を知らない素人の方が本質を突く灯明をともすのかもしれない。頑張れゼレンスキー大統領。

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姓・名と年・月・日の順序

文化庁が「日本人の名前をローマ字で書くときは姓・名の順に」記載するよう官公庁や報道機関に通知するという。2000年に文部省の諮問機関が答申したが、浸透していないためだという。でも何故定着させたいのかが分からない。ローマ字で書くということは、外人が読めるようにしたいからに違いない。だが、姓・名の順に表記する国は、日本、韓国、北朝鮮、中国、台湾、ハンガリーだけ。世界中の人に正しく読んでもらうには名・姓の順の方が理にかなっている。文化庁の通知は益々混乱させるだけだと思う。年月日の順序も紛らわしいものの一つだ。日本や中国は年・月・日の順に記載するが、米国は月・日・年で、欧州や豪州やブラジルでは日・月・年となっている。特に米国と欧州は紛らわしい。例えば、2019年5月12日は、日本式なら20190512だが、米国は05122019で、欧州は12052019となる。表記だけでは5月12日なのか12月5日なのか判別出来ない。文化庁は姓名の順序を断念し、欧米に対し年月日の順序を日本式に改良するよう提案すべきだ。文化庁の仕事は、世界に逆行することではなく、日本文化を世界に発信しリードすることだと思う。

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新しい器には

岸記念体育会館が取り壊され、新国立競技場の隣に新設されるとのこと。その名が「ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア」と名付けられ、オリンピック委員会の新拠点になるようだ。今から半世紀以上も前の大学生の時、洋弓部のマネージャーをしていた関係で学連会議出席のため岸記念体育会館に行ったことがある。1964年の東京五輪の時にお茶の水から代々木に移設されたが、その当時から古臭い建物だった。1940年に岸清一体育協会会長の寄付で建設されたという。もう80年も前のことだ。老朽化している訳だ。2020年東京五輪の潤沢な予算のお零れを頂戴して、目出度く新設の運びとなったのだろう。アマチュアスポーツ界はお金に窮しているいるから、五輪予算の流用も肯ける。まずは良しとしよう。だが、問題は入居する各種スポーツの協会だ。体育協会にしろボクシング協会にしろレスリング協会にしろ、その道のボスがのさばり協会を牛耳っている。入居の前に、体質改善を実行するための踏み絵を強制する方策は無いものだろうか。新しい器には新しい酒を注ぐものだ。

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豪傑が張りぼてに

幻冬舎の見城社長が「ヒッキーヒッキーシェイク:津原泰水」を文庫本にする予定を急遽取り止めさせたことが問題化している。経緯はこうだ。幻冬舎の編集担当者が津原に文庫本化を懇願した。販売部数が少ないのにと思いながら津原は承諾した。見城は販売部数が少ないことを理由に反対したが、担当者の熱意に絆されて承諾した。ところが、その後津原が幻冬舎のベストセラー「日本国紀:百田尚樹」は他の出版物と類似していると批判したことを知り、頭にきて急遽見城は文庫本化取り止めを命令した。批判を受け見城はツイッターで「元々自分は反対していた。販売部数は1800部しかなかった(雑魚だ)。(経営判断を少し間違えたに過ぎない)」。だが、このツイッターで、実部数を公表したこと、この作家は売れないと触れ回ったこと、作家に対し敬意が無く物の価値としか捉えていないこと等々、作家の批判の火が点いた。作家たちの見城幻冬舎への猛反撃が始まった。見城は3つものミスを犯した。見城は出版したいものを出版するために幻冬舎を買い取り非上場にしたはずだ。初心を貫き出版の是非を自分で判断すべきであった。ところが、その判断を一担当者に丸投げした。これが第一の間違い。恐らく箕輪厚介という幻冬舎のカリスマ編集者におんぶにだっこ状態に味を占めてしまった結果なのだろう。2つめは社長としてのミスジャッジ。初めからダメならダメと言えば、社長としての尊厳は保たれたはずなのだが。3つめは決断を翻したこと。なんちゃって決断がバレてしまった。もう、見城の元には愛読者も編集者も戻りそうもない。全ての人が見城の豪傑さが張りぼてであることを垣間見てしまったようだ。

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