2018年5月

選手選定の基準は?

ロシアW杯のメンバー23名が発表された。ベテランが中心でサプライズも無く、大した期待も持てないと感じた。折角4月に監督が交代したのに新監督の西野カラーは見られなかった。いや経験と実績だけを重視するのが西野カラーなのかもしれない。西野は一体何を基準に選手を選んだのだろうか。本番で一つでも勝つことを前提にしたのだろうか。でも、それが期待出来るメンバーにはなっていない。試合に遠ざかっている選手、怪我をして充分機能しそうもない選手を選んで、海外で目を見張るほど活躍している選手は選んでいない。元々日本は格下だ。格下だからこそ、選手選出に冒険も必要だ。それも無いから誰しも期待はしない。メンバー発表で、国民のW杯への期待は一斉に萎んでしまったように見える。更に、西野はロシアの次を考えていないのではなかろうか。ロートルばかりでは、流れが切れてしまう。せめて1人くらいは次のW杯に繋がる若手を選ぶべきだったと思う。戦術的にも、時間が無いからいきなり3バックに変えるのは無理がある。やり慣れた4バックの中で監督の手腕を発揮すべきだ。試合は勝たなければ意味が無い。勝てば官軍だ。決勝トーナメントに出場する自信溢れた西野監督の姿を見たいものだと思う。

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残念な党首討論

国会で1年半ぶりに党首討論が開かれた。立憲民主の枝野代表と共産の志位委員長はモリカケ問題の追求を、国民民主の玉木共同代表は日米貿易問題等の政策論争を取り上げた。党首討論を行う意義とは何なのだろうかという疑問が湧いてきた。党首討論は予算委員会での質疑とは違う。党首討論は、各党首が日本をより良くするため基本政策について討論する場であるはずだ。確かに安倍にはモリカケという向こう傷がある。だが、その追求は国会の小委員会とか裁判所でやるべきものだ。折角の党首討論のチャンスをモリカケで潰してしまった枝野と志位は間違っている。一方安倍にも問題がある。のらりくらりと答える戦法は採るべきではない。本来の品性の無さが丸出しになる。益々疑念が深まるばかりだ。今回の党首討論は玉木が一番真面だった。鉄鋼・自動車の関税、WTOとの関係、北方領土交渉に及んだ。でも残念ながらレベルが低く小学生でも質問出来る内容だった。枝野は討論終了後、自身の質問が不発に終わった怒りを「党首討論は歴史的な意味を終えた」とぶちまけた。枝野はここでも間違えている。「党首討論を歴史的に意味を無くした」のは枝野自身の質問設定ミスであることを理解していない。残念な党首討論だった。

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特異日ならぬ特異週

この1週間は特異日ならぬ特異週だった。京都旅行に出かけた23日の出来事。東京駅の新幹線改札口近くで、偶然20年前の部下に遭遇した。今は新幹線通勤で本社勤めとのこと。昔から優秀だったが、相当出世したようだ。会っただけで、懐かしくもあり、嬉しくもあった。その日の夕食は京都駅八条口近くの和食創作料理の「燕」。こぢんまりとした小さな店だが料理は旨い。2年前からリピーターになってしまった。人気店なので大分前に予約を入れていた。開店時間の17時半に行くと、既に一人の先客がいた。隣り合わせの席になり、料理とお酒が進むうちにポツポツと話すようになった。何と先客は、卒業した大学が同じ、住んでいる県も同じ、そして年齢も同じということが分かった。偶然とはいえ、これ程の偶然があるのだろうか。世の中は広いようで狭いものだと驚嘆した。そして今日29日はゴルフに出かけた。するとゴルフ場のロビーで数十年来会社で一緒だった研究所仲間と目が合った。もう20年以上も会っていなかったが、お互いに即座に相手を認識し、笑顔で握手を交した。これ程偶然に偶然が重なると返って変な気持ちになる。神様は何故いま引き合わせたのだろうかという疑問が頭から離れない。

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カラスは白いと言い張る政治家たち

愛媛県文書で「2015年に安倍首相が加計理事長と面会したこと」と「安倍が獣医学部の新設はいいねとコメントしたこと」が明らかになった。これで安倍も万事休すかと思ったが、安倍は何とその時期に面会したことは無いと否定した。残っているであろう面会記録も、既に廃棄してしまって存在しないと言う。この種の記録は廃棄せず、残しておくのが慣わしだから、いずれは発覚してしまうことになるはずだ。「カラスは白い」と言い張る安倍の姿はトランプに似ている。トランプは、ロシア疑惑も、ポルノ女優への口止め料支払いも否定し続けてきた。ところが、トランプの弁護士になったジュリアーニ元ニューヨーク市長は支払いの事実を認めた。ロシア疑惑もその内明らかになるだろう。この二人は論理的に破綻しても強引に押し通すところはソックリだ。可能な限り見境無く権力を駆使するところもソックリだ。何と言っても人間として信頼が置けないところがソックリ過ぎる。日本でも米国でも、信頼の置けない輩に権力を与えてはいけなかったとの反省が世間を覆い尽くしている。

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サンゴの白化を食い止める

オーストラリア東海岸にある世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフでは過去最悪の規模の白化現象が発生しているとのこと。地球温暖化により日本でもサンゴの白化が問題になっている。原因が地球温暖化では手の打ちようが無い。ところが、京大の研究グループが、サンゴの白化・死滅を防止する効果がある化学物質を発見したと発表した。サンゴは植物プランクトン「褐虫藻」などと共生し、褐虫藻から栄養を吸収する形で生きている。だが海水温の上下動などのストレスで褐虫藻が逃げ出すと、サンゴは栄養不足で白化・死滅してしまう。研究者らは、褐虫藻が居なくてもサンゴが生き延びる方法を検討し、毒性のある活性酸素を除去することを考えた。褐虫藻がいない状態でサンゴの幼虫に活性酸素を吸収する物質を投与すると生存率が飛躍的に向上したとのこと。海中に散布した時に拡散せずにサンゴにだけ限定的に作用する手法を編み出せば実用化出来る。あともう一歩だ。早期の実用化を願いたい。

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危機管理学部の隆盛を

日大アメフト悪質タックルの真相が明らかになりつつある。内田監督と井上コーチのウソがバレつつある。同時に日大の危機管理意識の欠如が白日の下に晒されつつある。日大の危機管理対処法は「悪さをして非難を浴びても、じっとしていればその内、頭の上を通り過ぎる」という考え方が基本のようだ。以前、田中日大理事長が暴力団山口組組長とのツーショット写真で問題になったが、その手法で成功している。恐らく今回も田中から内田にアドバイスがあったのだろうとは容易に憶測出来る。この悪質タックル事件は事実が明らかなので、その内解決されると思う。それにしても、日本にはその種のトラブルが多過ぎる。東芝の「チャレンジ」も構造的には同じだ。部下に達成不可能な目標を立てさせ、結果として前代未聞な不正会計を招いてしまった。東日本大震災時、枝野官房長官が、放射性物質の影響を「人体にはただちに影響はありません」のワンフレーズで乗り切ろうとした。でも内実は、政権の家族たちは挙って沖縄へ避難した。阪急阪神ホテルズは、冷凍魚を鮮魚、バナメイエビを芝エビなどとメニュー表示の偽装をし、単なる「誤表示」と主張したがバレてしまって陳謝した。その後他の店での偽装が次々と発覚した。いずれの事件も、張本人は断罪されたのが唯一の救いだ。日大には「危機管理学部」がある。危機管理学部の隆盛を望みたい。

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当事者と傍観者

久々に胸がスカッとするボクシングの試合をテレビ観戦した。井上尚弥の3階級制覇をかけたWBA世界バンタム級タイトルマッチとWBC世界ライトフライ級王者の拳四朗の防衛戦。13戦13勝7KOの戦績を誇る拳四朗の相手は、1年前に世界タイトルを奪ったガニガン・ロペス。手強いと思ったが見事なボディブローで2回KO勝ち。拳四朗は滅茶苦茶強いと思ったが、井上の方がもっと凄かった。井上の相手は、10年間も負けたことの無いライアン・バーネット。井上に較べ、身長は顔の長さほど違うし、リーチは10cmも長いし、体重差は5kgもある。柔道で言えば無差別級の対戦とも言えそうだ。ところが、開始早々井上のパンチが爆裂。1回2分を待たずにバーネットがギブアップ。井上が圧倒的な強さを見せた試合だった。だが、井上は試合前は相当ナーバスになっていたようだ。でも、テレビ観戦者には、そのような状況は伝わってこない。勝つべくして勝ったとしか映らない。こういう所の当事者と傍観者の違いが面白い。これこそがスポーツの醍醐味だと思う。更に思いを広げると、どの世界でもこの立場の違いは限りなく存在するものだと熟々思い至った次第。

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蘊蓄の京都巡り

2年ぶりの京都散策だ。カミサンは数年前まで義母を連れて毎年京都の桜と紅葉を観に行っていたので有名所は殆ど踏破している。だから2年前は「京都の路地裏:柏井壽:幻冬舎新書」を参考にして、観光案内書には出てこない名所を巡ることにした。信長父子の墓と森三兄弟の五輪塔が並んで建っている阿弥陀寺を経由して「青てっぽう」の美味い野呂本店へという具合。旅行は下調べも楽しいものだ。今回は京都に関する蘊蓄がタップリ書かれている「ぶらり京都しあわせ歩き:柏井壽:PHP研究所」を参考にしてみた。上賀茂神社のスダジイ睦みの木と陰陽石に祈願し再び野呂本店へ。近くの幸神社には左甚五郎が作ったと言われている鬼門の猿がいる。御所の猿が辻の猿はレプリカで、幸神社の猿が本物とのこと。両方の猿を眺めてきた。車折神社は後嵯峨天皇の牛車の轅が折れたことに由来するが、今では芸能神社とも言う。芸能人が奉納すると、芸名が記された朱の玉垣が建てられる。夥しい数の玉垣に圧倒された。本とは別に独自で風俗博物館を見つけた。4分の1の縮尺で、源氏物語をベースに、当時の服飾などを再現している。源氏物語に精通しているカミサンは大喜びだった。観光案内書には書かれていない蘊蓄をベースに京都巡りをするのも一興と言える。

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生産性向上は誰の仕事?

働き方改革関連法案が衆院委員会で採決される見通しとのこと。日本の労働生産性が諸外国に較べ低いことは事実だ。製造関係は外国よりも遙かに高いが、ホワイトカラー関係は低さが目立つ。だから高度プロフェッショナル制度の導入だというが、現実に問題にすべき対策とは余りにもかけ離れている。ターゲットは実際の一般的なサラリーマンの生産性向上に絞るべきだと思う。このブログ「生産性向上って」にも書いたが、不動産会社の人材活用レベルは極めて低い。分譲地を売り出して、もう2年以上になるのに、まだ売れない土地がある。毎日曜日に社員が来て机を並べる。社員は何もせずジッと来客を待っている。だが客は来ない。でもひたすら待ち続けている。不動産会社は社員の活用化を考えていないし、社員も集客のための知恵を出さない。土地を買う人は、こんな社員の人件費まで払わさられるのかと思う。それでは売れるはずがない。話は変わるが、今日は京都旅行なので9時頃の新幹線のぞみに乗った。社内に旅行客は見当たらず、殆どがサラリーマンだ。名古屋や大阪に出張するのであろう。ところが、殆どの人が居眠りをしているかスマホをいじっている。仕事をしていると思われる人は皆無。出張の移動中は、勤務時間でも仕事をしないのがルールのように見える。これでは労働生産性が上がるはずがない。当面の生産性向上は、政府の仕事ではなく経営者と社員の課題だと思う。労働生産性の低い政府が、民間会社の生産性を上げる心配などする必要は無い。極力規制を撤廃し、過労死が出ない仕組みを作るだけで良い。賢い会社は業績を伸ばし、ダメな会社は淘汰されるだけの話なのだから。

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権力者の特有な行動

悪質タックルで相手選手に怪我を負わせた日大のアメフト選手の記者会見がテレビ放映された。会見は本人からの要望で、強制されたものではないとのこと。彼は予め陳述書を作成し、事細かに事の経緯を説明した。悪質タックルを指示したのは監督とコーチだが、自分は断れなかったと説明している。断れなかった自分に責任があるとも言っている。経緯の説明は信憑性に富んでいた。彼の態度は誠実だった。内田監督たちは、まだ20歳になったばかりの青年をここまでも追い詰めるのかと腹立たしさを覚えた。一方、監督たちは未だに会見も開かず沈黙したままだ。非常識だけでなく責任感も無い。監督たちは明日以降反論するのだろうが、反論すればするほど世論の反撃に遭うことになるはずだ。墓穴は大きい。監督もコーチも社会的に抹殺されることになるかもしれない。監督たちの指示とその後の対応は、官邸と似ている。加計学園の獣医学部新設を巡り、加計理事長が安倍首相に面会したとする愛媛県の文書が国会に提出されたが、何と安倍は面会を否定した。根拠は官邸の面会記録を廃棄してしまったからと言う。でも面会記録が無いからといって、面会が無かった証明にはならない。無理筋な言い訳だ。力尽くで押し潰そうとするこの種の対応は、権力を得た者の特有の行動と言えそうだ。

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下手な掛け合い漫才

北朝鮮が予告した核実験場入り口を爆破・閉鎖する23日が迫ってきた。米中韓英露が立ち会うとされていたが、韓国の立会人名簿は受理されず、拒否されたようだ。立会人は報道関係者のみで国際原子力機関や核実験全面禁止条約機関など専門機関は招待されていない。だから爆破・閉鎖されても実効性があるのか検証のしようもない。入り口の爆破・閉鎖であれば、後日トンネルを掘り返せば使用可能に戻る。また入り口の爆破により、放射性デブリが拡散する恐れもある。入り口を閉鎖するだけならばコンクリートで固める方が安全だ。本気で核実験場を廃棄するのであれば、装置そのものを破壊すべきものだ。そう考えると、今回の核実験場廃棄は、単なる政治ショーに見えてくる。こんな茶番劇が成果となって米朝会談が行われるのだろうか。世界中が今後の動きを注目している。観客は世界中の人々、主役は金正恩とトランプ。下手な掛け合い漫才にならなければ良いと思うのだが。いや、両者共下手な掛け合い漫才を目指しているように見える。

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志の違いで混迷と秩序に

15年ぶりにマハティール首相が復帰し始動した。選挙公約は、消費税廃止や最低賃金の引き上げ、高速道路の無料化、教育の無償化などだった。このバラマキ政策を経済の持続的成長に繋げるには相当の手腕が試されそうだ。政権は、まずナジブ前首相の汚職疑惑の追求を優先し、失われた国民の信頼を取り戻す考えとのこと。更に行政、立法、司法の三権分立を強固なものにしていくという。安倍政権とは似ているようだが、本質的に真逆な方向にある。いま日本では安倍一強により、三権分立が揺るがされ政権のやりたい放題の状態になっている。まさに政治の私物化だ。消費税についても、増税か凍結かを政争のネタにしているし、高速道路料金は永遠に無料化されそうもない。国民から巻き上げられるものは全て巻き上げてしまおうとの魂胆だ。そこには国民の生活を豊かにしようとする気配は感じられない。マハティールには1997年のアジア通貨危機を乗り切った経験がある。タイや韓国はIMFに財政支援を求めた結果、緊縮財政を余儀なくさせられ全ての国民が疲弊した。だがマハティールは、為替の固定化、財政支出の拡大、金利の引き下げなどの景気刺激策に打って出て、この難局を乗り切りマレーシア経済を浮上させた。今後もマハティールの国を思う経験が物を言いそうだ。両者の志の違いが、国を混迷と秩序に導いているように映る。

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教育者の資質とは

悪質タックル騒動後、雲隠れしていた内田日大アメフト部監督が負傷した関西学院大の選手らに非公開の席で謝罪したとのこと。アンフェアなことを謝ったのか、怪我を負わせたことを謝ったのかは明らかにされていない。でもその帰り道のインタビューで答えたことで大凡の察しはつく。記者の質問に対し内田は「一連の問題は全て私の責任です。弁解もしません。こんな騒動になるとは心外です」と答えた。でも肝心の反則行為を指示したかどうかは「後日文書で回答します」と先送りした。内田は関学の選手には、怪我を負わせたことだけを謝罪したに違いない。この悪質タックル騒動の問題点と解決策は何処にあるのだろうか。問題は、内田が監督として選手に悪質タックルを指示したことと、その事実を認めないことだ。内田は今でも悪質タックルで相手選手を潰すことは当然と考えている。ルールを守らない指導者は超不適任だ。更に、選手に悪質タックルを強制しながら、その事実を認めない性格は、ある意味でパワハラの権化とでも言えそうだ。こんな人格欠如で非常識な輩がアメフト界でのさばっている。それを許しているアメフト界も問題だと思う。でも、解決は簡単だ。日大アメフト部は廃部。内田の日大常務理事と人事部長の役職を解任。内田を日本アメフト協会から永久追放。協会も関係者は追放。もし文句があるのなら、内田は徹底的な弁解をすべきだと思う。本当の男なら出来るはずだが。自分はこの騒動の最大の問題は「教育者の資質とは何なのか」にあると思う。

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明と暗のニュース

今日のトップニュースは、藤井聡太棋士の七段昇格と西野ジャパン・メンバー27名の選出だ。自分は明と暗のニュースだと思う。まだ高校生に成り立ての15歳の藤井六段が、昇段のかかった対局を制し七段の史上最年少記録を達成した。四段デビュー以来破竹の勢いで連勝を積み重ね、異例の高速昇級を続けてきたが、まさか七段になるとは夢にも思わなかった。この衝撃は将棋界に留まらず、各界に大きな影響を与えている。世代を揺るがす出来事として歴史に残る偉業と言えそうだ。一方、ロシアW杯が1か月後に迫ったサッカー界では、ハリル更迭後に就任した西野監督のメンバーが発表された。概ねハリルの道を引き継いでいる。一番の問題は、選手選定は順当と言えば順当だが、では何故ハリルを解任したのかという驚きが無いこと。西野の発表態度は自信が無さそうに見える。同じ選手でも監督が替われば戦術次第で如何に戦えるかくらいは、言えるのであれば言うべきだったと思う。第二の問題は、選手選定の基準が「昔の名前」を優先し過ぎているように見えること。昔は活躍したが今は殆ど出場していない選手を尊重し、実績は少ないが今現役で大活躍している選手を選考から外してしまった。西野の頭の中では戦えるのだろうが、現実に戦えるのかが心配になる。もっと心配なのはW杯後だ。「昔の名前」がいっ時活躍したからといって、その効果は後には続かない。でも「今の名前」が実績を残せば効果は抜群。日本サッカー界にプラスの循環を生むことになる。たとえW杯で成果が得られなかったとしても、それが今後の血となり肉となるはずだ。西野は何処を見て選考したのだろうか。いずれ1か月後には結果が出て、評価が下されることになる。監督交代が益々混迷さを増しているように映るのは自分だけなのだろうか。

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正義が機能しない政権

森友学園への国有地売却に関して、大阪特捜部は佐川前国税庁長官らの公文書改ざん問題を不起訴とする方針を固めたとか。一方、篭池夫妻は詐欺罪などで逮捕され、もう10か月も拘置所に拘束されている。証拠隠滅の恐れも無いのに10か月とは長過ぎる。何ともはや、官僚と民間人の取り扱いのバランスがおかしい。でも、安倍政権が検察をコントロールしているのだと推測すると納得がいく。佐川は無罪放免になったのだから、マスコミはこれ以上追求しずらくなる。篭池の口は高い塀で封じている。この他にも政権擁護のため、恣意的な検察行為が行われていると思われる事例は多い。甘利元経済再生相の斡旋利得事件では何故か家宅捜査もなしに不起訴になった。元凶は政権による法務省人事への介入だと思う。安倍政権以前は政権が人事をねじ曲げることなどは無かった。ところが、内閣府に人事権が移り、政権擁護に都合の良い人事が行われるようになった。黒川事務次官の就任が典型例だ。政権の非を正すはずの検察が、政権から火の粉を振り払う立場に変質してしまった。このままでは正義が機能しない。日本が壊れてしまう。昔、田中角栄はロッキード事件で検察に検挙された。あの時代は正常だったのかもしれない。

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猫の恋心?

近所に外猫がいる。我が家に初めて外猫のシロが遊びに来たのは9年位前のことだ。このシロは極めて美形で毎年子を産む。多産系の血筋かと思っていたが、違う。何故なら毎年育つシロの子である雌猫はサクラ耳でもないのに子を産まないからだ。多分雄猫から見てシロは妖艶なのだろうと人間の自分から見てもそう思う。そのシロが4回目に産んだ雌猫がユニークだ。黒くて縞があるので我が家ではシマクロと呼んでいる。勿論シロクマでもないしノラクロでもない。歴とした雌猫なのだ。4年前に生まれたから、人年齢に換算すると30歳。人の世界ならば30歳の女性は色気がある。適齢期と言える。でも最近そのシマクロの様子が少しおかしい。あるオジサンが連れたある犬が近づくと、二ヤーン、二ヤーンと鳴き声を上げながら、犬に近づき、その前後左右を走り回る。シマクロが親愛の情か求愛を表しているかのように見える。でも犬は迷惑そうな仕草をする。残念ながらシマクロの愛は犬には伝わっていないようだ。でも、シマクロはその犬が通る度にアタックを繰り返す。猫の世界には動き回るテリトリーがある。シマクロはテリトリーの境界である隣家の端まで行くと、そこで立ち止まり、恨めしそうに犬の後ろ姿を見送るのだ。その姿に健気さを感じる。シマクロはその犬に恋をしてしまったのだろうか、それとも自分の親とでも勘違いしているのだろうか、といつも想像させられる。

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ここが変だよ、就活ルール

経団連の就活ルールが形骸化している。今年のルールでは面接解禁は6月1日からだが、4月末時点で内定率が4割を超えているという。売り手市場とは言え、経団連企業でもルール違反して内定を出しているのだから、一体何のための就活ルールなのか分からない。元々統一ルールが設けられたのは、大企業の採用・教育活動の効率化が目的だ。それでは一方的過ぎるから、学生の就活の負担を軽減するためだと、目的が後付されてきた経緯がある。でも、最近ではインターンや通年採用など国際標準に近い手法を採る企業が増えていて実態と乖離している。特にAI技術者の争奪が激しい。最早就活ルールなど撤廃した方が良い。日本企業の人材採用の考え方は相当歪んでいる。新卒とは卒業予定者のみ。かなり膨らませても前年度卒業生までだ。一方中途採用は30歳以上が対象。新卒時に就活に失敗した人はフリーターとなり、一生新卒としては採用されない運命が下される。人材不足と言いながら、この層は見向きもされない不思議な文化だ。だが、やっと新卒の年齢制限を緩和する企業が現れつつあるという。損害保険ジャパン日本興亜やリクルートが30歳以下まで新卒として採用する方針を打ち出した。これが蟻の一穴になると良い。経団連会長も5月末に榊原から中西に代わる。榊原のように政権の言いなりにならずに、新会長には従来文化を打破する活躍を期待したいものだと思う。

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地に落ちた不死鳥

日大の悪質タックルで関西学院大のQBが負傷した場面がテレビ画面に流れた。QBがボールを投げた数秒後、無防備のQBの背後から日大選手が猛タックルし押し倒した。その後も悪質な反則行為が繰り返されたとのこと。QBは右膝軟骨損傷と腰の打撲で全治3週間との診断。椎間関節のよじれによる左足のシビレも訴えている。試合は没収試合にならず続行された。日大の内田監督は試合前のミーティングで「最初のプレーで相手のQBに怪我をさせろ。何か言われたら監督の指示と言え」と選手に指示していたようだ。関東学生アメフト連盟は、同選手に対外試合出場禁止と指導者への厳重注意という暫定的な処分を下したが、日大はホームページに謝罪文を掲載しただけで、内田監督は雲隠れを決め込んだ。問題は色々ある。勝利至上主義に走った監督の資質の無さ。選手には怪我をさせろと指示し、そんな指示はしていないと開き直る。監督落第だけでなく人間失格だ。そんな監督の指示を実行する非常識な選手も選手だ。更にそれを許すチーム全体は組織犯罪者だ。日大の学長も何ら責任を果たしていない。没収試合にしなかったアメフト連盟も常識に欠けている。アメフト連盟は解散すべしとまでは言わないが、伝統ある日大アメフト部「フェニックス」は廃部にすべきだと思う。死なないはずの不死鳥(フェニックス)が本当に死ぬかもしれない。

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北の豹変と行方

北が豹変し宥和政策に転換した。韓国系米国人3人を解放し、来週中にも核実験場を廃棄すると発表した。北は米英中ロ韓の国際記者団に取材を認めたが日本は除外された。日本では米国人が解放されたのだから日本の拉致被害者もとの声が上がっている。北が宥和政策に乗り出した今日本は如何に対処すべきかを考えてみた。それを考えるには、まず北の立場になって考えることがヒントになると思う。人質解放に関して、米国人の拘束理由は北でのスパイという犯罪行為だから人質解放は宥和政策の賜物として米国へのプレゼントになるが、日本人の拉致は北の犯罪を再度認めることになるので解放はしないと考えるのが自然だ。事実北朝鮮は「拉致は解決済み」と公言している。だが、日本は粘り強く交渉するしかない。北が拉致問題解決に前向きではないということは、改心していない証明でもあると認識すべきだろう。その延長線上で考えれば、完全な非核化は望みようもない。核実験場を廃棄しても、いつの日か隠してあった核をちらつかせるのが目に見えている。米国が北の現体制の維持を認めて、北が韓国の援助を受けて経済が好転しても、今度は虐げられてきた国民が黙っていないだろう。日本は北の人権問題を指摘し続けるべきだ。それが恒久的に真の平和に繋がる道だと思う。

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結婚へのふんぎり

皇室に対し批判をするのは厳禁と言われている。でも、敢えて一言述べてみたいと思う。秋篠宮の眞子様のことだ。小室圭さんとの婚約が整ったが、雲行きが怪しくなってきた。そもそもお相手として小室家が相応しいのか、天皇が認めた婚約を今更翻すことが出来るのか、ゴタゴタは元々皇后と紀子様の確執が原因であるとか、問題はスタート時点に戻りつつあるようだ。これらは全て皇室であるがための問題と言えそうだ。一般庶民の家柄であれば、海の王子の家柄など気に留めないし、破談だからといって泥を被る祖父もいないし、婚約が決まった後から家柄で揉めるジジババもいないはずだ。若い二人が、意気投合し結婚するのは微笑ましい。でも、世間は夫の経済力を問題にする。正直言って圭さんの経済力は覚束ない。皇室育ちの眞子様には不釣り合い過ぎる。でもそれは初めから分かっていたことだ。問題は圭さんの母にあるともいう。これも皇室特有の問題だと思う。今眞子様は御料牧場に籠城中とのこと。自分はこう思う。眞子様はさっさと皇室を抜けて結婚すれば良い。抜けてしまえば皇室扱いは無くなる。幸せな家庭を作るため二人の意志を貫くことが先決だ。皇室とか親への思いとか世間体とかは2次的なもの。余裕があれば考えれば良い。無ければ考える必要など全く無い。但し、大原則がある。何があろうと一生添い遂げるという覚悟があるかということだ。全てが見えた今こそ、一時の熱病ではなくその覚悟が問われているようにみえる。

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「喝」の変遷とその後

大沢監督が逝ってから20年近くなる。当時のテレ朝「サンデーモーニング」は面白かった。野球をメインにスポーツについて御意見番として「アッパレ」「喝」と評価する。でも、大沢親分の喝は、駄目押しの喝ではなく、もっと頑張れという意味での喝が多かった。だから観ている方は、その喝に何か暖かいものを感じたものだ。サンデーモーニングなる番組は、未だに存続している。だが、感じさせるものは変質している。大沢親分が顔を見せなくなり番組が面白くなくなったから自分が観ることは無くなった。否、そうではなく親分以外の番組メンバーの鼻持ちならない態度が嫌いだからだ。特に張本と関口にはウンザリする。関口のいわゆる「人の良さ」を売り物にする態度には吐き気を覚える。自分が無い。いつも人の褌で相撲を取ろうとする。責任転嫁の極芸人と言えそうだ。でも、その上を行っているのが張本。最近も「喝」を連発しているようだ。だが、漏れ聞くところによると「喝」の理由が飛んでいる。大谷の活躍を「まぐれ」としか言わない。大谷とMLB批判はその典型例だろう。でも、番組メンバーは誰も張本の批判はしない。番組自体が腐ってしまった証拠だ。でも唯一批判したのは同じテレ朝「モーニングショー」の羽鳥キャスター。これがテレ朝のヤラセか自浄作用かは分からない。ヤラセなのかもしれないが、少しは自浄作用が働いているのかもしれない。この作用が働くうちに、サンデモ番組を立ち直らせるチャンスはあるのかもしれない。いま大沢親分は草葉の陰から如何に見ているのだろうか。

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ウソの塗り重ね

柳瀬元首相秘書官の記憶が蘇りつつある。昨年の国会では「記憶に無い」を連発したが、今日の国会では「加計学園の関係者と3回面談したが、愛媛県職員がいたかは覚えていない」また「首相から指示を受けた事も無いし報告した事も無い」と述べた。愛媛県知事は「県職員は子供の使いではない。証拠を見せてやる」とカンカンに怒っている。首相の指示も無くかつ報告もしない秘書官などいるはずがない。もしいるとしたら、秘書官の無謀さも問題だし、それを放任する組織も箍が外れている。官邸は全ての事実を記録しているはず。その内真実が明らかにされるのは間違いない。一方安倍首相は「忖度される側は、忖度されているのかいないのか分からない」と嘯いている。安倍の「知らぬ存ぜぬ」は忖度を認めるところまで後退し始めた。この両者の変化の要因は極めて推測し易い。安倍は先日柳瀬を引き連れて米国に行った。打ち合わせる時間は十二分にあった。機内で口裏を合わせる作業を行ったのはバレバレだ。意気揚々と帰国したに違いない。でもウソはすぐバレるもの。これを愚者の浅知恵という。否、ウソの塗り重ねと表現した方が的確なようだ。

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財務省の講習会s

財務省でセクハラ講習会が開かれたとのニュースを見た。セクハラして辞任させられた事務次官や、セクハラを受けた女性に名乗り出ろと言った官房長は言うに及ばず、ノーパンシャブシャブ事件以来、財務省のセクハラ体質は有名だ。中でも決定的だったのは麻生財務相が言い放った「セクハラ罪という罪は無い」との迷言。財務省のセクハラ体質が確定された瞬間だ。これを機に急遽財務省でセクハラ講習会が開かれることになった。ところが、ニュース画面を見ていると、受講が必要な肝心の麻生も官房長も受講していない。画面には森友問題の理財局長だけがクローズアップされている。はて、この講習会は公文書改ざん防止の講習会だったのかと勘違いしてしまいそうだ。それでもセクハラ講習会だと言い張るのならば、穿った見方をしてしまう。麻生も官房長も見識を更生させるには最早遅過ぎる。せめて将来最高幹部になるかもしれない若手には教育をしておこうと思ったのかもしれないと。気が長いのも財務省の特徴だ。財政黒字化の達成時期をまた先送りし5年も延ばした。目標達成のための心構えという講習会も必要なようだ。

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悪者の砂糖も使いよう

砂糖は身体にとって有害物質だと言われている。多くの病気・疾患の原因になる食品として問題視されている。酒、タバコと同様に依存性がある。過剰摂取により、虫歯や肥満に留まらず糖尿病、心疾患、ガンの発症に至ることがある。欧州では低摂取化のため砂糖入り清涼飲料水に課税する国すらある。ところが、悪者の砂糖も使いよう。砂糖が将来抗生物質に代わる「未来の抗菌薬」になるかもしれないと脚光を浴びている。潰瘍、切り傷、裂傷などを治療する潜在能力があると話題になっている。問題は傷口からの細菌の侵入。最近の細菌は抗生物質に対する耐性を持つものが多い。だから抗生物質を使っても細菌の侵入を防ぐことが難しい。でも傷口に砂糖を塗るだけで細菌を殺せるという。砂糖の浸透圧が高いため細菌から水分を奪って殺し、傷を殺菌する仕組みとのこと。但し、砂糖は高濃度であることが必要で、低濃度になると反対に細菌の食料源になり増殖させてしまうリスクもあるというから素人は手を出さない方が賢明だ。天然の治療薬は他にも色々ある。抗生物質を次々に創り出してきた科学技術も、今や細菌という壁に阻まれ、天然物による自然療法へと先祖返りしているのかもしれない。

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シニアのイメージ

シニアのイメージが変わりつつあるようだ。3000人に近い人を対象に「シニアは何歳から?」という聞き取り調査をした結果、回答の平均は64歳で5年前より2歳上がったとのこと。また、回答者の年齢が上がるほど高くなる傾向にあるという。20~50代の回答平均は63歳前後だったのに対し、60~64歳は65歳、65~69歳は68歳で70~74歳は70歳超。シニアを「60歳以上」とか「65歳以上」と答えたのは半数以下で、ほぼ全員がシニアと認識するのは「75歳以上」だったとのこと。自分は「一般的に65歳以上」が今の時代のシニア年齢と思っていたから、自分の時代認識はズレていないように思う。でも、面白いのは年齢が上がるほどシニア年齢も上がることだ。誰しもシニア年齢は自分の実年齢よりも上だと思っている。それだけ「自分はまだまだ若い」と思っている証拠だろう。かく言う自分も「一般的には65歳以上」と思っているが「実態は自分の年齢以上の75歳かな」と感じている。しかし、シニア年齢が伸びたからといって10歳程度の話。世界には桁外れの人がいる。マレーシアのマハティール元首相だ。何と92歳で野党を引き連れ、再び首相を目指している。マハティールに「シニアは何歳から?」と尋ねたら何と答えるだろう。おそらく「シニアなど存在しない」と答えるに違いない。

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17連休の業界

ゴールデンウイークも今日で終わりだ。5月1日と2日の平日も休みを取れば9連休になる。普段超働かされているサラリーマンにとっては、ありがたい恵みの休息になったかもしれない。ところが、9連休どころか17連休も取った業界がある。国会議員の野党たちだ。加計問題の柳瀬審議官の参考人招致が決まらないからとか文書改ざんとか駄々をこねてサボタージュに出た。希望の党の玉木代表は親から「そろそろ国会に出た方がいい」と諭されたとのこと。おかし過ぎて笑い話にもならない。野党のトップらは、野党の役割を理解しているのだろうか。野党の役割は、一つは与党の政策を厳しく監視することで、もう一つは、潜在的な次期政権として国民に代替案を示すことだ。オール野党は、本来の役割を全く果たさず、最早支援者からも見放され始めた。希望の党と民進党が合併し国民民主党になるという。でも元民主の大物は参加しない。参加しない理由は明白だ。大物を含め乱立野党には、野党の役割を理念に掲げ与党と対峙しようとする者がいない。これでは向心力が働かず、益々遠心力で野党は弱体化するばかりだ。そう考えると、17連休は必然の結果なのかと見えてきた。

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野球の研究者

ゴールデンウイークの海外旅行の目玉であるイチローと大谷の夢の対決が突然消えてしまった。マリナーズはイチローを今季の残り試合には出場させず球団の会長付特別補佐に就任させると発表したからだ。すわ、会長付特別補佐とは何だろうと日本中のマスコミが騒ぎ立てた。中には、これでイチローの日本復帰は無くなったと悲観するマスコミまで現れた。契約内容から言えばイチローの意志で契約を破棄出来るから杞憂に過ぎないのだが。では、今の時期での会長付特別補佐就任とは何を意味するのだろう。この契約により、イチローは今季選手として出場することは無くなった。でも、本人の希望通り現役は引退せずチームに同行。ユニホームを着て練習を行いアドバイスなどは出来るが、試合時にベンチには入れないとのこと。だが来季に関する縛りは無い。来季の初戦は日本だ。イチローが日本の地で出場する可能性は充分にある。更にマリナーズは、イチローをマリナーズ出身の第二の野球殿堂入り選手として見ているはずだ。球団側のメリットは充分分かる。では、イチロー自身はどう考えているのだろう。イチローは2001年からMLBのグランドに立ち、数々の賞を受賞してきた。マリナーズからヤンキース、マーリンズとへと移ったものの、イチローにとってはマリナーズこそが故郷のはずだ。イチローは「50歳まで現役を」と「野球の研究者でありたい」と明言している。今までに、野球バカとか野球好きと言う選手は数多くいたが「野球の研究者」などと言う選手など聞いたことも見たこともない。是非ともイチローには、野球研究者としての道を全うして欲しいものだと思う。

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名前に数字って

女子プロゴルフツアー・サロンパスカップ2日目で首位に躍り出た選手の名前が「イ・ジョンウン6」と表示されていた。名前に「6」とは?誤植かと思った。調べてみると「6」は間違いでは無い。シックスと呼ぶとのこと。韓国では有名な選手らしい。韓国ツアーで2016年に新人王に輝き、2017年の賞金女王の実力。サロンパスカップには、世界ランキング上位50名の資格で出場している。「6」の由来は、同姓同名の区別のためとか。韓国ツアーには「イ・ジョンウン」が6名いるので、各々に1~6が付けられているようだ。人の区別に数字を使うとは異様な感じがするが、本人は気に入っていて「シックス」と呼んで欲しいと言っているとのこと。名前に数字付きは韓国特有だ。きっとハングルが表音文字のためだろう。日本語のような漢字のバリエーションが無い。韓国も以前は漢字を併用してたが、1970年の漢字廃止政策で全面的に止めてしまった。漢字は覚えるまでは大変だが、一度覚えてしまえば便利だ。漢字の羅列だけでも殆ど意味は通じる。文化は広く深い方が良いと思う。引き出しの多い人ほど魅力的に見えるものだと思うのだが。

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ノーベル文学・平和賞あれこれ

今年こそはと思っていた村上春樹はさぞ残念がっているだろう。今年のノーベル文学賞の受賞者発表が見送られた。理由は何と選考委員のセクハラや情報漏洩だ。これに嫌気がさした選考委員が次々に辞任し、事務局長も引責辞任してしまった。ノーベル賞を選考するスウェーデン・アカデミーも落ちたものだと思う。米国に端を発したセクハラ告発運動が日本の財務事務次官更迭に留まらずアカデミーまで波及したようだ。一方米国ではポルノ女優に不倫の口止め料を払ったトランプ大統領にノーベル平和賞を授けようと、共和党議員がノーベル賞委員会に推薦状を送ったとのこと。また韓国では金正恩と文在寅にノーベル平和賞をとの声がある。韓国民は北朝鮮の人権問題をどう見ているのだろうか。選考側も受賞側も滅茶苦茶だ。ノーベル賞も廃れたものだ。ノーベル賞の価値は半減している。

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月の水

今から65年くらい前、小学生に上がる前のことだ。天の川が見える夜に母と散歩したことがある。母は「お星様は一緒に歩くのよ」と言う。確かに自分が歩くと、星も付いてくる。ゆっくり歩くと星もゆっくりと、早足で歩くと星も早足に。不思議だなと思った。母は「お月様にはウサギさん住んでいるの」と言う。確かに、ウサギが杵を突いているように見える。当時本当にウサギが住んでいると思っていた。あの時から65年も過ぎると状況は変わる。あのウサギの下には大量の氷が眠っているかもしれないとのニュース。東北大の研究チームが、地球に届いた月の隕石に、水がなければ生成しない鉱物「モガナイト」が含まれていることを初めて突き止めたとのこと。モガナイトの生成には、高い圧力とアルカリ性の水の蒸発が必要。それから推測すると、月面に大量のアルカリ性の水を有する隕石が衝突し、月表面では太陽光により水が蒸発しモガナイトを生成し、温度の低い地下では水が氷として留まったとのこと。では、その場所がウサギの下であることを如何に特定したのだろうか。モガナイトを含んだこの隕石は、約1万7千年前にアフリカ北西部の砂漠に落下した隕石で、ウサギに見える月の「プロセラルム盆地」から宇宙空間を漂った後に地球に落下したものと言われているからという。何だか怪しく見えてきた。でも、宇宙は夢を語るものだ。月で水を自給出来れば、将来、居住する際の飲料水や水素燃料の原料として期待出来る。この研究の評価は、将来月に居住する人の判断に任せることにしよう。

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地球レベルから見た考察か

隕石の中に存在するダイヤモンドを分析するだけで、太陽系初期に存在した大型原始惑星の残骸だったと結論付けたのには驚いた。スイスの地球惑星科学研究所が発表した。EUの科学者らはスーダンの砂漠で回収された「アルマハータ・シッタ隕石」を調べた。研究チームは、アルマハータ・シッタ隕石内のダイヤモンドに含まれる微小な結晶包有物を分析。その結果、ダイヤモンドが形成された時の地層圧が20ギガパスカル以上だった可能性が高いことが分かったとのこと。その地層圧から、太陽系初期に存在した大型原始惑星の内部でダイヤモンドが形成され、その後原始惑星が他の天体との衝突により消滅したあとの残骸がアルマハータ・シッタ隕石と結論付けた。この研究者らの推定・考察過程が興味深い。まずスーダンで採取された隕石を分析。ダイヤモンドの存在で原始惑星由来と推測。ダイヤモンド内の結晶包有物で地層圧を特定。地層圧から原始惑星の存在を結論付けた。でも自分は天文物理学についてはズブの素人。この世界の常識が分からない。この研究で科学的に確かなことは、ダイヤモンド内の結晶包有物を分析したことだけ。あとは推定の塊だ。夢がある学問だから、反論しようとは思わないが、少し疑問を呈してみたい。スーダンの小石をどのように隕石と特定したのだろうか。結晶包有物の分析結果から何故20ギガパスカル以上と結論出来たのだろうか。宇宙空間は地球上の条件とは全く違う。違うから20ギガパスカル以上という推測は出来るはずが無いと思うのだが。この根底が崩れると、この論文はボツになる。自分はこう思う。所詮は地球レベルから見た考察だと思う。宇宙は、気圧も温度も時間すらも異次元の世界。地球上で常識と思う発想が、宇宙の考察では間違いの元になっているかもしれない。

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