17連休の業界

ゴールデンウイークも今日で終わりだ。5月1日と2日の平日も休みを取れば9連休になる。普段超働かされているサラリーマンにとっては、ありがたい恵みの休息になったかもしれない。ところが、9連休どころか17連休も取った業界がある。国会議員の野党たちだ。加計問題の柳瀬審議官の参考人招致が決まらないからとか文書改ざんとか駄々をこねてサボタージュに出た。希望の党の玉木代表は親から「そろそろ国会に出た方がいい」と諭されたとのこと。おかし過ぎて笑い話にもならない。野党のトップらは、野党の役割を理解しているのだろうか。野党の役割は、一つは与党の政策を厳しく監視することで、もう一つは、潜在的な次期政権として国民に代替案を示すことだ。オール野党は、本来の役割を全く果たさず、最早支援者からも見放され始めた。希望の党と民進党が合併し国民民主党になるという。でも元民主の大物は参加しない。参加しない理由は明白だ。大物を含め乱立野党には、野党の役割を理念に掲げ与党と対峙しようとする者がいない。これでは向心力が働かず、益々遠心力で野党は弱体化するばかりだ。そう考えると、17連休は必然の結果なのかと見えてきた。