カラスは白いと言い張る政治家たち

愛媛県文書で「2015年に安倍首相が加計理事長と面会したこと」と「安倍が獣医学部の新設はいいねとコメントしたこと」が明らかになった。これで安倍も万事休すかと思ったが、安倍は何とその時期に面会したことは無いと否定した。残っているであろう面会記録も、既に廃棄してしまって存在しないと言う。この種の記録は廃棄せず、残しておくのが慣わしだから、いずれは発覚してしまうことになるはずだ。「カラスは白い」と言い張る安倍の姿はトランプに似ている。トランプは、ロシア疑惑も、ポルノ女優への口止め料支払いも否定し続けてきた。ところが、トランプの弁護士になったジュリアーニ元ニューヨーク市長は支払いの事実を認めた。ロシア疑惑もその内明らかになるだろう。この二人は論理的に破綻しても強引に押し通すところはソックリだ。可能な限り見境無く権力を駆使するところもソックリだ。何と言っても人間として信頼が置けないところがソックリ過ぎる。日本でも米国でも、信頼の置けない輩に権力を与えてはいけなかったとの反省が世間を覆い尽くしている。