無駄遣い極まる小池都政

5000億円と言われていた首都高の日本橋区間たった1kmの地中化が、3000億円で実行することが決まったらしい。五街道の起点の日本橋を昔のように甦させたい気持ちは良く分かる。でも、いま必要なことなのだろうか。全国の道路の主な橋のうち40%以上の約6万カ所は補修が必要だと言われるほど老朽化している。危険なため通行規制されている橋が5年前の約2倍に増えているのが現実だ。今後老朽化は加速度的に進む。通れない橋が続出する。補修は待った無しだ。それに較べ東京都政はお気楽だ。豊洲移転で無駄金を数千億円も無駄遣いして、その上、日本橋の青空を回復するために3000億円も使うという。しかも、3000億円の案件が都議会で承認されたのは、5000億円から切り詰めた努力に対してだという。何をか況んやだ。成金、いや税金一極集中の脳天気な行政諸氏の成金趣味と言わざるを得ない。自分はこう思う。小池を選んだのは都民だ。だから小池の言動・判断には都民にも責任がある。でも、今は小池が都民の志から離れてしまったのかもしれない。だとすれば、都民には小池を糾弾する義務がある。都民が声を挙げなければ物事は進まない。頑張れ、真面な都民。