国旗損壊罪創設の是非

国旗損壊罪の創設を巡り、自民党での議論が本格化している。高市首相と日本維新の会が意欲を燃やしているからだ。日の丸尊重と言えば保守の主張そのもの。外国の国旗を損壊した場合などに刑事罰が科される「外国国章損壊罪」のみが存在する矛盾を是正するためだと主張しているが、いま日本国旗の損壊罪を、あえて創設する必要があるのだろうか?毎度お騒がせの西田自民参議員が珍しく真っ当な意見を述べている。「あえて創設するような社会情勢にはない。罰則を設けることよりも、日本が持つべき本来の歴史観や道徳観をしっかりと教育で涵養することだ。日本が今、ゆがんできているのは法律が足りないからじゃなく、社会を支えてきた価値観と伝統が揺らいでいるからというのが本質だと思う」と。ここまでは、自分と西田の意見は同じだ。でも、その後は違う。西田は、全ての根源は戦後の米国による押しつけだと説く。でも、戦後80年も経った。もうそろそろその論理は脱却すべきと自分は思う。「毒にも薬にもならない国旗損壊罪」で国会の時間を玩ぶべきではないと自分は思っている。