京都市の有識者会議が「京都駅周辺の建物の高さ規制を緩和する」という意見書をまとめたとのこと。駅前の再生のため、建物の高さ制限を現在の2倍となる60mに規制緩和しようとするもの。京都駅周辺は、新幹線沿線のほかの駅とくらべてオフィス空間が少なく、現状では近隣の都市に対抗できない、という考えが京都の経済界にあるのを受けての意見書だ。あの京都に似合わない巨大な京都駅ビルと同じ高さのビルで京都駅周辺を埋め尽くそうとの魂胆だ。現在京都には、古都として相応しくない建築物が2つある。京都駅ビルと京都タワーだ。京都の景観を著しく壊している。2007年に施行された京都市の新景観政策は見事だった。高さ制限を強化し、デザイン基準を設定し、屋外広告物を規制し、歴史的建造物の保全を図った。この新景観政策で、京都は落ち着いた素晴らしい街に生まれ変わった。もし、オフィス空間を作りたいのであれば、まず京都駅ビルと京都タワーを撤去し、駅南の離れた場所にビジネス特区を作れば良いと思う。京都の経済界は、京都に人が集まるのは当たり前だという勘違いをしているようだ。
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