ガタガタの中国経済

中国では長年の過大な投資が災いして、ほとんど利用されない高速道路、旅客営業しないまま放置された鉄道の駅などが各地で存在する事態となっているという。不動産市場は依然として在庫が積みあがっており、回復の兆しはなく、状況を打開するためには対策が不可欠だが中国政府にその意欲が全く見られない。更に、AIデータセンターでも二の舞を踏むリスクが生まれているという。中国では米国をしのぐ勢いでデータセンターの建設が進んでおり、投資規模は21年から25年までで日本円にして60兆円以上に及ぶとされている。データセンターは建設中のものを含めると250ヵ所を超えると言われているが、大量の電力を消費するため、稼働率は3割前後に過ぎない。そのうえ、イラン戦争の影響でエネルギー価格が高騰する事態となれば、データセンターの多くは無用の長物となってしまう恐れがある。中国の国際見本市はイラン情勢の悪化で中東からの参加は見込めない。経済成長を牽引してきた輸出も陰りを見せている。2022年に経済に強い李克強を首相から外して以来、中国経済はガタガタの一途を辿っている。中国経済の混乱は、習近平の保身のためのNO2切りと考えると理解出来る。