PRESIDENT onlineによると「偏差値の高い大学」が通用するのは日本だけだという。小塩早大教授は「偏差値で学校を序列化する慣行は日本独自のものであり、世界ではほぼ存在しない。数値への幻想が教育の本来の価値を覆い隠している」と指摘している。2004年頃から世界中の大学を格付けする「世界大学ランキング」が発表されはじめた。それ以来、大学の評価の基準とすることが当然になってきた。2016年には「今後10年間で世界大学ランキングトップ100に、日本の大学10校以上を入れる」と国家戦略として位置づけられるまでになった。しかし、現在「世界大学ランキング」と呼ばれるものは乱立状態にある。だが、それぞれの世界大学ランキングは、独自の評価基準を持っている。それぞれの大学がもつ特色や強みを可視化することが本来の目的なのだ。大学間の健全な競争を促し、教育・研究の水準を向上させるという政策的な目的もある。ところが、本来の目的よりも「何位に入ったか」が注目されるようになってしまった。こういう流れが「順位の高い大学イコール良い大学」と考えるようになり「偏差値の高い大学が良い大学」という風潮に陥ってしまった、と指摘している。どうやら受験偏差値を見直す時期が来ているようだ。
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