上手くいけば自分の功績、拙くなれば部下の責任

トランプは常人ではない。その異常性は病的だが、精神医学者の間には統一見解がない。むしろ「分類してよいのか」という倫理問題そのものが大きな論点になっている。アメリカ精神医学会は「直接診察していない公人について、専門家が診断を公表するのは倫理違反」とする「ゴールドウォーター・ルール」を定めているからだ。でも、行動から読み取られる心理学的特徴は分析されている。強い自己愛傾向、衝動性・即時的反応、支配性・攻撃性の高さ、事実認識のゆらぎ、共感性の低さ等々。つまり嫌な奴の塊なのだ。だから周りにはプライドの無いおべっか使いだけしか集まらないのだ。上手くいけば自分の功績、拙くなれば部下の責任を地で行っている。イラン攻撃が失敗しそうになるとヘグセス米国防長官に「君が言い出したんだよね」と責任を押しつけ、関税政策が上手くいかなくなるとラトニック商務長官を更迭し、イランとの終戦協議が上手くいかなければバンス副大統領の所為にする。プライドの無いおべっか使いも、そろそろ限界に近づいているに違いない。修正第25条は、もうそこまで迫っているようだ。