クラウドによる爆撃命令で小学生が犠牲に

イランが、ドバイとバーレーンにあるアマゾンのデータセンターを破壊したとのニュース。アマゾンといえば、世界最大のオンライン小売業者として有名だ。何故イランはアマゾンのデータセンターを破壊したのだろうかが気になった。アマゾンの子会社アマゾン・ウェブサービスは稼ぎ頭だ。商用クラウド・インフラストラクチャの最大手プロバイダーの1つとなっている。データセンターとは、非常に高速なコンピューティング能力を提供する膨大なストレージ容量を持つクラウドのこと。しかも、誰でもそこで希望する容量をレンタルできる仕組みが売り物だ。データセンターはアメリカとイスラエルの戦争に利用されてきた。自律型マシーンが戦争の標的となる施設や犠牲者を見つけ出し、魂のないアルゴリズムに基づいて攻撃し破壊するのだ。テヘランの小学校が激しい爆撃を受け、多くの女子児童や教師が殺害された。この学校の所在地が「警察公園」と呼ばれていたから標的にされたのだ。かつて警察署があったというだけで、今では警察官も武装した兵士もいない場所だったのに。クラウドは、その紛らわしい名前に騙されて無差別攻撃を実行する指示を出したのだ。イランからすれば、許し難い非人道的な行為をもたらした「血も涙もない」クラウドへの怒りをぶちまけるため、アマゾンのデータセンターを破壊したということになる。クラウドの活用には、一定の箍が必要だ。