京大が卓越大の認定候補に

国際卓越研究大学として東北大が認定され、東京科学大、東大、京大が認定候補になっている。卓越大とは、10兆円の財政投融資による大学ファンドにより、年間数百億円規模の研究費が長期的に支援される制度だ。研究費は潤沢になるが、一方国のガバナンスが強くなるというデメリットもある。特に、京大は自由な学風が特長だ。自由な学風ゆえに、多くのノーベル賞受賞者を輩出してきた。国のガバナンスが強くなる中で、如何に自由な学風を維持出来るかが最大のポイントになるだろう。ノーベル賞受賞の北川副学長が認定のため指揮を取るという。北川副学長は、伏流性を重視し独自の評価軸を作り、講座制を廃止し、若手が活躍できる研究環境・評価制度を整備することを重視するという。己の狭い研究分野に留まることなく、卓越大の認定に取り組む北川副学長の姿は、ノーベル賞よりも価値があるように思う。