世界中の株式市場で、ずば抜けた上昇率を誇っているのが半導体メモリー株だ。莫大な数の半導体メモリーを必要とするAIの需要が強いため、価格がうなぎ登りに上がっている。今や、半導体メモリー不足のために、AI以外の製品は値上げを余儀なくされている。ところが、その半導体メモリー株が全世界で急落した。きっかけは米グーグルの研究者が24日に発表したTurboQuantという画期的な新技術だ。大規模AIモデルなどで使うメモリー容量を削減できる新たな圧縮アルゴリズムのことで、グーグルの試験環境ではAIモデルの精度を損なうことなくメモリー容量を「少なくとも6分の1以下に減らせる」と説明している。この技術はグーグル版DeepSeekとも言える。中国AI新興が25年1月に低コストAIを発表し米AI業界を揺るがした当時に匹敵する衝撃だと言われている。この新技術で半導体メモリー不足が一時的に緩和されるのは間違いないだろう。でも、この新技術が創出されたからこそ、AIは益々発展し、半導体メモリーの需要も益々旺盛になるに違いない。進歩とは、そういうものだと思う。
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