春一番あれこれ

今年の関東の春一番は2月23日に吹いた。気象庁は春一番を、冬から春に季節が変わる時に初めて吹く暖かくて強い南寄りの風と定めている。でも地方によって定義は少し違う。関東の場合、立春から春分の間で、日本海の低気圧に向かって南から風が吹き込むこと、風速が秒速8m以上となっている。春一番と聞くと、春の訪れという明るいイメージを想像しがちだ。でも、その言葉の由来は、江戸時代末期に長崎で暴風による海難事故が起きて漁師53人が亡くなり、春先の強風を春一番と呼んで警戒するようになったとのこと。因みに、春一番の後に吹く風には、春二番、春三番もある。春二番は桜を満開に導く暖かい風という意味で「花起こし」、春三番は満開を迎えた桜の花を散らす風という意味で「花散らし」とも呼ばれている。関東はもうすぐ「花起こし」で満開を迎える。「花散らし」までの期間が長ければ良いと思うのだが。