福島原発事故の悲惨さが薄らいでいるのは

早いもので、明日で東日本大震災から15年を迎える。実害は、東日本大震災と言うよりは福島原発事故の後遺症だ。毎年3月11日に福島県が開催している東日本大震災の追悼復興祈念式で読み上げられる内堀雅雄知事の式辞が前日に公表された。でも、知事本人は視察していないのにその場で話を聞いたかのような言い回しが多かったのが問題になっている。新聞やテレビで取り上げられた被災者の発言や情景描写の表現を被災者や報道機関への事前連絡をしないまま引用しているのだ。内堀知事は就任1年目の2015年から式辞を読んでいる。当初は犠牲者への冥福を祈り、復興への決意を述べていたが、22年から東京電力福島第1原発事故被災地の個別のエピソードも盛り込むようになった。23~25年は知事本人が視察していない行事やイベントについて触れ、その場にいた被災者の具体的な声も紹介している。パクリの知事とも言えそうだ。少なくとも、内堀知事からは、福島原発事故の悲惨さが薄らいでいるのは間違いない。残念。