AIバブルの崩壊は近いかもしれないとブルームバーグが伝えている。米株式市場に異変が生じているという。その混乱には投資家の相反する2つの懸念があるからだ。1つ目の懸念は、AIが経済のあらゆる分野を劇的に破壊するというもの。AIに取って代わられるリスクがわずかでもあれば、その企業の株式が売られる状況にある。ソフトウエア業界の融資債権のうち177億ドル分がデフォルトの恐れがある。2つ目の懸念は、巨大テクノロジー企業が毎年AI分野に投じている数千億ドルもの資金が、近い将来、本当に成果を生むのかというもの。ビッグテック主要4社の今年の設備投資額は合計で100兆円規模に達する見通しだ。投資競争が過熱しているとの指摘が出ている。ただ、2つの懸念は矛盾しているので、ともに正しいとは限らない。投資家はAIの展望が株式にとって肥沃な土地ではなく地雷原であることに気付き始めているという。このため、投資家はクレジットデリバティブ(金融派生商品)の購入を通じて借り手のデフォルトリスクを回避する動きを活発化させている。その総額は3兆ドルだ。リーマンショックは1兆円だった。もし、AIバブルが弾ければ、リーマンショック以上の金融危機に遭遇することになる。
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