日産はなぜ危機を繰り返すのか

「日産2年連続巨額赤字の見通し」との報道。通期見通し6500億円の赤字だ。CEOにイヴァン・エスピノーサが登場したが、日産はまた赤字を繰り返すのだろうか、今後どうなるのだろうか。志賀俊之元最高執行責任者COOが「日産はなぜ危機を繰り返すのか」を語っている。要因の1つは、トヨタの厳格な現金収支経営に較べ、日産は日本興業銀行の川又克二が社長だったので、お金に困っても興銀が貸してくれるという体質。そのお蔭で開発部隊は世界初の新技術に挑めた。半面、必ずしももうからない車が誕生する構図になった。現在のキャッチフレーズ「やっちゃえ日産」に通じるものがあると指摘する。2つめは、当時ゴーンは世界一の自動車会社を目指し台数志向の拡大路線を進めたが、その後変質しトップダウン型の会社になり、現場が「指示待ち」に陥ってしまったこと。3つめは、EVで巻き返しを図ったが、テスラに敗れたこと。更に、自動車業界は「100年に1度」の変革期にあり、車がスマホ化している。とくに、ソフトウエアの世界でも生成AIが鍵を握っている。でも、日本はAIが弱い。日産が生き残るには、他者との提携が必要だと言う。課題はクリアーだ。一層のこと、志賀が社外取締役として、腕を振るってみたらどうだろうかと思った次第。