プルデンシャル生命保険の課題

プルデンシャル生命保険の社員や元社員合わせて107人が、顧客から計31億円をだまし取っていた問題が発覚した。一連の問題の責任をとって間原寛前社長が1日付けで引責辞任し、今後は同社の業務に一切関与しないとしている。4日には新規の保険販売を9日から90日間自粛すると発表した。プルデンシャル生命保険は、アメリカ最大級の保険・金融サービス機関プルデンシャル・ファイナンシャルの一員の生命保険会社だ。ライフプランナー制度で幹部社員が徹底教育されているのが有名だ。プルデンシャル生命保険は、これまで過度に営業実績と連動する報酬制度を導入してきた。営業成績が良ければ高額報酬となり、悪ければ無報酬・クビになる。生命保険会社の営業担当者は形式上は社員だが、法制度上は個人事業主なのだ。結局、保険加入率が80%を超えている現在で、このビジネスモデルを続けるには限界が来ているのだ。従業員教育だけでは乗り切れない。生命保険会社には、新たなビジネスモデルが求められている。経営者の腕の見せ所とも言えそうだ。