佐藤伸一東大医学部教授が収賄容疑で逮捕された。大麻由来のカンナビジオールを社会連携講座で共同研究していた日本化粧品協会の引地功一代表理事から、異常な接待を受けたというもの。引地代表理事は「接待額が1500万円に達したうえ、1300万円の裏ガネを強要された」として刑事告訴し、東大医学部教授らのたかり体質を証言した。接待は、料亭や銀座の高級クラブに始まり吉原ソープランド通いを繰り返したというから、開いた口が塞がらない。昨年も東大病院の准教授が収賄容疑で逮捕されているから二人目だ。週刊誌は「東大医学部の権威利用」は常態化していたと報道しているが、実態は分からない。文科省は佐藤教授の逮捕報道を受け「国際卓越研究大学の認定審査打ち切り」を示唆した。国際卓越研究大学に認定されれば最長25年、毎年数百億円の助成金が支給され、研究は劇的に進捗するはずだ。氷山の一角である犯罪をもって、国際卓越研究大学の認定を止めることは、余りにも間尺に合わない。文科省の卑小な潔癖さが、日本学術発展の足枷になっているとも言えそうだ。
コメントをお書きください