尹錫悦前大統領に対する内乱首謀罪裁判で、検察が死刑を求刑し、判決公判は今月に予定されている。それにしても、何故韓国では大統領が退任後に裁かれることが多いのだろうか。歴代大統領の朴正熙、全斗煥、盧泰愚、金泳三、金大中、盧武鉉、李明博、朴槿恵が裁判にかけられている。中には、暗殺や自死もあるが、多くは実刑となりその後特赦されている。その要因は、大統領の権限が強すぎて権力が肥大化し易いこと、任期が1期制で保守・革新が入れ替わること、地域・世代・イデオロギーが断層化しているので過激行動になり易いこと、北朝鮮・米中対立という外部要因の影響が極めて大きいこと等々、だ。構造的に大統領は退任すると非難の的に晒されることになる。しかも韓国は、安全保障は米国に、経済は中国に深く依存している。政権が変わるだび、米国寄りになったり、中国寄りになったりする。この構造が変わらない限り、政権交代後のゴタゴタは無くなりそうもない。
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