「すしざんまい」あれこれ

寿司チェーン「すしざんまい」が、初競りで大間のマグロを史上最高値となる5億1千万円で落札した。いくらご祝儀相場とはいえ、余りにも常識外れの高額だ。テレビには社長の得意満面な顔が大写しにされていた。しかも、この大間のマグロを、通常価格で提供するという。「すしざんまい」の経営は絶好調のように見える。ところが、現実は「すしざんまい」は経営不振に陥っているとのこと。売上高はコロナ禍前に較べ半減し、店舗数もピークの62店舗から45店舗へと減少している。寿司業界は高級店から大衆店、回転寿司チェーンら入り乱れ、かつてないほど群雄割拠の様相を呈している。大手チェーンはスシローを筆頭に好調をキープしている。高級グルメ回転寿司もインバウンド需要で着実に勢力を伸ばしている。だが、中途半端な寿司店はどんどん淘汰されている。「すしざんまい」は、かつては一世を風靡したが、現在は中途半端で客足が減っているのだ。また来たいと思うリピーターが減れば、店は衰退する。「すしざんまい」は、如何にリピーターを増やす仕掛けを創り出せるかが、運命の分かれ道になりそうだ。