「エプスタイン文書」も黒塗り

米司法省が「エプスタイン文書」の公開を進めている。エプスタインは、少女らを対象とした性的人身売買罪で起訴され、その後自殺した富豪であり、彼の交友関係や活動を示す資料は長年注目されてきた。多くの著名人が登場する。なかでも極めつけがトランプ大統領だ。焦点はトランプに関する資料だ。当初トランプは公開を執拗に拒んでいた。ところが、最近になって漸く公開を容認した。まず、政権はエプスタインと民主党のクリントン元大統領の関係に焦点を当てることで、論点をずらそうとした。そして公開されたが、黒塗りだらけだ。トランプと女性らが一緒におさまった写真は削除されていた。黒塗りには「潜在的な被害者情報を保護するために黒塗り」との注釈が付けられていたという。トランプの圧力による結果とみるのは明白だ。まるで財務省の森友問題を彷彿とさせる。何処の国でも、権力者は「カラスは白い」と言わせることが出来るのだ。共和党の自浄作用が少しでも高まれば「カラスは灰色」になるのだが。