富士通が成果主義から手挙げ制度に

富士通の人事施策が大転換を迎えている。富士通と言えば、成果主義や目標管理評価制度などをいち早く導入したことで有名だ。当時は、富士通を見習い成果主義を導入する企業が多かった。だが、成果主義は失敗だったと振り返っている。導入自体が目的化してしまって現場の共感が得られなかったこと、年功的なものが残り一貫性が無かったこと、ハイパフォーマーでもない人が白けてしまったこと、等が原因だという。今回は「手挙げ制度」を導入したとのこと。応募者数は計約3万5000人で異動者数は1万3000人を超えている。この制度を利用して、入社5年目にして部長級に昇格した20代社員も出てきたという。この制度はプロのスポーツチームを想起させる。待遇に加えて自分の活躍や成長を考えて、チームや指導者を選ぶ。優秀な選手に選ばれるチームは、成長の好循環に入りどんどん強くなっていく。一方、実績に乏しく、腹に落ちない指示が多いリーダーが率いるチームには、優秀な選手が集まらず勝ち抜くことが難しくなるという仕組みだ。技術革新の激しい業界だからこそ理に適った制度だと思う。