建前と本音を近づけること

高市政権が「非核三原則」の見直しについて議論する方向で検討に入ったとのこと。「非核三原則」は、1967年に佐藤栄作が国会で「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」を表明し、ノーベル平和賞を受賞した。それ以来、日本政府の基本政策となり、歴代内閣は堅持してきた。日本は、佐藤政権以来「米国の核の傘に守られている」ということになっている。高市政権は、非核三原則のうち「持ち込ませず」という原則を見直そうとする目論見だ。でも「持ち込ませず」を順守すれば、米軍の核搭載艦船の日本寄港などが認められず、有事の際に米国の核抑止力が弱まるというのが、見直しの論拠だ。しかし、でも、現実社会では、米軍の核搭載艦船が日本に寄港しているばかりではなく、沖縄には米軍の核が多数配備されているのが現実だ。建前と本音が交錯している。建前と本音を近づける高市は、少し偉いと思う。