DNA二重らせん構造を発見したワトソン博士が死去

DNAの二重らせん構造を発見したジェームズ・ワトソン博士が死去したとのニュース。英物理学者のフランシス・クリック氏と共同で、遺伝情報を担う分子であるDNAの二重らせん構造を解明し、20世紀後半のバイオテクノロジー革命の基礎を築いたことで有名だ。1962年にノーベル医学生理学賞を受賞。後の遺伝子工学や遺伝子治療など、DNAを基盤とした医療や技術の発展へとつながった。偉大な功績だと思う。大学教授、研究所長、全米科学アカデミー及びイギリス王立協会会員と王道を歩き、大統領自由勲章も受勲した。しかし、その反面、問題も多かった人物だったようだ。そもそもDNA二重らせん構造の解明をする大元となったX線回折写真は他人から不正に入手したものだという噂がある。更に、人種差別発言によって名声は地に落ち、学会から見放された。経済的に困窮し、ノーベル賞のメダルを競売にかけた。存命のノーベル賞受賞者が競売にかけた第1号となった。その他、肥満による体型差別や性差別的な発言もしたという。果たして、ワトソン博士の一生は幸せであったのだろうか?