和田秀樹医師の高齢者向けの著書が大ブレークしている。自分も何冊か読んだが、和田医師の不健康な生活習慣には驚かされた。従来言われていた健康維持のための生活習慣とは全く真逆だ。医師ではない自分でも和田医師の健康を心配してしまうほどだが、本人は至って意気軒昂。要は、気の持ちようということなのかもしれない。「65歳、いまが楽園:和田秀樹:扶桑社」の指摘ポイントが面白い。「シニア世代が真に求めているもの」を開発し提供すれば、ビジネスチャンスが広がり日本経済が活性化すると言う。シニア向けの商品やサービスというと健康食品や介護グッズばかりがクローズアップされがちだが、それは間違いだと指摘する。小金を貯め込んでいる高齢者の食欲は「量」ではなく「質」に向いている。おいしいものを少しずつ、ゆっくり味わえるレストランが少ない。ファッションの分野でも、自分の年齢にふさわしい、上質で落ち着いたデザインの服は手に入りにくい。自動車でも同じだ。「高齢者は免許を返納」とは言うが「75歳以上でも安全に乗れるクルマ」を大々的に宣伝するメーカーは無い。シニア世代にとって「欲」とは、単にモノを手に入れるというより「満たされる時間をどう過ごすか」という感覚に近い。そこにビジネスチャンスがあると指摘している。
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