学習指導要領の大刷新を

小中高校の学校教育の基準となる学習指導要領の改訂は、10年ごとに行われることになっている。改訂に向け、文科省が専門家部会に、教育内容の大枠「論点整理」案を示した。今後、各教科ごとのワーキンググループで議論され来年度中に専門家部会の答申としてとりまとめられる予定だ。「論点整理」案を読んでみた。と言っても、抽象的な文言の羅列で、難解で、膨大な量だ。殆ど理解することは出来なかった。分かったのは、情報活用能力を向上させることが付け加えられたこと位だ。言えることは、全体が従来路線上にあり、不都合な箇所をパッチワークしているだけ。膨大で無駄な作業だと思う。いま日本の小中高大教育で最も重要なことは、暗記中心の教育から、問題解決能力向上のための教育に転換することだ。学習指導要領を革命的に大改訂しなければ、世の中に出ても使えない人間ばかりが増え、世界から取り残されてしまうというのに。結局、文科省の大作文が、日本人の社会的適応能力を貶めていると言える。