選考には顔の要素も重要だ

自公の退潮が著しい。参院選で自公合わせて50議席が過半数維持の分岐点になっている。恐らく過半数を大幅に割るに違いない。自民もさることながら、公明の支持率低下が顕著だ。公明新聞が、複数選挙区の7区で全員落選しかねないと分析している。組織の引き締めのためとも言われているが、本音だと思う。退潮の要因は、池田会長の死去と会員の高齢化によるパワー不足であることは間違いない。でも、それ以上の要因を抱えていると思う。公明党の理念は「平和」だったが、山口元代表時代に保守の座を固守するため敵基地攻撃能力の法案に賛成した。思えば、公明が「平和」と決裂した瞬間だった。党が豹変したのだ。それを引き継いだのが石井啓一。石井は東大卒の官僚出身で、代表就任2ヶ月後には衆院選で落選し、代表を退いた。そして、現在の斉藤鉄夫が引き継ぎ、幹事長には西田実仁が就任した。公明の退潮の要因は、自分は別にあると感じている。顔だ。石井の顔は官僚そのもの。しかもゴッツい官僚顔なのだ。国民なら誰でも毛嫌いする顔なのだ。埼玉県民は機敏に察したのだろう。更に、斉藤鉄夫は、ドラえもんののび太そのもの。おまけに、西田実仁は貧相そのもの。創価学会員でなくても、頼りなく感じる。公明は、パワーバランスではなく、顔も選考の要素に加えるべきだと思った次第。