魚は頭から腐る

外国貿易法違反容疑をかけられた大川原化工機の冤罪が確定し、警視庁の鎌田徹郎副総監と検察庁の森博英公安部長が謝罪のため大川原化工機を訪問した。ところが、島田元取締役を山本と間違え、社名を大川原化工機工業と言い間違えた。しかも、間違えたことに一言の謝罪も無かったという。この事件では誤認逮捕された相嶋元顧問が治療を受けられず亡くなっている。副総監と公安部長の謝罪が、如何にお座なりであったことかが良く分かる。トップが一応形なりに謝罪したのだから、これで一件落着という訳だ。警察・検察関係ではこの種の話が多い。高輪のレイプ事件では、逮捕直前に中村刑事部長が天の声を発し、逮捕を阻止した。その功績で、中村は警察庁長官にまで登り詰めた。木原元副官房長官の妻関連の殺人事件では、露木警察庁長官が「事件性なし」として、殺人事件に蓋をしてしまった。警察は頭から腐っている。魚は頭から腐る。いつになったら、信頼される警察に生まれ変わるのだろうか。