石破首相が衆院内閣委員会での減税議論の中で「わが国の財政状況はギリシャよりもよろしくない」と発言した。加えて森山幹事長が「日本の国債の評価がギリギリのところまで落ちている」と財政悪化を強調した。その発言に対し、高市前経済安全保障担当相が反論した。「日本の財政状況は、連結バランスシートで見るとG7の中で2番目に良い。市場の評価もそうなっている」と指摘。更に首相らが日本の信用不安を起すような発言はすべきではないと諫言した。政府は口を開くと財政赤字と言い続けているが、実際はどうなのだろう。高橋洋一嘉悦大教授も亡くなった経済評論家の森永卓郎も、グロスではなくネットで評価すべきだと言っている。日本の負債は1700兆円でGDPの3倍以上だが、資産が1100兆円ある。差し引き約600兆円だが、先進国では当たり前の水準だと指摘している。財務省は、資産は売れないものばかりと反論するが、売れると断言し、その手法を明らかにしている。更に森永卓郎は通貨発行益を加えれば、本当の債務は数兆円しか無いという。もう、そろそろ財務省の言い分にメスを入れる時が来ていると思う。財務省の呪縛から解かれ、国際標準で財務を俯瞰出来るかが、石破が名宰相となるかの分かれ道になると思う。でも、財務省に立ち向かえるとは思えない。果たして何代先の首相が出来るのだろうか?残念としか言い様がない。
コメントをお書きください