「2025年7月5日に日本で大災難が起きる」そんな不安な噂がSNSで急速に拡散しているという。香港では「日本に行くのは危険」という声が高まり、日本行き航空券の予約が最大で3割減少したとのこと。野村総研の試算によると、アジアからの年間訪日者数約3,100万人のうち、噂の影響で約240万人が旅行を見合わせ、インバウンド需要が約5,600億円減少する可能性があるとしている。噂の震源は、日本の漫画家で霊媒師のたつき諒が書いたベストセラー漫画の「私が見た未来」だ。この漫画はたつき諒自身の夢を夢日記として記録し発表したものだという。「私が見た未来」には、東日本大震災を言い当てた実績がある。更に「本当の大災難は2025年7月にやってくる」と明記されている。「日本とフィリピンの中間あたりの海底が破裂し、南海トラフ地震を超える壊滅的な大津波が日本を襲う」というイメージが描かれている。夢を見た日が2021年7月5日4時だったので「2025年7月5日4時に大災難が起きるのでは」という解釈がネット上で広まったようだ。香港の著名な風水師の発言が噂の拡散に拍車をかけているらしい。政府は異例の火消に追われているという。インバウンド需要も良いが、中国人のマナーの悪さに観光地は辟易している。頭を冷やすには、適度なブレーキになるかもしれない。
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