ナッツの効用

ナショナル ジオグラフィック日本版によると「いろいろな種類のナッツを食べることは、心臓を守り、脳機能を向上させ、慢性疾患のリスクを下げるシンプルかつ強力な方法だ」とのこと。アーモンド、ピスタチオ、ブラジルナッツ、ピーナッツ、クルミの効果を挙げている。アーモンドは、がんや2型糖尿病のリスクを下げ、体重管理にも役立つ。豊富に含まれるビタミンEは、皮膚を健康にし、免疫系を強化し、血管機能をサポートする。ピスタチオは、光によるダメージから目を守り、認知機能の低下から脳を守るルテインとゼアキサンチンを豊富に含んでいる。9種類の必須アミノ酸のすべてを含む完全タンパク質とのこと。ブラジルナッツは、甲状腺の機能を健康に保ち、白血球を増やして病気や感染症に対する身体の抵抗力を高める。但しセレンは毒性があるので1日3粒程度が良いという。ピーナッツは、タンパク質と葉酸が豊富だ。タンパク質は筋肉の成長と組織の修復に不可欠であり、葉酸は赤血球やタンパク質などをつくるほか、胎児の健康な発育のためにも重要な栄養素になる。クルミは、オメガ3脂肪酸を含み、気分を高めたり、目や皮膚や関節の健康を改善したりと、多くの健康効果がある。そのほか、中性脂肪の減少、炎症の抑制、血圧の改善にも関連しており、心臓病のリスクを下げるのにきわめて重要。但し、ナッツは高カロリーなので食べ過ぎには注意が必要。毎日少量のミックスナッツを摂ることにした。