立憲君主制の終焉か

エリザベス女王の弔問客が、24時間待ちの行列をなしているという。地方からも多くの人が女王を追悼するため首都ロンドンに集まっているとのこと。エリザベス女王が如何に英国民から慕われ、尊敬されていたかが偲ばれる。英国民の心の拠り所だったのだろう。今どき、これ程慕われる元首は他国にはいないだろう。一方、女王の逝去に伴い、チャールズ皇太子が国王に就いた。就任する様子がテレビ放映された。チャールズは、書面にサインする。その時、インクが漏れ指に付着した。ナンテコッタという顔をして、不機嫌さを表した。取り巻き連中はアタフタしている。そのテーブルは小さい。ペン置きが邪魔だ。何でこんなものがここにあるのだと言わんばかりに、ペン置きを落とそうとした。この光景を見ていて、チャールズは国王の器に非ずと直感した。こんな些細なことに腹を立てる人物が、一国を率いていける訳が無い。エリザベス女王の逝去で、英国の君主を元首に戴く立憲君主制は終焉すると感じた次第。