節電ポイントの誕生秘話

物価高対策が参議院選挙の最大の争点に浮上する中、政府が目玉として打ち出した政策が「節電ポイント」だ。21日に発表したが、国民の評価はボロクソだ。月当たり数十円のポイントしか付かないのだから、バカにするなと非難囂々。政府は慌てて、24日にイロを付けた。節電プログラムに参加した世帯に2000円相当のポイントを支給すると共に、電力会社の節電ポイントに国がさらに上乗せする方針を明らかにした。イロを付けても、物価高対策としては全く寄与しない。恐らく、こんなやり取りがなされたのだろう。「物価高の最大要因は電気代です。国民はポイントが好きだから、節電ポイント制を導入すれば国民に受けますよ」「そりゃグッドアイデアだね。早速発表しよう」「評判が芳しくないです。月数十円の効果しか無いようです」「そりゃ小さ過ぎる。参加世帯には2000円分を上乗せしよう。待てよ。それでも小さい。国独自のポイントもオンしよう」。これはあくまで自分の想像だが、恐らく9割方は当たっているに違いない。