花と美食の城下町へ

先月、出没!アド街ック天国で「千葉佐倉」を放送していた。副題が「花と美食の城下町」で、文化の質が高いとの触れ込み。一度行ってみるかということになった。チューリップの季節は過ぎていたので、佐倉ラベンダーランドを訪ねた。生憎ラベンダーの時期には早過ぎたが、咲き誇れば綺麗だろうと空想した。まだ背の低いポプラもある。何年かすると、北海道好きが集まるようになるかもしれない。国立歴史民俗博物館のある佐倉城址公園は、広大で樹木の手入れも行き届いていた。散歩するには快適だ。佐倉市は財政に恵まれているのだなと感じた。市立美術館も覗いてみた。入館者はゼロで何人かの監視&説明員がジッと座っていた。日本のホワイトカラーの生産性が上がらない訳を実感した。旧平井家住宅と旧今井家住宅は、手入れをしないバラック同然だった。国の登録文化財の名が廃ると思った。昭和初期から開業している房州屋で蕎麦を食べた。味は今一だったが、悠久の時が流れていた。インスタスポットとして注目されているという竹林の小径であるひよどり坂は趣があった。結局、花と美食は堪能出来なかった。でも、車のお守りにはなった。