嬉しくもあり、懐かしくもある

三菱電機が海洋牧場の実現を目指しているとのニュース。魚は音を聞き分けられる。音波で魚群を誘導しようと狙っている。まずは、魚の嫌がる音波で魚群を遠ざける技術を開発したとのこと。更に好みの音波で魚群を集める技術にも取り組んでいる。これらと、音波の方向をコントロールする技術を組み合わせ、漁網の要らない「海洋牧場」の実現を目指している。でも、同じ調子で音を届けると慣れてしまって効き目が薄れるため、出力間隔を変化させることで、慣れを解消する必要があるとのこと。この研究が更に進めば、魚種別のコントロールも可能になるかもしれない。音波による海洋牧場について、自分は40年前頃に考えたことがある。だから、三菱電機の海洋牧場開発は、嬉しくもあり、懐かしくもある。一方で、三菱電機は品質不正が発覚し、調べれば調べるほど不正が出て来るので、まさに泥沼の中にいる。そこでこう思う。三菱電機は、まず泥の中にいるドジョウを見つける技術を開発し、更に更生させる技術を開発すべきではないかと。