居眠り議員は不要

広島県安芸高田市の石丸市長が注目されている。議会の機能不全を是正するため、議員の半減化を目指している。本人は、京大経済学部卒で三菱UFJ銀行に入行したが、前市長が河井元衆院議員から現金を受け取り辞職したことで、銀行を退職し出馬を決断。市長就任早々「居眠り議員は不要」とツイート。転職サイトで全国から副市長を公募する議案を提出したが、財政難を理由に議会で否決。性的マイノリティのカップルが婚姻と同等の扱いを受けられるパートナーシップ宣誓制度を導入するなど、先進的な政策を次々と進めている。「政治の見える化」を掲げる石丸市長が、どうしても実現したい肝いりの政策は市議会の議員定数半減だ。安芸高田市の人口は27,000人だが、議員は16人もいる。石丸市長は議員に対し「質問しない。居眠りする。説明責任を果たさない」と批判している。勿論一方で反対意見も多い。実現するかは別として、これを契機に、国会での居眠り議員撲滅と議員数削減に話題の焦点が移ることを期待している。