杜撰過ぎる国交省

国後島で発見された2遺体について、ロシアから日本へDNA鑑定のために必要な材料の提供を求める要請があったとのニュース。このニュースに我が耳を疑った。知床半島沖で観光船が沈没した事故で、今も行方不明者の捜索が続いている。ロシアから女性の遺体が発見されたと、日本に連絡があったのは5月10日のこと。既に20日も経過している。何故この間政府は全く対応を取らなかったのだろうか。ロシア通の鈴木宗男参院議員は「ロシアからDNA鑑定の要請が来ていて、日本側が早く返事しなければ、身元確認できない」と急かしている。一方斉藤国交相は「いま、家族の間にご協力を求めて、それを集めている」と呑気だ。観光船沈没事故では、いまだ12人の行方が分かっていない。2人の遺体は、身元の確認がされていないため、今も国後島に安置されている。国交省は、観光船の検査も杜撰だったが、事後の対処も極めて杜撰だ。国交省の仕事は、斉藤にとって荷が重すぎるようだ。