毘沙門堂、平等院そして桂離宮

観光案内書に紅葉の名所は多く載っているが、青モミジの名所は載らないものだ。でも、紅葉の名所は当然青モミジの名所でもある。従って、青モミジを求めて、5~6月に紅葉の名所を散策することになる。今回は、山科の毘沙門堂と宇治と桂離宮を訪ねることにした。山科の毘沙門堂の紅葉の絨毯を敷き詰めた石段は、JRの「そうだ京都、行こう」で一躍有名になった。でも青モミジは落葉しないから青絨毯は無い。その代わり、上を見上げると陽に透ける青モミジのグラデーションが素晴らしかった。しかも、紅葉の時期と違い、青モミジの時は閑散としている。モミジを愛でる最高の季節だ。宇治の青モミジも綺麗だった。始めて平等院に行ったのは60年前の中学修学旅行だった。その時は、平等院よりもクラスメートの方が印象に残っている。今回は初めて平等院を知る機会になったような気がした。明日は初めて桂離宮を訪問する。カミサンの名前は桂離宮から採っている。今まで何度京都を訪ねたことだろう。殆ど行く尽くした感がある。桂離宮は、我が家にとって究極の京都訪問地になるかもしれない。