JRタダ乗り詐欺とJRの土壌

セコい事件が発覚した。元国会議員のJRタダ乗り。旧社会党などで衆院議員を4期、旧民主党で参院議員を2期務めた山下元ベテラン議員だ。落選後12年経つというのに、期限切れのJR無料パスを不正使用し、議員バッジをつける工作までして騙していたという。新幹線グリーン車を入手するには国会議員指定席・寝台申込書の提出が必要。実在する議員名を書いて往復のグリーン券を申し込んだが、JRが間違えて片道2枚を発行。間違いに気付いた駅員が実在する議員に連絡した結果、なりすましが発覚。もし12年間、月2回使用していたとすると総額は1000万円を超えるという。詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕されたが、本人はその理由を「楽なグリーン車にタダで乗りたかった」と言っている。過去に国民年金未加入問題や高額本売買手数料搾取などで取り沙汰されたことがあるとのこと。要するにセコい輩の代表なのだ。因みに事件発覚前までは立憲民主党岐阜県総支部連合会の常任顧問だった。でも、このようなただ乗りにはJR側の問題も有る。JRの現場には上部から「国会議員とは絶対もめるな。議員バッジを見たら何も言わず通せ」とのお達しが出ているという。タダ乗りの土壌はJR自身が醸成しているようだ。