行動が伴わない地震対策

最近地震がやたらと増えた。しかも、微かに感じる地震ではなく、東日本大震災を思い出させる比較的大きな地震だ。気象庁によると、M4以上の月別の地震は、東日本大震災が起きた2011年3月には2502回あり、その後は急激に減った。2012年12月には239回あり、今年3月はそれ以来の多さで195回もあったとのこと。195回の震源地の内訳は、福島・宮城県沖73回、台湾付近38回、沖縄本島北西沖20回、その他64回。今月に入っても全国で頻発しており、千葉県北西部と愛知県東部でM4以上の地震が起きている。現在の科学では地震予知は不可能だ。でも、日本の歴史を見れば大地震は必ず起きる。ならば、起きるものとして対策を進めるのが人間の知恵というものだ。常日頃もし地震が起きてライフラインが閉ざされても、1週間程度は耐えられるよう水・非常食の備蓄は必要だ。地震学の進展を望むより、地震と共生することを目指す方が賢明だと思う。でも、そうは考えるのだが、我が家の備蓄は1週間分の水しか無い。行動が伴わないのが地震対策の最大の問題なのかもしれない。