岸田首相の半年経過後の評価

岸田政権が発足し半年経ち、岸田がこの半年を振り返った。「課題山積みで気の抜くことの出来ない半年であった。大変難しい判断、決断の連続だった」と語ったが、その通りだ。では、少しでも課題の見通しは立ったのだろうか、解決したものはあったのだろうか。新型コロナウイルス対策では、3回目ワクチンの早期接種を怠りオミクロン株を蔓延させてしまった。先手で鎖国したものの鎖国を解く決断が出来ず経済の足を引っ張り通しだ。まん延防止措置を解除したもののフォロー体制をとらないから再拡大し始めている。ウクライナ戦争には後ろ向きで、G7の様子見しかしていないので、日本独自の行動が取れない。経済再生では「新しい資本主義」を掲げたものの、中身が無いことがバレてしまって手詰まっている。ロシア発のエネルギークライシスに打つ手が無くお手上げ状態だ。要するに、岸田という首相は空気みたなもので、首相としての役割を全く果たしていない。菅前首相に較べれば、岸田は会見の数は多い。だが、自分の言葉で力強くは喋らない。暗記した文章を辿々しく口にする。聞けば聞くほど軟弱で不安が増す。日本は岸田と共に底無し沼へと沈んでいくような気分になってきた。