菅首相は何故いま訪米するのか

死に体の菅首相が、訪米するという。死に体の首相の言明は空虚そのもの。世界中の誰も信用しない。だから、その言が国際関係に寄与出来るはずがない。でも、菅は訪米するという。何故なのだろう。幾ら日本サイドから考えても答えは出てこない。だが、米国サイドから考えると肯ける道理はあるようだ。バイデン大統領は、コロナ対策、ハリケーン被害、アフガン撤退で非難の的になっている。所謂三重苦だ。しかも、バイデンは為す術が無いのだからこの三重苦には無能だ。しかしバイデンにはもう一つ重要な政策がある。対中国だ。恐らくバイデンは対中国政策で、挽回しようと思っているのだろう。いま日本では次期首相を決める自民党総裁選が行なわれようとしている。岸田対河野の争いになりそうだ。そこで、バイデン米国は考える。岸田は親中派だ。一方河野はアメリカ被れ。バイデンから見れば、対中国政策を進めるには次期首相は河野でなければならない。従って、バイデンは賞味期限の過ぎた菅を呼びつけ、何があっても河野だと菅に命令する。自民党は米国のポチだから、バイデンの命令を聞いた菅が情報を流し、河野に決まる。結局、菅の最後の華は、単なる米国のトランスフォーマーなのかもしれない。