乳酸菌と善玉菌

我が家の朝食は洋食で、毎朝デザートには季節のフルーツとヨーグルトがつく。ヨーグルトを欠かさないのは腸内の善玉菌を増やすからだと信じているからだ。今でも日本中の家庭がヨーグルトの効能を信じていると思う。ところが、調べてみると、昨年11月に「ガッテン」で、腸内環境を改善させるはずのヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸に届いても通過菌として排除されてしまうと放送されている。多くのヨーグルトメーカーが存在するので、NHKとしては衝撃的な内容だと話題になったという。問題は乳酸菌を食べれば、そのまま善玉菌として腸内に留まるという誤解だ。乳酸菌は腸を通過するときに酢酸やプロピオン酸などの短鎖脂肪酸を産出し、常在菌を助ける。だからヨーグルトを摂り続けることが大切だ。そして善玉の常在菌を増やすには、エサとなる水溶性食物繊維を摂取することだという。何のことはない。結果論として、フルーツとヨーグルトを摂ることは善玉菌を増やし腸内フローラを良くすることに繋がっているのだ。自分はヨーグルトの乳酸がそのまま腸内の善玉菌になると思い違いしていた。でも、カミサンは「ガッテン」に学んで、毎朝フルーツとヨーグルトを出すよう心掛けているのかもしれない。